ソーセージが好きな人は多くいますが、授乳中の女性は避けるべき!という声が聞かれます。
「添加物まみれで危険」「肉の形で販売できないクズ肉が原料」「母乳がまずくなる」という人がいて、ダメな食材と思われがちです。
でも、これは真っ赤なウソ!
この記事では
・ソーセージに含まれる食品添加物や原料の安全性
・母乳の味に影響するのか
・授乳中の女性に嬉しい、ソーセージが持つ栄養素
・体に嬉しいソーセージの食べ方
この4つを紹介しています。それでは、順番にみていきましょう。
目次
授乳中のソーセージはNG食材ではない!正しい食べ方とは

赤ちゃんに安全な母乳を飲ませるため、授乳中の女性は食べ物に注意が必要と言われます。しかし、ソーセージがNG食材ではありません。
しばしば話題にのぼるソーセージNG説を考えてみましょう。
ウソ1:危険な添加物まみれはウソ!
ソーセージには食品添加物が含まれています。
具体的には、肉の色を安定させる発色剤(亜硝酸ナトリウム)、酸化防止剤(ビタミンC)がよく使われます。
この食品添加物は厚生労働省が認めた安全なもの。
さらに使う量も決まっていて「一生、毎日食べ続けても大丈夫!」という基準の量よりずっと少ない量しか使われていません。
そんなわずかな量の食品添加物が危険!なんて、おかしな話!
安心して美味しく食べましょう。
ウソ2:発がん性物質が含まれているもウソ!

ソーセージのような加工肉に使われる食品添加物は発がん性物質になる!
そんな怖い話もありますが、これもウソ!
確かに食品添加物の中には、特定の食品と一緒に食べると、人の体の中で性質が変わるものがあります。
でも、それが「がんの原因になる」という明確な研究結果はなし。
(参考:硝酸塩の健康への影響/農林水産省)
そもそも、食べるとがんになるような食品を販売すると法律違反!
製造した会社は破産です。
根拠のない噂に惑わされないようにしましょう。
ウソ3:肉として販売できないクズ肉が原料はウソ!

「肉として販売できないクズ肉をミンチにしてソーセージを作っている」
こんな話もウソ!
ソーセージと一口にいっても、商品は実に豊富!
多くの会社が製造・販売しています。
海外産のソーセージや、牧場で作ったソーセージも簡単に購入できる今、おいしい商品を作らないと売れなくて淘汰されるのが現実。
どこの会社も売上を伸ばすのに必死です。
おいしい商品は、厳選された原料を使ってこそできるもの!
そもそも、日本には食品衛生法という法律があります。
これを守らないと食品を作ったり販売したりできません。
正規ルートで製造・販売されているソーセージは、その原料も安心・安全なものです。
ソーセージを食べたら母乳がまずくなる!はウソ!

授乳中の女性が気になるのは「母乳の味」です。
「ソーセージを食べたら母乳がまずくなる」といわれることがありますが、それはウソ!
母乳は血液からできています。
血液には食べた物から吸収した栄養素が含まれているので、食べ物が母乳の味や質に影響することは確かです。
しかし、血液中の栄養素には、体に蓄積された脂肪が分解されたものも含まれます。
他にも、飲んだ水分量、汗をかいた量、ホルモンバランス、体温、体調など。
いろんなことが血液の状態を変えます。
ソーセージを食べたから味が変わる、というのは飛躍しすぎ!
母乳の味に関しては、次のようなポイント全てが重要です。
- 睡眠をしっかりとってホルモンバランスを整える
- 主食、主菜、副菜をバランスよく食べる
- 水分を多く摂る
- 体を温めて血行をよくする
- 軽い運動で筋肉を動かし、体がむくまないようにする
- 上手に気分転換してストレスを溜めないようにする
ひとつの食材にとらわれず、広い視野で健康な体作りに取り組みましょう。
ソーセージに含まれる女性に嬉しい栄養素

なにかと悪者扱いされがちなソーセージですが、授乳中の女性に嬉しい栄養素がたっぷりです。
良質のタンパク質は授乳に欠かせない栄養素
ソーセージの原料は豚肉や牛肉といった動物性タンパク質です。
タンパク質=筋肉を作る。そんなイメージですが、皮膚や粘膜、ホルモンを作るのにも欠かせません。
体の中のタンパク質が不足するとホルモン量が減り、母乳の量も減少。
肌の調子も悪くなり、口内炎もできやすい状態に!
授乳中はとにかく、たくさんのタンパク質が必要です。
ソーセージは手軽に美味しく良質のタンパク質が取れる食材なので、遠慮せず食べましょう。
脂質は美容に欠かせない栄養素

ソーセージには脂質が多く含まれています。この脂質は女性の敵!と思われがちですが、それはウソ!
脂質は非常に強力なエネルギー源です。
さらに、細胞やホルモンを作る時に必要で、不足すると皮膚炎になったり、髪の艶が失われることも!
授乳中だからこそ、ソーセージで効率よくエネルギーを調達し、肌や髪を美しく保ちましょう。
ビタミンBも多く含まれている!
ソーセージ=脂肪まみれ!ではありません。
ソーセージの原料になる豚肉はビタミンBの宝庫!
脳や神経は糖をエネルギー源にして働きますが、ビタミンBがなければ糖を分解できません。また、体の疲労回復にもビタミンBが必要です。
産後の女性の脳は、赤ちゃんのケアやホルモン調整のために24時間フル活動!
さらに出産という大仕事を果たして疲弊している体にビタミンBは欠かせません。
ソーセージは産後の女性に嬉しい食材です。
美味しいソーセージの見分け方

産後の女性に嬉しいソーセージですが、原料によって味や風味、食べやすさが違います。
自分好みのソーセージを見つけるために、覚えたいのがJAS表示。
~JAS表示の見分け方~
JAS特級:原料肉には豚肉・牛肉のみ使用でき、でん粉などの結着材料が一切入っていないもの。
JAS上級:原料肉には豚肉・牛肉のみ使用でき、でん粉などの結着材料が5%以下のもの。但し、「でん粉含有率」が3%以下のもの。
JAS標準:原料肉には畜肉(豚・牛・羊など)と家兎肉(うさぎ)および、家禽肉(鶏・あひるなど)のみ使用でき、でん粉などの結着材料が10%以下のもの。但し、「でん粉含有率」が5%以下のもの。
(引用元:ハム&ソーセージおもしろ百科/伊藤ハム)
肉の旨味をしっかり味わいたいならJAS特級と書かれたソーセージを。
美味しさ優先でも、ちょっと安価に買いたいならJAS上級。
とにかく手軽にたくさん食べたいならJAS標準。
こんな風にマークを活用しましょう。
なお、JASの表示がなくてもソーセージは販売できます。
「マークがない=ダメな商品」ではないので安心して買ってくださいね。
体に嬉しいソーセージの食べ方

授乳中の女性に嬉しいソーセージですが、より美味しく食べる方法を紹介します。
ビタミンCを多く含む野菜や果物と一緒に!
授乳中の女性は、睡眠不足になりやすく、疲労が溜まりがち。
免疫力が低下したり、肌が荒れたり、免疫力が低下しやすいので、ビタミンCも摂りたいもの。
ポトフ(ソーセージ+芽キャベツやブロッコリー)はスープの中に溶け出したビタミンも摂れておすすめ!
他にも、食パン+ソーセージ+イチゴやオレンジ、という朝食メニューもいい組み合わせです。
舌を楽しませてくれるソーセージで食欲をアップさせ、野菜や果物もしっかり食べましょう。
焼く・ボイルといった調理は、切れ目なしで!

ソーセージといえば、斜めに切れ目を入れて調理するものと思いがち。
でも、切れ目を入れて焼いたりボイルすると、栄養素が逃げてしまいます。
調理する時は切れ目なしが鉄則!
切れ目の役割は「箸で掴みやすいようにするため」なので、必要なら調理後にカットしましょう。
空気と光をシャットアウトして保存
ソーセージは空気や光に触れない方がおいしく保存できます。
開封後はソーセージをラップで包んで空気と光を避け、冷蔵庫で保存がベスト。
比較的長く保存できますが、表面がネバネバしたり、糸を引いたり、酸っぱい臭いがしたら腐敗の印!
開封後はできるだけ早く使い切ってしまいましょう。
まとめ

ソーセージに含まれている食品添加物は安全なもので、発がん性物質が含まれている、という話もウソ!
そして、ソーセージを食べたら母乳がまずくなる、という話も気にしなくてOK!
タンパク質や脂質、ビタミンBが豊富なソーセージは授乳中の女性に嬉しい食材です。
商品パッケージのJAS表示をチェックして自分好みのソーセージを見つけ、美味しく食べてしっかり母乳を出すようにしましょう。
【参考サイト】