産後のパート探し!面接は履歴書で差をつけよう!元転職エージェントが教える例文や注意点

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目次

パートでも履歴書はしっかり見られる!

『どうせパートだから・・・』と思って履歴書を適当に書いてしまっていませんか?

よほどの人手不足でもない限り、採用担当はパートでもしっかり履歴書をチェックしています。

今回は周りと差をつけるパートの履歴書の書き方について、元採用担当が詳しく解説していきます。

『なかなかパート先が決まらず困っている』『そもそもパートの履歴書の書き方が分からない』

このような方々は、ぜひ最後まで読んでください。

パートの履歴書の注意点

最初に、パートの履歴書を作る基本的な注意点を見ていきましょう。

1.丁寧な字で書く

まず大前提として、できるだけ丁寧な字で書くように心がけてください。

字が汚いと、それだけで読む気が失せてしまいます。

どんなに素晴らしい経歴があるあっても、読んでもらえなかったら意味がないので、丁寧な字で書きましょう。

2.日付を忘れずに記入する

履歴書を書く場合、意外と見落とされやすいのが日付の欄です。

日付の欄には、履歴書を書いた日ではなく、企業に提出する日を書くようにしましょう。

履歴書を郵送する場合は、ポストに投函する日を記入してください。

3.押印を忘れない

日付と同様に見落とされやすいのが押印の欄です。

履歴書で押印欄がある場合は、必ず印鑑を押してください。

印鑑がかすれたり、斜めに押してしまった場合はそのまま提出せず、作り直しましょう。

押印は失敗しやすいので、先に印鑑を押してから履歴書を書き始めると良いです。

4.電話番号とメールアドレスを記入する

『連絡先は電話番号かメールアドレスのどちらかを記入すればいい』と思う人も多いですが、これはどちらも書くようにしましょう。

理由は企業によって連絡しやすい手段が、電話の場合もあればメールの場合もあるからです。

どちらも記入しておくことで、企業から連絡をもらえる可能性が高まります。

5.年号は統一して書く

たまに元号と西暦をごちゃ混ぜに書いている方がいますが、これはいけません。

採用担当者に読みにくい印象を与えてしまうため、必ずどちらかに統一するようにしましょう。

6.欄の最後には『以上』と書く

意外と知らない方も多いですが、欄の最後には『以上』と書くようにしてください。

これは履歴書への不正な書き込みを防ぐためです。

7.作成後にはミスがないか必ずチェック

注意して履歴書を仕上げたつもりでも、意外と見落としがあったりするものです。

そのまま提出してしまわないよう、作成後には必ずミスがないかチェックしましょう。

もし誤字や脱字などのミスが見つかった場合は、修正液は使わず最初から作り直してください。

8.持参する場合はクリアファイルと封筒を用意

パートの面接時に履歴書を持参する場合、履歴書をそのまま手渡すのはNGです。

履歴書は必ず綺麗なクリアファイルに入れ、それをさらに封筒に入れて持参しましょう。

面接官に手渡す際には、履歴書をクリアファイルから出し、面接官が読みやすい向きで渡すようにしてください。

パートの履歴書で写真は貼るべき?

パートの面接だからといって写真を貼らずに履歴書を提出する方がいますが、これは絶対にやめましょう。

雇用形態に関わらず、履歴書には必ず写真を貼って提出してください。

写真の撮影時には以下のポイントに注意しましょう。

・3ヶ月以内に撮影した写真を使用する
・プリクラや切り抜き写真は使わず、履歴書用の写真を使用する
・襟付きの服装で撮影する
・目はしっかり開けて、口角を少し上げて撮影する
・アクセサリー類は外して撮影する

パートの履歴書で学歴や職歴はどう書く?

それでは続いて、履歴書の学歴と職歴欄の書き方について見ていきましょう。

1.学歴の書き方

学歴を書き始める前に、まず1行目の中央に『学歴』と記入し、その下の行から書き始めます。

学歴は小学校から中学校までは卒業のみ、それ以降は入学と卒業の両方を記入しましょう。

2.学校名は省略せずに書く

例えば高校の場合、『●●高校 入学』ではなく、『私立●●高等学校 入学』というように、省略せずに記入してください。

『同校 卒業』といった書き方もダメです。

大学の場合は、『●●大学●●学部●●学科』というように、最後までしっかり記入しましょう。

3.職歴の書き方

職歴を書く場合、学歴を記入し終えた次の行は空け、『職歴』と中央に記入してから書き始めましょう。

職歴は入社年月と退職年月の両方を記入する必要があります。

前述したように、不正な書き込みを防止するため、職歴を書き終えたら1行空けて右端に『以上』と記入してください。

もし職歴がない場合は、中央に『なし』と記入しましょう。

4.パートやアルバイトの場合も記載する

これまで社員として働いた経験がなくても、パートやアルバイトとして働いた経験があれば、職歴欄に記入してOKです。

ただし、採用担当にも分かりやすく伝えるため、『平成●年●月 ●●株式会社 入社(アルバイト)』というように記入しましょう。

5.退職理由は『一身上の都合により退職』と書く

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勤めていた企業を退職した場合、退職理由も記入する必要があります。

しかし、実際の詳しい理由を書く必要はなく、全て『一身上の都合により退職』と記入しましょう。

具体的には、『平成●年●月 ●●株式会社 一身上の都合により退職』と書けば問題ありません。

また、結婚や出産のため退職した場合は、『出産のため』と記入しても良いです。

パートの履歴書で職歴にブランクがある場合は?

以前勤めていた企業を退職してから長いブランクがある場合、採用担当は応募者をより慎重に見極めようとします。

これは、ブランクが長いことで、スムーズに仕事になじめない可能性があるからです。

このような場合は、少しでも採用担当の不安を払拭するため、ブランク期間中をどのように過ごしていたのか、自己PR欄に記入しておくと良いでしょう。

例えば、『平成●年●月〜●年●月の間は、スキルアップのための勉強に専念しておりました』というように書くと良いです。

パートの履歴書で職歴が多すぎる場合は?

これまでの職歴が多すぎて、一枚の履歴書では書ききれないという方もいます。

このような場合は、別で職務経歴書を用意すると良いです。

履歴書の職歴欄には『別紙参照』と記入し、職務経歴書を履歴書と一緒に提出するのです。

職務経歴書はできるだけA4一枚に簡潔にまとめてください。

パートの履歴書で志望動機はどう書く?

採用担当が最も気にするといっても過言ではないのが志望動機欄です。

こちらでは志望動機欄の書き方について解説していきます。

1.なぜ応募先企業で働きたいのかを書く

『家から近いから』『子育てが落ち着いたから』というのは志望動機にはなりません。

採用担当が知りたいのは、なぜ他の企業ではなくうちで働きたいのか、という点です。

そのため、その企業にしかない特徴を志望動機に盛り込むようにしてください。

2.自分のこれまでの経験を活かせることをアピール

自己PRと少し重なる部分もありますが、『これまでの経験を活かしたい!』という思いは立派な志望動機になります。

企業としても即戦力になる人材は欲しいと思うでしょう。

3.シフトにもしっかり入れることをアピール

パートの履歴書を作っている方の中には、『どうしても家から近いという理由以外に、志望動機が思いつかない・・・』と悩む方もいるでしょう。

このような方は、少しでも企業にメリットがある内容に仕上げると良いです。

例えば、『家から通いやすく、たくさん働ける立地のため志望致します』というように書くと良いでしょう。

人手不足の企業なら、『たくさん働いてくれるなら採用したい!』と思ってくれるはずです。

パートの履歴書【志望動機例文】

さて、パートの履歴書の志望動機欄をどう書くか分かったところで、実際の例文を見ていきましょう。

1.スーパーの志望動機例文

『以前別のスーパーで働いていた経験が活かせると思い、応募致しました。私は昔から貴店をよく利用しており、貴店を訪れるたびにスタッフさんの大きな挨拶に元気を頂いていました。以前の職場経験を活かしつつ、お客様を元気にするようなスタッフを目指して働きたいと考えております。』

2.飲食店スタッフの志望動機例文

『主婦業で培った料理の腕を活かせると思い、応募致しました。娘を出産してからは主婦業に専念しており、家族の健康を意識した食事を毎日作っています。忙しい日でも、あらかじめ材料を下準備しておくなどして、娘と主人のお弁当を欠かさず作っています。貴店でも主婦業で培った経験を活かし、テキパキと働けると考えております。』

3.医療事務の志望動機例文

『両親の病気がきっかけで病院に通う機会が増え、医療事務の仕事に興味を持ちました。貴院のスタッフ様の患者さんに対する対応が非常に迅速で、いつも笑顔なところに惹かれました。医療事務としての経験はまだ浅いですが、向上心は誰にも負けない自信があります。貴院の素晴らしいスタッフ様から多くのことを学び、一人前の医療事務スタッフとして活躍して参ります。』

4.一般事務の志望動機例文

『昔からデータ入力などの細かい作業が得意で、自分の性格に合っていると思い志望致しました。学生時代にMOSの資格を取得したため、エクセルでのデータ管理やパワーポイントを使った資料作成にも自信があります。貴社での仕事はパソコンを使う機会が多いと伺っておりましたので、きっとお役に立てると考えております。』

5.軽作業スタッフの志望動機例文

『私はコツコツとした作業が得意で、軽作業スタッフの仕事に興味を持ちました。特に貴社は自宅から歩いて10分の距離にあり、通いやすい分しっかりとシフトにも入れると思ったため、この度応募致しました。軽作業が得意な性格を活かし、貪欲に仕事に取り組んで参りますので、何卒よろしくお願い致します。』

パートの履歴書で免許・資格欄はどう書く?

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続いて、パートの面接のアピールポイントになる、免許・資格欄の書き方をご紹介していきます。

1.取得した年月は古いものから書く

基本的な注意事項として、免許や資格は取得した年月が古いものから順に書くようにしてください。

また、こちらも学歴と同様、略字は使わず正式名称で書くようにしましょう。

2.勉強中のものも書く

取得していなかったとしても、現在取得に向けて勉強中のものがあれば、それも書いておきましょう。

ただし、応募しているパートの仕事と無関係のものであれば、書いてもあまりアピールにならないため省いて良いです。

具体的な書き方は、『日商簿記検定2級 勉強中(●月に取得予定)』というように、いつまでに取得できるのか書いておくとさらにアピールになります。

3.資格が多い場合は仕事に関係するものを厳選

取得している免許や資格が多すぎて記入欄に書ききれないという方もいるでしょう。

このような方は、応募しているパートに関係のあるものを選んで記入してください。

関係性の高いものから順に書いていくと読みやすくて高評価です。

パートの履歴書で自己PR欄はどう書く?

続いて、多くの方が頭を悩ませる自己PR欄の書き方を解説していきます。

1.過去の職歴での実績を書く

自己PRの基本は、過去の職歴での実績です。

具体的には、以下のポイントを押さえて書くようにしましょう。

・どのような仕事をしていたか
・どのようなことを心がけて仕事していたか
・どのような実績を出したのか(具体的な数字を交えて)
・仕事を通して身に付けたスキルは何か
・応募しているパートの仕事にどう活かせるのか

全てを盛り込む必要はありませんが、できるだけ上記の要素を入れておくことで興味を持ってもらいやすくなります。

2.持っている資格をアピールする

仕事に役立つ資格を持っている場合、資格も立派なアピールポイントになります。

特に取得難易度の高い資格を持っている方は、積極的に書いておきましょう。

もし、取得できてなくても仕事に関係している資格を勉強中の場合は、それも書いておくと良いです。

3.子育てや主婦業で培ったスキルを書く

主婦の方の中には、これまで働いた経験がなく、かつ仕事に活かせる資格も持っていないという方もいるでしょう。

このような方は、子育てや主婦業で培ったスキルをアピールしてください。

子育てや主婦業では、毎日たくさんのことをこなさなければならないため、きっとアピールできるポイントがあるはずです。

パートの履歴書【自己PR例文】

それでは、自己PR欄の例文を見ていきましょう。

1.アルバイトの経験からアピール

『私は以前、近所の飲食店で2年間厨房のアルバイトしておりました。料理を作るだけでなく、仕込みや仕入れ、皿洗い、厨房の清掃など、一人で多くの業務をこなしておりました。そのため、貴店のような忙しいお店でもしっかり働けると考えております。』

2.主婦業で培ったスキルをアピール

『私は大学卒業後すぐに主人と結婚し、以降6年間ずっと主婦業に専念しておりました。家事や子育てとやることはたくさんありますが、スマートフォンのアプリなどをうまく活用して、効率的に物事をこなす工夫をしています。貴社でも効率的に仕事をこなせると考えています。』

3.持っている資格をアピール

『私は前職で営業事務の仕事を経験しており、その時にMOSの資格を取得しております。毎日エクセルでデータを管理したり、資料を作っていたため、パソコンの作業には自信があります。貴社でもすぐに即戦力として活躍できると考えております。』

パートの履歴書で趣味や特技欄はどう書く?

続いて、『これって書く必要あるの?』と疑問に思われがちな趣味・特技欄について解説していきます。

1.『特になし』とは書かない

確かに趣味・特技欄は他の項目に比べて優先度は低いです。

しかし、趣味・特技欄はある意味その人の人柄や魅力を最もアピールできる項目ともいえます。

そのため、『特になし』とは絶対書かないようにしてください。

2.ネガティブなイメージを与える趣味は書かない

趣味・特技欄が人柄や魅力をアピールできる項目だと説明しましたが、逆に言えばネガティブなイメージを与えてしまう可能性もあるということです。

例えば、競馬やパチンコなどのギャンブル系や犯罪を連想させるようなものはマイナス評価になるため、書かないようにしましょう。

パートの履歴書【趣味・特技例文】

それでは、趣味・特技欄の例文を見ていきましょう。

1.料理

『私の特技は料理です。子供が苦手な野菜を好きになってくれるレシピを考えたり、主人の健康を意識した料理を毎日作っています。最近では新しくスイーツ作りにも挑戦しています。』

2.スポーツ

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『私は週に一度近所のランニングスクールへ通っています。年齢が上がるにつれて体力の衰えを感じたので、健康的な体作りのために1年前から継続的に通っています。』

3.読書

『私の趣味は読書です。1ヶ月に10冊以上、1年間で100冊以上の本を読むことを目標にしています。最近では、好きな小説以外にビジネス書なども読んでおり、幅広いジャンルの情報に触れるようにしています。』

パートの履歴書で備考や本人希望欄はどう書く?

次に、備考や本人希望欄の書き方についてご紹介します。

1.備考・本人希望欄に書いて良い内容

『備考・本人希望欄にはどんな内容を書けばいいの?』と悩む方も少なくありません。

備考・本人希望欄に書いて良い内容を簡単にまとめると、以下のようになります。

・パートの勤務時間や出勤できる曜日
・希望の職種
・通勤手段

ただ希望を書くだけではなく、『自宅から距離があるため、車通勤を希望致します』というように、理由もきちんと書いておきましょう。

2.希望を書きすぎないよう注意

本人希望欄だからといって好きに希望を書いて良いわけではありません。

あまりに希望が多すぎると、わがままな印象を与えてしまい、マイナス評価につながる可能性もあります。

そのため、パートの募集要項に記載されている、『シフト勤務相談可』『マイカー通勤可』などの記述を参考に書くようにしてください。

3.『特になし』とは書かない

特に希望がない場合、『特になし』と記入する方がいますが、これはNGです。

マナーとして、特に希望がない場合は、『貴社の規定に従います』と書いてください。

パートの履歴書【備考・本人希望欄例文】

それでは、備考・本人希望欄の例文を見ていきましょう。

1.勤務日の希望

『平日は子育てと家事があるため、土曜日・日曜日の勤務を希望致します』

2.勤務時間の希望

『親の介護があるため、勤務時間は13:00〜17:00を希望致します』

3.通勤手段の希望

『自宅から貴社まで10kmの距離があるため、車通勤を希望致します』

パートの履歴書を郵送する際の封筒は?

場合によっては、パートの履歴書を郵送することもあります。

その際の、封筒のマナーついてこちらで解説していきます。

1.A4サイズの封筒を選ぶ

まず、封筒のサイズですが、これは履歴書を折り曲げずに入れられるA4サイズを選ぶようにしましょう。

どうしてもA4サイズの封筒が手に入らず、履歴書を折り曲げる必要がある場合は、丁寧に三つ折りにして封筒に入れてください。

2.表に企業名と住所を書く

履歴書を郵送する場合、封筒に企業名と住所を書く必要があります。

企業名と住所は封筒の表側に書くようにしてください。

注意点として、企業名につける『株式会社』は『(株)』と略さないようにしましょう。

また、企業名の後には、『●●株式会社 人事部 御中』というように、御中をつけるようにしてください。

3.封筒には『履歴書在中』と記載する

意外と忘れられやすいのがこちら。

封筒の左下には、赤の油性ボールペンで『履歴書在中』と書くようにしてください。

履歴書用の封筒として、もともと『履歴書在中』と記載されているものもあるので、そちらを活用するのもお勧めです。

パートの履歴書を郵送するのに送付状は必要?

パートの履歴書を企業に郵送する際、『送り状はつけなくて大丈夫?』と不安になる方もいるでしょう。

1.送り状って?

まず最初に、送り状がどのようなものなのか簡単に説明しておきます。

送り状とは、企業に書類を郵送する際に同封する封筒の中身を説明するものです。

2.送り状は特に必要ない

結論からお伝えすると、パートの採用に関して送り状は特に必要ありません。

確かに、送り状を添えておくことで礼儀正しい印象を与えられるので、余裕があれば作成しても良いですが、送り状がないからといってマイナス評価を受けることはないでしょう。

パートの履歴書をパソコンで作成するのはアリ?

今ではパソコンで作成できる履歴書も増えていますが、パートの履歴書をパソコンで作成しても良いのでしょうか?

結論からお伝えすると、あまりお勧めしません。

確かに、パソコンで作成した履歴書になんの違和感も感じない企業もありますが、中には『パソコンで楽に作るなんてあまりやる気がないのでは?』と感じる企業もあります。

余計なマイナス評価を受けないためにも、パソコンは使わない方が賢明です。

まとめ.パートの履歴書も手を抜かない!

『たかがパートの面接でしょ?』という安易な気持ちで履歴書を作っていては、なかなか採用されないでしょう。

パートだから社員だからといった雇用形態にかかわらず、企業は本気で一緒に働いてくれる人材を求めています。

その気持に応えるためにも、しっかりと履歴書を作り込んで面接に臨んでください。

今回の記事が、パートの履歴書作成に悩んでいる方にとって少しでもお役に立てれば幸いです。