里帰り出産の時期はいつ頃?タイミングと忘れてはいけない事前手続き

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出産は女性にとってかなりの大仕事です。

出産後すぐに体が回復するわけではありませんし、昼夜を問わない新生児のお世話は大変です。

自宅に協力者がいない場合、退院後いきなり家事と育児をするのは体力的にも精神的にも辛いことでしょう。

里帰り出産とは、出産が近付くとママの実家に戻って出産し、退院後はしばらく実家でサポートを受けながら生活することです。

ここでは、里帰り出産の時期や手続きなどをまとめました。

目次

里帰りする時期は?

里帰り出産をする場合、実家に帰省する時期は、妊娠30週〜35週が目安になります。

「予定日より随分早いなあ。」と感じるかもしれませんね。

でも安全に移動し、出産するためには早めに帰省しておく必要があるのです。

出産には「予定日」というものがありますが、必ずその日に生まれるというわけではありません。

予定日は妊娠40週0日のことですが、37週からは正産期と言い、赤ちゃんも十分に成長していつ産まれても良い状態とされています。

37週からは妊婦健診も毎週になりますよね。

妊婦健診を受けていない産院での出産はリスクを伴います。

医師にママや赤ちゃんの状態を知ってもらうためにも出産予定の病院で妊婦健診を受けておかなくてはいけません。

また、里帰り出産ということは実家まで移動することになります。

お腹が大きくなると長距離の移動も辛くなってきますし、飛行機で実家まで行くという場合には搭乗できる期間や手続きもあるので注意が必要です。

航空会社にもよりますが日本では国内線の場合、予定日の28日前から搭乗する場合には医師の診断書が必要になります。

予定日まで7〜14日以下になると医師の同行が必要になってしまいます。

飛行機の中で出産になったというニュースも時々目にしますよね。

搭乗するまで何ともなかったとしても、出産はいつ起こるかわかりません。

移動距離が長い場合には、妊婦健診の時に、長距離移動に耐えられそうかどうか確認しておきましょう。

里帰りする期間は?

里帰り出産ををする期間は妊娠30週〜35週頃から産後は1〜2か月という人が多いようです。

赤ちゃんとママの1か月検診が産院であるため産後は少なくとも1か月は実家にいることになるでしょう。

産後1か月もすればママの体調も良くなっているだろうと早々に自宅時期を決めておくのはおすすめしません。

出産での体へのダメージはだいぶ落ち着いているかもしれませんが、産後1〜2か月といえば、慣れない新生児のお世話に疲労が溜まっている時期です。

帰省時期はママの体調を考慮して決めるようにしましょう。

しかし上にお子さんがいて、小学校や幼稚園に通っている場合、あまり長く帰省できないということもありますよね。

その場合には少しの間自宅におばあちゃんに来てもらうのも助かります。

私の実家は同じ市内で車で40分ほどの距離です。

第一子出産時は産後2か月里帰りをしていました。

その間は赤ちゃんのお世話だけをして、家事全般は母がしてくれたのでとても助かりました。

何より子育て経験のある母はとても頼りになります。

泣きやまない時、寝ない時、おむつの変え方など色々なアドバイスももらえました。

中には「ママが抱っこしても泣きやまないのにおばあちゃんが抱っこしたら泣き止むのが嫌」と感じる人もいるようですね。

でも子育て経験のある人と初めての育児をする人では抱き方などの上手さが違って当然です。

自宅に帰ったら泣こうがどうしようが自分でどうにかしなくてはいけません。

実家に帰っている間くらい甘えてもいいと思いますよ。

そのうち赤ちゃんも抱く時間の長いママの抱っこの方が大好きになります。

第二子の時には上の子が幼稚園に通っていたため、1か月で自宅へ戻りました。

ちなみに姉は県外に住んでいるため、出産後は3か月実家にいました。

真冬でしたし、自宅まで距離があることから、小さい赤ちゃんを連れて移動する負担を考えて長く居たようです。

里帰り出産をする期間はママと赤ちゃんの体調を十分に考慮して決めましょうね。

里帰り出産、忘れてはいけない手続き

里帰り出産は臨月に入って、いきなり実家近くの産院に行けばいいというわけではありません。

妊娠初期の段階で1度出産予定の病院を受診し、出産の予約を取っておく必要があります。

近年は「お産難民」という言葉があるほど、地域によっては産める産院が少なくなっています。

予約はできるだけ早く行った方が安心です。

母子手帳を貰ったら、まず産む予定の産院に連絡をしましょう。

そして里帰り出産をする病院が決まったら、通院している産院にもその事を伝えておく事を忘れないでくださいね。

里帰りをする時に紹介状が必要になることもあります。

ただし、通院先で切迫早産などと診断され、安静を支持されている場合は無理に里帰り出産をするのはやめましょう。

母子手帳には妊婦健診の費用の補助券が付いています。

しかし、その補助券は違う市区町村では使うことができません。

妊婦健診の費用は実費で支払うことになります。

しかし一旦実費で支払っておいて、自宅に戻った後役所で手続きをすれば返金されます。

手続きの仕方、必要な書類などは里帰り前にお住いの地域の役所に問い合わせておきましょう。

出産後には出生届けの提出、健康保険の加入、乳幼児医療助成金制度の加入、児童手当など様々な手続きがあります。

出産後はバタバタするので事前に段取りを決めておきましょう。

出生届は住民票のある地域の役所でなくても分娩時の役所に提出が可能です。

健康保険証は産後すぐに必要になる場合があります。

よくあるのが黄疸の治療です。

我が子もやりましたが、新生児の治療費は驚くほど高いです。

健康保険や乳幼児医療助成金制度の手続きをしておかないと大変です。

里帰り出産のメリット、デメリット

里帰り出産をするかどうか迷っている人もいるでしょう。

里帰りをした私としては、里帰りはして良かったと感じています。

赤ちゃんのお世話は想像以上に大変です。

実家の母のサポートはとても助かりました。

ですが、助かるだけでなくやはりデメリットもあります。

メリット
・産前産後家事をしなくてもいい
・赤ちゃんのお世話をしてもらえる
・上の子のお世話をしてもらえる

ママがお風呂に入る時など赤ちゃんを部屋で見てもらえると助かります。

沐浴やお世話のサポートも受けられます。

また赤ちゃんのお世話に付きっきりで上の子と関わる時間が減ってしまいますが、おじいちゃんおばあちゃんがいると上の子と遊んでもらうこともできるでしょう。

デメリット
・親と衝突することがある
・夫が父親の自覚が芽生えない
・幼稚園や小学校を休ませなくてはいけない

元々親と折り合いが悪い人もいるでしょうし、実家を出て長い場合には生活のリズムや食の好みが合わない場合もあります。

そこから親と衝突してしまい居心地が悪くなってしまうこともあるでしょう。

里帰り中は夫は自宅で一人暮らしの状態になります。

赤ちゃんと接する時間がないため父親としての自覚が芽生えないこともあります。

上の子が幼稚園や小学校に通っている場合には長期間休むことになってしまいます。

まとめ

里帰り出産には里帰りをする時期や必要な手続きなど気にしなくてはいけないこともたくさんあります。

でも産後のママの体の回復を考えるとサポートを受けられる里帰り出産にはメリットもあるでしょう。

出産については旦那さんともよく相談して、大切な赤ちゃんを迎える準備をしたいですね。