鶏肉は、牛肉、ブタ肉よりも傷みやすいので、注意が必要です。
その鶏肉の中でも、一番水分が多くて傷みやすいのがささみ。
ささみは、冷凍でも冷蔵でも保存はしっかり行わないと、傷んでしまいます。
ささみは、鶏の胸肉に近いところにある肉で、形が笹の葉の形に似ていますよね。
実は「ささみ」という名前は、笹の葉に似ていることからとられています。
脂肪が少なくて、ダイエットにも最適なささみは、サラダ、フライ、から揚げ、シチューなどの料理にぴったりですね。
ささみの保存方法、冷凍ささみのメニューなど、紹介します。
目次
ささみはどのくらい日持ちする?賞味期限は冷蔵で3日、冷凍で1ヶ月!
ささみを購入する時に注目してほしいのは、消費期限。
パッケージに記載されていますので、なるべく新しいものを選ぶようにしましょう。
選び方は、色にくすみがなくて透明感のあるもの。
身に艶とハリがあって、プリッとしているものを選ぶようにしましょう。
ささみの保存方法!
傷みやすいささみですから、保存方法が大切、ささみの保存方法について冷凍と、冷蔵の両方を紹介します。
ささみの冷凍保存方法
ささみはトレーを開けていないならば、トレーのまま保存することが出来ますが、できるだけトレーからだして保存するのがおすすめです。
トレーからとりだし、ひとつひとつをラップで包みます。
この時に、空気をしっかり遮断して包んで下さい。
それを、保存袋に入れて冷凍保存します。
また薄切りにしたショウガを入れた熱湯でゆで、水分をしっかりふき身をさいて、ラップに包んで保存すると、サラダに使う時に便利、お弁当にも良いですね。
調理をして下味を付けた状態で、冷凍しても料理に使いやすいです。
ささみの筋をとり、包丁を入れて開き、酒に浸します。
しばらくしたら、水分をふいてラップで空気をいれずにピタッと包み冷凍保存します。
下味がついているので、料理の時にすぐに使えます。
解凍する時は、自然解凍もしくは凍ったまま料理に使用して下さい。
煮物などに使う場合は、適当に切り、軽く焼いてから冷凍すると、旨みが逃げずに冷凍保存することができます。
ささみは冷凍で1ヶ月持ちます。
ささみの冷蔵保存方法
ささみの冷蔵方法も基本的には、冷凍と同じです。
トレーからはずし、1本ずつラップに密着させて包み、保存袋に入れてチルド室で冷蔵します。
保存前にゆでて咲いて保存するとサラダに使う時にすぐ使う事が出来ます。
ワンポイントアドバイス
ささみを冷蔵する時は、必ずチルド室に入れることが大切です。
チルド室は、冷蔵室よりもおんどが低いので、傷みやすいささみに最適。
購入したらすぐにトレーからだして、ラップでピッタリ包み、チルド室に入れて下さい。
また、ささみは筋を取り除いてから冷蔵、冷凍すると料理の時にとても楽です。
筋の取り除き方を紹介します。
① ささみの先端の白い部分が筋の先なので、この部分を包丁で切れ目を入れてつまみやすくします。
② 切れ目を入れた部分を親指と人差し指でつまみ、筋にそって包丁を入れていきます。
③ ささみの筋をまな板側にして、最初の切れ目を入れた部分を抑え、包丁でまな板に押しつけて筋を抜きます。
最初は難しいかもしれませんが、動画などを参考にするとわかりやすいです。
冷凍しておいたささみを使った4つのメニュー
冷凍した、鳥のささみを使用したレシピを紹介します。
バンバンジー
バンバンジーは通常、鶏のもも肉を使用して作りますが、ささみを使っても美味しいし、鶏肉の酒蒸しを覚えておくと、色々な料理に応用することが出来ます。
【材料】
冷凍ささみ 3本位
ねぎの青い部分 少々
しょうが薄切りにして2~3枚
たれ(練りゴマ大2、砂糖大1、しょうゆ大3、酢大1、ごま油小1、ねぎのみじん切り大3、ショウガのみじん切り小1、ささみの蒸し汁大2)
① ささみはフォークで刺して、塩をすりこみ。
② 耐熱皿にのせて、酒を大さじ3振りかけ、ネギとショウガをのせてラップをして、電子レンジで8~10分加熱。
冷まします。
③ たれを合わせて作ります。
練りゴマと砂糖をまぜ、醤油と酢で伸ばし他の材料を混ぜます。
④ 冷ましておいたささみをそぎ切りにして皿に盛りでき上がり。
ささみの菜の花サラダ
【材料】
冷凍したささみ6本
菜の花2束
ミニトマト6個
玉ねぎ1/2
ドレッシング(マヨネーズ大3、牛乳大3、粒マスタード大2、ブラックペッパー少々)
① ささみは自然解凍しておきます
② ささみに塩コショウを少々と、酒大さじ6をふって、ラップをしてレンジで加熱、簡単な蒸し鶏を作って冷ましておきます。
③ 冷ましたささみは手で、食べやすいようにさきます。
④ 菜の花は根元部分を切り、色が綺麗に出るまでゆでます。
ゆで上がったら冷水にとって水気を絞ります。
⑤ 玉ねぎは薄切り、水にさらして水気を絞ります。
⑥ トマトはヘタをとって半分に切ります。
⑦ 器に綺麗に盛り付けソースの材料を混ぜて、全体にかけます。
ささみチーズフライ
ささみといえばこのチーズフライが定番ではないでしょうか。
子供に大人気のささみチーズフライです。
ここでは、衣を付けて凍らせて保存する方法と料理方法を紹介します。
【材料】
ささみ 4本
青じそ4枚
プロセスチーズ4本
酒 小さじ2
塩少々
小麦粉 適量
とき卵 1個分
パン粉 適量
① ささみは筋を取り除きます。
水気をキッチンペーパーでふき、酒と塩を絡めます。
② ささみをラップで挟んで、すりこぎなどでたたいて肉を広げます。
③ 開いたささみの中央に、青じそとチーズを重ねておき挟み、合わせ目には小麦粉を付けて閉じます。
④ 具を挟んだささみに小麦粉、とき卵、パン粉の順番に漬けていきます、1本1本ラップでつつみ、金属トレーに並べて冷凍させます。
完全に凍ったら、保存袋に移して下さい。
⑤ 揚げる時は、凍ったまま上げます。
少ない油で揚げ焼きも可能なので、朝のお弁当づくりにも最適です。
ささみとキノコのマリネ
【材料】
冷凍したささみ3本
マッシュルーム1パック
しいたけ1パック
えのきだけ 1袋
玉ねぎ1/2
カイワレ1パック
ソース(酢大2、レモン汁大1、砂糖小1、塩小1/2、サラダ油大2)
① ソースの材料を混ぜて、玉ねぎをみじん切りにしてソースに混ぜ合わせます。
② 解凍したささみをそぎ切りに、きのこも食べやすい大きさに切る。
③ 熱湯にささみを入れてさっとゆでて、まだ熱いうちにソースにあえる
④ きのこ類もゆでてソースに混ぜ合わせ、冷めるまでまちます。
⑤ カイワレをしいてその上にきのことささみを盛り付けでき上がり。
暑い夏でもさっぱりと食べられる、きのことささみのマリネです。
ささみの作り置きメニュー
作っておくと便利なささみの作り置きメニューを紹介します。
ささみのチーズピカタ
【材料】
鶏ささみ 8本
卵 2個
ハーブソルト 適量
小麦粉 大3
粉チーズ 大2
オリーブオイル 大2
① ささみは筋を取り除いてひたいて半分に切ります。
ハーブソルトで下味を付けておきます。
② ささみに小麦粉をまぶして。
余分な小麦粉はたたいて落とします。
③ 卵を溶いて粉チーズを混ぜ合わせます。
これに先ほどのささみをくぐらせます。
④ フライパンにオリーブオイルを敷いて熱し、中火にしてささみを並べます。
⑤ 中火で2分焼いたら裏返し、蓋をして蒸し焼きにします。
火は弱火で3分程度。
柔らかくておいしく簡単なチーズピカタ。
お弁当にもおすすめ。
ケチャップを付けて食べると美味しく、ボリュームがあるおかずになります。
まとめ
ささみの冷凍、冷蔵の保存方法を紹介しました。
肉類の中で水分も多く傷みやすいささみ。
下味を付けて冷凍するのもいいですし、酒蒸しにして冷凍すると、解凍後すぐに使える便利な食材。
低カロリーなので、ダイエット中にもおすすめです。
上手に冷凍、冷蔵保存して、美味しく食べて下さいね。