妊娠初期は、妊娠ということ自体に慣れていない妊婦さんが多く「ついつい走ってしまった」なんて事もよくある話ですよね。
しかし、妊娠初期の妊婦さんは特に何が起こるかわからないので実際は注意しなければなりません。
- 妊娠中走ってはいけないと言われる理由は?
- 走った後に腹痛などの症状がある場合は要注意
- 走らない為の対策方法!
今回は、ついついうっかりして走ってしまった!という時の対処法などをお話していきます。
全ての妊婦さんにあてはまりますので、是非参考になさってくださいね。
目次
妊婦はどうして走ってはいけないの?
妊婦さんが走ってはいけないと言われる理由をまとめてみました。
赤ちゃんに酸素が届かない
2、3歩小走りをしてしまった!という程度では何の問題もない事がほとんどです。
しかし、全速力でダッシュをしたり、長距離走をしたりは危険です。
運動をした後などは、息が上がり酸素不足の状態に陥りますよね。
お母さんが酸素不足だと、もちろん赤ちゃんにも酸素が届かない状態になりますので
とても危険な状態といえます。
絶対に走ってはいけない!と神経質になる必要はないと言えますが、息が切れるほど走るのは注意をしてくださいね。
転倒してしまった時が危険
転倒をすると母体はもちろん、胎児にも衝撃による影響が考えられます。
妊娠初期は、赤ちゃんを育てるのにとても重要な胎盤がまだ完全にできあがっていない状態です。
転倒をして体に衝撃が加わる事で、その胎盤が子宮からはがれてしまう可能性があります。
妊娠中は特に、体に強い衝撃などが加わるととても危険です。
お腹に赤ちゃんがいるという事をしっかりと自覚して、自分の体を大切にしてくださいね。
腹痛や出血、吐き気がある時は要注意
走ったあとに、お腹に痛みや出血があった場合や吐き気を伴う時には注意が必要です。
腹痛や出血がある時はすぐに病院へ
下腹部の痛み、そして出血を伴う場合にはすぐにかかりつけの産婦人科へ連絡をする必要があります。
お腹の痛みや出血はお腹の赤ちゃんからのSOSのサインの可能性も。
その二つが重なっている時には、最悪流産の可能性もありますので後回しにせずにすぐに病院へ連絡をして指示を仰いで下さい。
また、吐き気がある時には妊娠初期特有のつわりの症状の可能性もあります。
症状が吐き気だけの時には、少し体を休めて様子を見るようにしましょう。
転倒した時には病院へ連絡を
転倒して、お腹に衝撃があった場合には出血や痛みがなくても病院へ連絡する必要があります。
目に見える症状がなくても、胎盤が剥がれかけていたりする事も稀にあるので自己判断をせずにきちんと病院で診察をしてもらうと良いです。
病院へ連絡をする際には、どのような状況で転倒したのか、どこを打ったのかなど具体的に伝えると尚良いでしょう。
走ったり、転倒しない為の2つの対策
安心して妊娠生活を送る為にも、以下の2つの対策はとても大切です!
妊娠中はヒールのない物やスニーカーを
最近の妊婦さんはマタニティウェアもとても可愛いものが多いです。
しかし、足元は転倒する事のない物を選ぶようにしましょう。
ヒールのついたパンプスや、靴底の高い物は転倒する可能性が高いので妊娠中はもちろん、産後に赤ちゃんを抱っこする事の多い時期は避けてくださいね。
スニーカーなどはあまり持っていないという妊婦さんもいらっしゃるかもしれませんが、今後とても役に立つものになりますので、妊娠を機に一足準備しておくと良いでしょう。
時間に余裕を持って行動
日常生活の中でも、バタバタして時間がない!と気持ちが焦ってしまうと事故を起こしてしまったり、怪我をしてしまったりと危険な事がつきまといます。
妊娠中はこれまで以上に時間に余裕を持って行動する事が大切です。
電車などの公共交通機関も、通勤ラッシュや人の多い時間帯に乗ってしまうとお腹をぶつけてしまったりと危険な思いをしてしまう事があります。
時間に余裕を持って早い時間の電車に乗ったりと、できるだけ人混みを避けるなどの工夫が必要です。
まとめ
妊娠初期はまだお腹も目立ちませんし、妊娠という事自体に慣れていない為に自分が妊婦だった!という事をうっかり忘れてしまう方も少なくはありません。
私自身現在妊娠5ヶ月ですが、まだまだお腹も目立たず体も重くはないので上の子供と一緒に追いかけっこをしてしまったりする事もあります。
しかし、万が一何かあった時には取り返しがつかない事になってしまいますし、体調などには個人差があります。
しっかりと自分の体調を考えながら行動するようにしましょうね。
妊娠中は神経質になりすぎるのも、あまり良くはありませんが用心をする事は大切です。
お腹の赤ちゃんの為にも安心して妊娠生活を送る事ができるように心がけましょう。
参考資料
「たまひよ新・基本シリーズ 初めての妊娠・出産」
「HUMAN+ Baby+ お医者さんがつくった妊娠・出産の本」