生後10か月離乳食のコツは?具材別調理法とおすすめレシピ3品
生後10か月ころになってくると、できることが増えてきます。
なれない育児にいっぱいいっぱいだったママも少し慣れてきて、余裕ができる時期……のはずなのですが、子育てはいつまでたっても大変なのが本音です。
そこで、この記事では離乳食のコツをお伝えします。
少しでも育児のヒントにしてもらえたらうれしいです。
ポイントは4つ。
・生後10か月の赤ちゃん
・離乳食の進め方
・食材別調理方法のコツを伝授
・おすすめレシピ3品
最後まで記事を読んでいただければ、今日の献立に悩まなくても済むかも?
ぜひ、参考にしてくださいね。
目次
生後10か月の赤ちゃん
身長は約66cm~77cm。体重は約7kg~11kgになります。
後追いが始まるころなので、トイレまでついてくるママにべったりという子も。
歯も何本か生えてくるころでもあり、私の息子はほとんどの乳歯が生えていました。
高速ハイハイやつかまり立ちができている子もいます。
この時期は成長に個人差が特にある時期ですので、他の子に比べて成長が多少遅くても問題のないことがほとんど。あまり過剰に不安になることはありません。
息子も寝返りは4か月と早かったのですが、歩き始めたのは1歳2か月と遅めでした。
あくまでも平均的な目安なので心配しないようにしましょう。
離乳食の進め方
①1食分の量
理想は以下になります。
ご飯やパン、うどんなどの主食は80~90g
+
野菜や果物は30g~40g
+
肉、魚は15g
豆腐や大豆製品は45g、卵は半分、乳製品は80g(いずれか一品)
こちらはあくまでも『理想』です。
実際はこのようにうまく食べてはくれません。
朝は食べないけど夜は食べるなど、非常にムラがあります。
好き嫌いもありますし、気分によって食べてくれるときと食べてくれないときもあるので、あくまでも目安ぐらいに覚えておきましょう。
栄養が足りてない場合は、フォローアップミルクや母乳などで調整を。
まずは食べ物を食べることを楽しむことに重点を置くと、ママも気負いしないですみます。
②食べ物のかたさ
歯茎でつぶすことができるかたさ、バナナぐらいのかたさを目安にしましょう。
にんじんやじゃがいもなどを角切りした野菜を食べることができるようになります。
食材別調理方法
- 主食
(米、食パン、ロールパン、ホットケーキ、うどん、スパゲティ)
おかゆは五倍粥か軟飯、うどんは冷凍や乾麺はかたさがあるので、チルドのにするのがおすすめです。乾麺や冷凍の場合は少し長く茹でて柔らかめにしましょう。
スパゲティも同様に、柔らかく茹でてください。
ホットケーキやパンも食べられますが、上手にのみこめない場合があります。
小さく切るかスープやミルクに浸すなどして工夫を。
- 野菜
(ほうれん草、小松菜、かぼちゃ、さつまいも、ブロッコリー、にんじん、じゃがいも、キャベツ、玉ねぎ、かぶ、白菜、トマト、とうもろこし、大根、キュウリ)
ほうれん草や小松菜などの葉物は小さく切り、柔らかく茹でましょう。
さつまいもやかぼちゃ、にんじんやじゃがいも、玉ねぎ、大根は角切りにして柔らかく煮て食べさせることができます。
トマトやキュウリは皮を取り除きさっと茹でて与えましょう。
- タンパク質
鶏ひき肉、牛ひき肉、豚挽き肉、赤身肉、レバー、カレイやたら、鮭、しらす、サバやさんま、卵、牛乳、ヨーグルト、豆腐、豆乳など)
ひき肉類はつみれにすると食べやすいです。特に鶏ひき肉は脂肪分も少なめでおすすめ。
レバーは鉄分不足になりがちな赤ちゃんには食べさせてあげたい食材です。
魚類は骨を丁寧に取り除きましょう。サバやサンマはアレルギーになりやすいので初めて与えるときは注意してください。
豆腐は肉とあえてつみれにしたり、溶き卵と一緒に崩してスープにすると食べやすいです。
おすすめレシピ3品
①豆腐とひじき入りハンバーグ
材料:鶏ひき肉50g、豆腐30g、ひじき大さじ1、片栗粉大さじ1、油少々
↓作り方↓
1:豆腐の水をキッチンペーパーなどでよく切ります。
2:ボウルに豆腐を入れてつぶしましょう。
3:鶏ひき肉を加えて、つぶしながら混ぜ合わせます。
4;水もどし不要のひじきを加えて滑らかになるまでよく混ぜてください。
5:片栗粉を加え、再びよく混ぜ合わせます。
6:小判型や棒状など、お好みの形に整えます。
7:油を熱したフライパンで両面がきつね色になるまで焼いたらできあがりです。
②しらすと鮭のおにぎり
材料:軟飯80g、鮭10、しらす5g、海苔少々
↓作り方↓
1:鮭をレンジで加熱か茹でて、細かくほぐします。(骨が入らないように注意してください)
2:しらすの塩分を取り除くためにさっと湯通ししましょう。
3:ごはんと鮭、しらすを混ぜ合わせます。
4:スプーンなどを使ってひとくちサイズのおにぎりを作ってください。
5:小さく切った海苔を飾りとして乗せたらできあがりです。
③ほうれん草とツナとろとろ煮
材料:ほうれんそう10g、ツナ缶(ノンオイル)10g、冷凍コーン小さじ1、だし汁大さじ1、片栗粉小さじ1
↓作り方↓
①ほうれん草の葉の部分を柔らかく茹でて刻みます。
②耐熱皿にほうれん草とツナ、だし汁、片栗粉を入れてよく混ぜ合わせます。
③レンジで20秒から30秒加熱したらできあがりです。
離乳食は思うようにいかなくて当然。
子育てをしてわかったことですが、赤ちゃんはママの思い通りには動いてくれません。
当然といえば当然なのですが、たびたびどうして食べてくれないのー、どうして寝てくれないのーと辛くなるときがあります。
でも、それが普通なんです。赤ちゃんは小さいながらも意思があって、食べたくないときは食べません。
食べさせようと躍起になると、赤ちゃんもママも疲れちゃいます。
思い通りにいかないものだと割り切ることが、離乳食を進めるための第一歩ですよ。