・水のようなウンチが1日に何度も出る
・便の色が白くニオイが酸っぱい
・高熱が続いている・・・
赤ちゃんがこんな症状が続いている場合、もしかするとロタウイルスに感染している可能性があります。
ロタウイルスは免疫力の低い赤ちゃんを中心に、子供に多い感染症。
感染力がとても強く、冬にもっとも多く流行る感染性胃腸炎です。
まだ小さい赤ちゃんが感染すると、症状が悪化して入院が必要になる場合があります。
ロタウイルスの感染症から守るために、任意で予防接種ができるのですが、我が家では迷わずしました。
ワクチンをしたのにもかかわらず、我が家の赤ちゃんはロタウイルスに感染。
今回は、ロタウイルスの予防接種をした我が子が感染した時、どのような症状が起きたのか。その後、どんな予防法で2次感染せずに過ごせたのかについてご紹介します。
目次
赤ちゃんはロタウイルスに感染しやすい!原因や症状は?
ロタウイルスにはさまざまな型があり、一般的に体内に10~100個ほどのウイルスが入れば胃腸炎を引き起こす、強い感染力を持つ病気です。
ロタウイルスは1~3月にかけて流行し、症状によっては入院が必要になるほど重症化します。
免疫力の低い赤ちゃんの感染力が高く、保育園など集団生活を小さいうちからおこなう環境な子供は、注意が必要です。
日本ではほとんどありませんが、ロタウイルスが重症化し死亡するニュースもありました。
ロタウイルスは一度感染したから安心ではなく、2回、3回と何度も感染します。
通常は2次感染であれば入院が必要になるほど重症化はしませんが、絶対とは限りません。
ロタウイルスに感染した赤ちゃんの症状
・嘔吐を何度も繰り返す
・便の色がいつもより白い
・酸味のあるニオイが便からする
・水のようなウンチ
・1日に何度も下痢をする
・39度の熱が続いている
ロタウイルスの潜伏期間は1~3日で、発症してから約7日ほどで症状は落ち着きます。
症状は個人差がありますが、まれにけいれんや引きつけを起こすことがあるので、意思表示ができない赤ちゃんはママやパパがしっかり様子を見てあげましょう。
ロタウイルスのワクチンで赤ちゃんの感染予防ができる?
赤ちゃんをロタウイルスから守るために、現在は2種類のワクチンで予防できます。
ロタリックス | ロタテック | |
初回接種日 | 生後15週未満まで | 生後15週未満まで |
最終接種日 | 生後24週未満まで | 生後32週目まで |
接種回数 | 2回 | 3回 |
耐ウイルス数 | 1種類 | 5種類 |
ロタウイルスの予防接種は、種類によって初回接種日と最終接種日があるので注意!
時期を過ぎてしまうと注射が打てないので、赤ちゃんが初めて定期予防接種をする時に、どうするか考えておくようにしましょう。
ロタウイルスワクチンの特徴を見ると、ウイルスを弱軟化するための数が1種類と5種類あります。
ロタテックの方はロタウイルスがもっとも流行する型すべてに対応していますが、ロタリックスも似たような効果が期待できると小児科で説明を受けました。
ロタウイルスのワクチンは任意!
ロタウイルスワクチンは、赤ちゃんが生まれてから絶対におこなうものではありません。
ロタウイルスのワクチンを打つと、下痢や嘔吐・発熱などの副作用を引き起こす可能性があります。
すべての赤ちゃんがとは限りませんが、少なからずぐずりやすいなどの症状はあるでしょう。
このような理由から、打つか打たないかは各家庭で考え方が違うので、夫婦で相談して決めることをおすすめします。
我が家の赤ちゃんはロタウイルスのワクチン後に感染!
ロタウイルスは大人でも感染するとのことで、どこからウイルスが自宅に運ばれるかわからなかったので、赤ちゃんが生まれてすぐにワクチンを打ちました。
ロタワクチンを打った夜に、副作用による熱が出たのですが、翌日に無事下りました。
これでロタウイルスの感染も安心と思い、本格的な冬を迎えました。
しかし、ロタウイルスの感染率の高い2月、どこから感染したのかわかりませんが、水便と下痢を繰り返してしまったのです。
熱もありミルクの飲みも悪いので、即効でかかりつけ医を受診。
そこで診断されたのが「ロタウイルス」でした。
思わず「え、予防接種していますけど・・・」と医師相手につぶやいてしまいました。
すると、「ロタウイルスのワクチンをしても、必ず感染しないとは限りません」ときっぱり。
赤ちゃんの場合、重症化しやすく脱水症状にだけは注意してくださいと説明されました。
また、ウイルスが原因なので特効薬はないとのこと。
下痢や嘔吐を抑える薬はありますが、体の中からウイルスが抜けるのを妨げるので、原則的には使用しないそうです。
我が家は下痢や嘔吐の症状が出てから、健康な状態に戻るまで6日かかりました。
ミルクでしか脱水症状を回避できない時は、一度に少量ずつ小分けするなど工夫するといいですよ。
入院するまで重症化せずに済んだのも、ロタウイルスのワクチンを打っていたからなのかなと思います。
赤ちゃんのロタウイルスは再感染もある!我が家の予防策
ロタウイルスに赤ちゃんが1度感染すると、次に感染しないとは限りません。
1回目があれば2回目も考えられるため、日頃からウイルスを寄せ付けない環境づくりが大切です。
我が家では重症化して入院が怖かったので、さまざまな予防方法でウイルスから身を守りました。
帰宅後の手洗い・うがいを習慣づけ
赤ちゃんが手洗いやうがいをすることはできないので、外出する機会が多い大人の習慣づけが大切です。
・外から帰ったら手洗い/うがい
・トイレから出たら手洗い
・料理をする前に石鹸で手洗い
徹底して清潔な状態を保つことを心がけました。
この習慣は子供が増えるたびに教え込み、今では家族みんな外から帰ったら手洗い・うがいが当たり前になっています。
部屋の中をとにかく消毒
ウイルスって持ち込まないほか、自宅で発生させないのもひとつの予防策です。
ロタウイルスのようにウイルス性胃腸炎って他の菌からも発生するため、それ以上拡大しないように処理したり除菌が大切。
たとえば、
・塩素系漂白剤を水に薄めたもの
・アルコール除菌剤
こういったアイテムを使って、ドアノブや扉、床などみんなが触りそうな場所を掃除します。
ウイルスを溜め込まない、広めないように消毒してロタウイルス感染を予防しました。
人混みの中に赤ちゃんを外出させない
一番は赤ちゃんを人混みの中へ外出させないことですね。
我が家の2人目と3人目は仕事の関係から、1歳未満で保育園へ通わせています。
3歳まで自宅で過ごした1人目と比べると、ウイルス感染が多いです。
集団生活で過ごすのだから、いろんな子供が居て当然ですよね。
人が集まる場所、たとえばデパートやスーパーなど、冬の間は一緒に連れて行かないように気をつけました。
赤ちゃんも一緒に買物へ連れて行かなくてはいけないときは、ネットスーパーなど自宅で買い物できるサービスを活用すると便利です。
まとめ
今回は、ロタウイルスのワクチンをした我が子が感染した時についてご紹介しました。
我が子はロタワクチンを打ったのにも関わらず、もっとも流行する2月に感染。
症状は悪化しなかったため入院せずに済みましたが、約半数の赤ちゃんは重症化して入院してしまうそうです。
ロタウイルスは感染力が強いので、再感染のことも考える必要があります。
我が家でおこなった予防策を、再度まとめます。
・家族でうがい/手洗いを習慣化
・塩素系漂白剤などで部屋を除菌
・人混みに赤ちゃんを連れ出さない
少しでも自宅にウイルスを持ち込まないことで、赤ちゃんのロタウイルス感染を抑えられます。
子供だけではなく大人が手洗いやうがいなどをすることで、家族みんなでロタウイルス対策をしていきましょう。