旅行やお風呂が好きな女性は多いですよね。
温泉地や銭湯では非日常感が味わえてリラックス効果があります。
そんなお風呂好きの妊婦さんの中には旅先の温泉や銭湯などでサウナに入って汗をかきたいと思う方いるのではないでしょうか?
でもサウナは熱いし、赤ちゃんに影響はないのか?と心配に思う妊婦さんもいるかと思います。
今回は、妊婦はサウナに入ってもいいのかについて紹介します。
・妊婦はサウナや温泉に入っても大丈夫?
・妊娠中のサウナの時間の目安
・サウナの嬉しい効果5つと注意点4つ
サウナに入ってさっぱりしたい、旅行先でサウナを楽しみたい、などサウナのことを考えている妊婦にサウナについてよく理解することが大切です。
目次
妊娠中のサウナはできれば止めよう!
妊娠中にサウナに入るのは一概に全ての妊婦が大丈夫とは言えません。
妊娠経過に個人差がありますよね。
サウナは体温が急上昇することでのぼせや脱水症状を引き起こしやすくなります。
妊娠初期は止めておくべきです。
とはいえリラックス効果も期待できるので、体調を考慮しながら短時間で様子を見ながらサウナを楽しむのがいいでしょう。
つわりなどで体調が安定しないことはもちろん、ホルモンバランスの急激な変化でめまいや立ちくらみを生じやすいからです。
また、後期はお腹が大きくなって足元が見えづらく転倒の危険があります。
できるだけ体調が安定している安定期のみにしましょう。
妊婦が温泉に入ること自体は大丈夫!
では温泉はどうでしょうか?
2014年の温泉法が改定され、以前は妊娠中の温泉は禁忌の対象とされてきましたが、妊娠中であっても温泉に入ってもいいように改定されました。
温泉に含まれる成分が影響はないとされ妊婦が入ってはいけないという医学的根拠が無かったためです。
とはいえ妊娠している時は体調に十分に注意して温泉に入るようにしましょう。
サウナの嬉しい効果5つ
サウナはおよそ80度~90度程室温に設定されていることが多いです。
お風呂同様に身体を温める効果があります。
ただの暑い部屋に見えてサウナには様々な効果があります。
- 体を温める
- 発汗効果
- 血流を良くする
- 美肌効果
- リラックス効果
サウナには上記のような5つの効果があります。
妊娠中は効果を追い求めて長く入り過ぎないように気をつけましょう。
妊婦のサウナ時間は10分程度
妊娠中のサウナは禁忌ではありません。
リラックス効果などを求めてサウナに入りたいと思う妊婦もいることでしょう。
サウナや温泉に入る際には事前に医師と相談して許可をもらうことは大事です。
その際に妊娠経過に合わせてどの程度であればサウナに入っても良いのか時間も確認しておくといいでしょう。
ですが、基本的には妊娠中のサウナは短時間、10分程度にすませるようにしましょう。
妊娠中に暑い場所に長時間いることはお腹の赤ちゃんにはあまりよくありません。
妊娠中に炎天下で運動すると体温が激しく上がりますよね。
もちろん、炎天下の運動とサウナは別物ですが、体温が上がるという点においては同じですよね。
でも注意しておいた方が良いに越したことはないですよね。妊娠中は10分程度で楽しみましょう。
妊娠中のサウナの注意点4つ
妊娠中のサウナには時間以外にも注意すべきことが4つあります。
- 転倒に注意する
- のぼせ・貧血に注意する
- 脱水に注意する
- 不特定多数の人と使用する共有物、共有場所では感染症に注意する
妊娠中は体内の血液が増えている状態です。
また妊娠中の体温は高く維持されています。
妊婦はいつも以上にのぼせや貧血、脱水になりやすい状態なのです。
またサウナや温泉施設などは床が濡れているので、滑りやすい場所です。
転ぶ可能性があるので壁伝いに歩いたり、手すりを持ったりして転ばないように十分に注意しましょう。
サウナなどの温泉施設や温浴施設は不特定多数の人が利用します。
中には感染症をもらう場合もあります。
妊婦は免疫力が通常よりも低下しているため感染症にかかりやすい状態です。
性器ヘルペスをはじめ、毛じらみ、膣トリコモナス症などがあります。
サウナなどで座る際には自分のタオルを敷いてから座るようにし、直に肌が触れるような状態で座ることがないようにしましょう。
またタオルはもちろん、バスマットなどの共有も危険性が高いので自分のものを使用するようにしましょう。
イスなどはよく洗い流してから使用するように心がけてください。
まとめ
妊娠中のサウナは医師とよく相談してから入るようにしましょう。
入る際には体調が安定しない初期や後期は避け、できるだけ安定期に済ませるようにしましょう。
サウナに入る際は、時間は10分程の短時間で済ませ、体調の変化に十分に注意して入りましょう。
妊娠中はのぼせ、立ちくらみの恐れがあるのでふらつきや転倒に十分に注意します。
また妊娠中は免疫力が低下しているため不特定多数の人と共有するような椅子などの使用はよく洗い流してから使用し、タオルなどは共有しないようにすることで感染症への予防に努めましょう。