「ルイボスティーが妊活に効果的って本当?」
「ルイボスティーの妊活効果が知りたい」
多くの妊活成功者が愛用していたのがルイボスティー。
南アフリカ共和国でだけとれる「奇跡のお茶」は、精子と卵子の質を向上させる働きがあります。
さらに妊活時にはもちろん、妊娠中・産後にも飲み続けたい嬉しい効果が5つも。
今回はカフェインフリーの妊活茶ルイボスティーの効能、副作用、そしてオススメの飲み方まで紹介します。
今記事を読んで、ぜひルイボスティーを妊活に取り入れてください。
目次
ルイボスティーとは?
ルイボスティーは南アフリカ共和国だけで採取されます。
お茶に使用されるルイボスという植物は、南アフリカ共和国ケープタウンの北に広がるセダルバーグ山脈のみで栽培されるのです。
高い高度、ミネラルたっぷりの土壌、そして降水量が少ない乾燥地帯というセダルバーグ山脈の環境がルイボスに合っているようです。
ルイボスはマメ科の小さな木。
針状の緑の葉をつけますが、落ちるときは美しい赤色になるので「赤い茂み」とも呼ばれます。
ルイボスティーの見た目もまた綺麗な赤。
紅茶よりも赤いですが、タンニン量は少ないので歯に着色する可能性は低いです。
そのため歯の見た目も気にする美容意識の高い人から絶大な支持を得ています。
南アフリカ共和国に住む先住民族は、古来よりルイボスティーを愛飲してきました。
最も古い記録では、スウェーデンの植物学者カール・ツンベルクがルイボスティーの存在を確認しています。
そして1904年に、ベンジャミン・ギンスバーグがルイボスティーに関する数々の実験を行いました。
彼は日常的に飲む人とそうでない人では、見た目や健康に大きな違いがあることに気づいたのです。
現在では「奇跡のお茶」、「不老長寿のお茶」としてルイボスティーは世界中で愛用されています。
ルイボスティーが妊娠に効果的だと言われる6つの理由
ルイボスティーには数多くの健康効果(後ほど解説します)があることで知られていますが、実は妊娠にも効果的だと言われているのです。
日本はもちろん、妊活に取り組む世界中の方がルイボスティーを飲んでいます。
ここからは、ルイボスティーが妊活に効果的だと言われる理由を解説しましょう。
1.抗酸化作用
ルイボスティーには優れた抗酸化作用があります。
人間の体内に取り組まれた酸素のうち約2%は活性酸素になります。
活性酸素は細菌等を退治するという大事な働きがありますが、同時に過剰に発生すると体内に害をもたらす存在となるのです。
活性酸素は体内の酸化を促します。
酸化とは、体がさび付いて古くなることですね。
そして活性酸素は、卵子・精子の老化を早める原因として知られています。
切ったリンゴを放置すると、時間が経つとともにリンゴは黄色に変化します。
これが酸化です。
高齢妊娠が難しいと言われている理由は、活性酸素にあります。
年齢が高いほど活性酸素量が多くなる、つまり卵子・精子が老化しやすいということです。
卵子・精子の質が低下することによって、卵子が十分に成長できなければ、受精卵が作りにくくなります。
ルイボスティーにはSODという活性酸素を取り除く成分が含まれています。
その量は緑茶の約50倍。
ルイボスティーを飲むことによって、卵子・精子の質を上げられます。
2.亜鉛が含まれている
ルイボスティーに含まれている亜鉛は妊娠には欠かせない必須成分。
亜鉛は子宮内膜を整えたり、卵子の老化を防いだりする効果があります。
さらに男性にも嬉しい働きをもたらすのです。
亜鉛は男性ホルモンの合成を促進し、精子の運動率を高めます。
不妊の原因の半分は男性にあります。
特に精子の運動率が妊娠に与える影響は大きいです。
一般的に30代後半以降の男性の精子は運動率が非常に悪いことで知られています。
妊娠のためには、卵子までたどり着ける精子を作り出すことが必要不可欠です。
3.血流促進・冷え性改善
多くの女性が冷え性に悩んでいるはずです。
よく「妊活の第一歩は冷え性改善」と言われますが、その理由をご存じでしょうか?
冷え性は血流の流れを悪くし、子宮の機能を低下させてしまうのです、
さらに生理のときに、子宮内膜が体外に排出されない原因ともなります。
子宮内膜が体内に残ってしまうと、子宮内膜症や子宮筋腫のリスクを高めるのです。
ルイボスティーには様々な種類のフラボノイドが含まれます。
これらフボノイドは血流改善、そして冷え改善にも役立つのです。
またルイボスティーに含まれる豊富なミネラルも冷え性改善を手助けします。
「ルイボスティーを飲むことで体が冷える」等の意見はありますが、ルイボスティーに体を冷やす成分は含まれておらず、これは間違った情報です。
4.ストレス軽減
研究でルイボスティーには、「コルチゾール」の分泌を妨げる働きがあることが判明しました。
コルチゾールは通称「ストレスホルモン」と呼ばれます。
ストレスが妊娠に与える影響は非常に大きいです。
ストレスはホルモンバランスを乱し、排卵周期を不安定化させる、もしくは無月経につながることもあります。
人間はストレスを感じる生物であり、ストレスから逃れることは不可能。
特に妊活中や不妊治療中は、思うような結果が出ずにストレスがたまりやすいです。
重要なのは、ストレスをためないようにすること。
日常的にルイボスティーを飲むことで、ストレスをためない生活ができます。
5.便秘解消
ルイボスティーが便秘解消に効果的な理由は2つ。
1つ目は、マグネシウムが含まれているからです。
マグネシウムは腸内で水分を集めて、便を柔らかくします。
産後便秘に悩む女性には、マグネシウムが処方されることが多々あります。
2つ目の理由は、優れた抗酸化作用。
ルイボスティーは、腸内の悪玉菌を排除して、善玉菌優位の腸内環境作りをするのです。
便秘が妊活の敵である理由は以下の通り。
子宮に悪影響を与える
便秘になると腸内に大量の悪玉菌が発生します。
これらの悪玉菌は有毒なガスを作り出し、全身へ広がってしまうのです。
特に影響を受けやすいのが、大腸の隣にある子宮。
便秘になることで、子宮の機能が低下する可能性があるのです。
免疫力が正常に働かなくなる
健康状態は便を見ればわかると言われます。
実際にその通りで、便を作る腸は体内の約60%の免疫細胞を生み出すのです。
しかし便秘で腸内環境が乱れると、免疫機能が正常に働かなくなります。
風邪をひきやすくなるだけではなく、免疫細胞が誤って精子や卵子を攻撃するリスクも高くなるのです。
腸が子宮を圧迫する
腸内に便がたまると、子宮が押されてしまいます。
子宮が圧迫されると、受精や着床の可能性が低下するのです。
栄養が十分に吸収されなくなる
腸は栄養吸収をつかさどる重要な器官です。
便秘になると腸の機能が低下し、栄養吸収効率が悪くなります。
妊活中はもちろん、妊娠時にも十分な栄養を摂取することが重要。
せっかく食事バランスにこだわっても、栄養サプリを摂取しても、腸で正常に吸収されなければ意味がありません。
6.女性ホルモンと似た働きをする
ルイボスティーには、アスパラチンというフラボノイドの一種が含まれています。
アスパラチンはルイボス特有の成分で、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをするのです。
アスパラチンのおかげで排卵周期の安定、卵子の質を上げる等の効果が期待できます。
その他、以下の効果がアスパラチンにはあります。
- 糖尿病予防
- メタボリックシンドローム予防
- 抗酸化作用
妊娠しても続けたい!ルイボスティーのその他の効果
妊活中にだけルイボスティーを飲むのはもったいないです。
ぜひ妊娠中も、授乳中もルイボスティーを飲んでください。
妊娠すると、体に様々な変化が起きます。
気をつけなければ、早産や流産のリスクを高めることもあるのです。
ルイボスティーはノンカフェインなので、妊娠中でも授乳中でも飲み続けられます。
ここからは妊娠した後も飲み続けたくなる理由を5つ紹介しましょう。
1.健康維持
ルイボスティーにはナトリウム、カルシウム、亜鉛、鉄、マグネシウム等のミネラルが含まれています。
妊娠中は胎児と栄養を分け合うので、バランスよく栄養摂取することが必要です。
ルイボスティーだけで十分な量を摂取できませんが、良いサポート役となるでしょう。
2.糖尿病予防
妊婦糖尿病とは、妊娠中の女性によく見られる一種の高血糖です。
完全な糖尿病ではありませんが、出産後に2型糖尿病発症リスクを高めます。
また流産・早産のリスクを高める、発育不全や機能不全等の胎児に悪影響を及ぼす可能性さえあるのです。
妊婦糖尿病と診断されるのは、全体の約12%と決して少ない数字ではありません。
ルイボスティーには、アスパラチンという特有抗酸化物質があります。
2013年に東京大学が実施した研究によると、アスパラチンには糖尿病症状の緩和と糖尿病予防の効果が示唆されました。
断定するためには更なる研究が必要ですが、ルイボスティーを飲むことで血糖値を下げられる、並びに糖尿病の予防と症状の緩和に期待できます。
妊娠糖尿病は遺伝的要因もありますが、急激な体重増加も要因の一つとして考えられています。
自身と胎児の健康を守るためにも、ルイボスティーを飲みつづけるといいですね。
3.美容に良い
世界中でルイボスティーが飲まれている理由は、その優れた美容効果にあります。
ルイボスティーにはαヒドロキシ酸という成分が含まれています。
これは他の食物では、あまり見かけることのできない珍しい成分です。
αヒドロキシ酸の効果は以下の通り。
- シワ予防
- シミとくすみの予防と緩和
- 肌に潤いを与える
- ニキビ等の肌トラブル改善
αヒドロキシ酸は美容製品に含まれることの多い成分です。
また抗酸化作用のおかげで、肌のターンオーバーが促進され卵のような美肌を手に入れられる、そして美しく輝く髪の毛を作れるのです。
4.強い骨作りをサポート!
ルイボスティーには、マグネシウムやカルシウムをはじめとする丈夫な骨作りには欠かせない成分が入っています。
よく知られている事実ですが、お茶には骨を作る骨芽細胞の分泌を促進する働きがあります。
つまりお茶を飲むことで、密度が高く強い骨を作れるのです。
その働きに加えルイボスティーには、オリエチンとテーリンという抗酸化成分が配合されています。
これら2つの成分は、骨の中にあるミネラル量を増やすのです。
【カルシウムが不足するとどうなる?】
妊婦のときにカルシウムが不足しても胎児には影響がありません。
しかし注意したいのは、母親への影響。
カルシウムが不足すると、母親の骨や歯からカルシウムを溶かして胎児へと送られるのです。
つまりカルシウムが不足した母親は将来的に骨粗鬆症リスクが高まります。
5.体重減少効果
ポリフェノールはワインやブルーベリー等の様々な食物に含まれる健康・美容成分です。
ポリフェノールには、脂肪燃焼作用があります。
南アフリカ共和国のチームが行った研究によると、ルイボスティーにはレプチン分泌を促す働きがあると確認されています。
レプチンは「ダイエットホルモン」とも呼ばれ、脂肪燃焼促進、食欲抑制作用があるのです。
妊娠中は体重増量ばかりに目を向けがちですが、急激な増量は高血圧や糖尿病の原因になります。
重要なのは、適正体重に向けて計画的に増量すること。
またルイボスティーは産後のダイエットの大きな味方にもなります。
ルイボスティーに副作用はある?
ルイボスティーは非常に安全なハーブティーとして知られています。
数多くの嬉しい効能があるのに、カフェインは一切入っていません。
そのため妊活に取り組んでいる方、妊婦、授乳中の方、そして子供まで安心して飲めます。
しかしながら注意点が2点だけあります。
まずは摂取量。
ルイボスティーの摂取目安量は一日2~3杯。
ときどき4~5杯飲むのは問題ありませんが、長期間多量のルイボスティーを摂取することで、男性の性機能にわずかながら悪影響を及ぼすリスクが示唆されています。
2つ目は、肝疾患・腎疾患・乳がん等のがん患者。
いずれかに該当する方は、医師と相談してからルイボスティー摂取を開始しましょう。
ルイボスティーが病気、もしくは化学療法と影響し合う可能性があります。
基本的にルイボスティーは安全です。
何よりカフェインフリーという点が嬉しいですよね。
短期間で過剰摂取するのではなく、適量を毎日飲み続けることが大切です。
妊活に効果的なルイボスティーの飲み方
ルイボスティーの淹れ方は他のお茶と同じです。
ティースプーン1~2杯の茶葉をカップに入れて、お湯を注ぐだけ。
美味しいルイボスティーを淹れるポイントは、沸騰したばかりのお湯を使うこと。
熱いお湯のおかげで茶葉が開き、ルイボスティー特有のさっぱりとした香りが出ます。
味は癖がないので、つわりがある時でも飲める方は多いです。
ここからは、妊活に効果的なルイボスティーの飲み方3選を紹介します。
ぜひ参考にしてください。
1.ジンジャールイボスティー
普通のルイボスティーに、しょうがを1~2かけ入れるだけですが、ルイボスティーの効果が数倍アップします。
しょうがの主な効果は以下の通りです。
- 血行促進
- 肥満予防
- 消化のサポート
特に妊活時には体を冷やさないように、ホットで飲むのがオススメです。
ジンジャールイボスティーを飲んで、血行を良くして妊娠しやすい体質つくりをしましょう。
2.チアルイボスティー
チアとは中南米のメキシコからグアテマラにかけて生息する植物です。
チアシードにもまた優れた美容・健康効果があります。
スプーン一杯のチアシードをルイボスティーに入れるだけで、栄養満点のハーブティーの完成です。
3.ハニールイボスティー
ルイボスティーの味が少し苦手な方は、砂糖の代わりにハチミツを入れてみるといいかもしれません。
ハチミツは砂糖よりも低カロリーで、血糖値を抑える働きがあります。
さらに栄養満点なので、美容や健康にもいい。
何よりハチミツの上品な甘さはルイボスティーとよく合います。
まとめ~ルイボスティーで妊娠しやすい体つくりを~
ルイボスティーは妊活している方の頼もしい味方となります。
実際に妊活に取り組んでいる方の多くが愛飲しています。
カフェインフリーで子供ができても、飲み続けられるのは高ポイントです。
卵子だけではなく、精子の質も高めるので、ぜひパートナーと一緒に飲んでください。