「まだ生後5ヶ月なのに便秘に悩まされるなんて・・・」と驚かれる親御さんが多いと思います。
実際に我が家の長女も、生後5ヶ月あたりから長ければ1週間の便秘を経験しました。
顔を真っ赤にして力むのに、大人並みに臭いおならしか出ない。
出たかと思えば、うさぎのフンのようなコロコロうんちが数個だけ。
便秘と戦う我が子の姿に、見ている親の方が心配ですよね。
生後5ヶ月といえば離乳食が始まったり、ミルクや母乳不足だったり、便秘になりやすい月齢でもあるんです。
今回は、生後5ヶ月の赤ちゃんが便秘を引き起こす原因と、我が家が実際におこなった解決策を7つご紹介します。
どの方法が一番効果的だったのか、ぜひ参考にしてみてください。
目次
生後5ヶ月で便秘!医師から聞いたその原因とは?
我が家のかかりつけ医の先生の話によれば、生後5ヶ月頃から便秘に悩み受診する方が増えているんだそうです。
実際に我が家も、生後5ヶ月あたりから便秘に悩み、苦しそうな姿をなんとかしたくて病院を受診しました。
その時に言われた原因を、以下にまとめます。
・離乳食が始まり授乳量が減ったこと
・食物繊維が不足するなど食事の内容に問題
・成長と共に起こる腸内環境の変化
・運動があまりできていない
理由は一つではなく、他にも成長や環境の変化などさまざま考えられるでしょう。
大きな原因として、離乳食が始まり水分不足が関係しているケースが多いです。
病院の先生からは、水分やうんちを排出しやすいように食物繊維など、意識して食べさせるようにしてくださいと言われました。
また便秘といっても、いつも通り食欲があり機嫌が良く、お腹が張っていなければあまり悩まなくても大丈夫とのこと。
病院で受診する目安は、食欲や機嫌が悪く、うんちが出ずに5日以上経過している場合は相談とのことでした。
生後5ヶ月の便秘のために我が家の7つの解決方法
長女が生後5ヶ月あたりから、長ければ1週間もうんちが出ないことも・・・。
便秘にならないために、離乳食の献立を変えてみたり、遊びながらできるマッサージなど、いろんな方法を試しました。
どれが便秘解消に役立ったのか、7つの解決方法と一緒にお伝えします。
1.「の」の字でお腹マッサージ
「の」の字マッサージといえば、昔から良くおこなわれている方法の一つですね。
手のひらを使ってゆっくり優しく、おへそを中心に「の」の字を描いていきましょう。
腸内へ刺激を与えてぜん動運動を促したり、お腹を温めて血行促進する働きがあります。
洋服の上からでも大丈夫ですが、私はお腹に直接手を当てて、優しくなでてあげました。
摩擦が気になるときはベビーオイルを塗ってからマッサージしてあげましょう。
赤ちゃんも心地いいのか、マッサージしている間はじっとおとなしくしています。
【効果】
即効性はないけど、気が向いた時にできるのでおすすめ。
効き目があるかわかりませんでしたが、やらないよりは効果的ではないでしょうか。
2.授乳回数や離乳食の量を増やす
離乳食が始まると、それに合わせて1回あたりの授乳量も減ります。
これまで母乳やミルクだけを飲んでいたので、うんちが柔らかく1日に何度も出ていました。
離乳食を食べ始めると、うんちは少し固くなり、1日に出る回数もグッと減ってしまいます。
我が家では、うんちが出やすいように食物繊維を含む食材を積極的に食べさせました。
さつまいもやごぼう、バナナやりんご・ヨーグルトなど、うんちが出やすい食べ物で離乳食作りがおすすめです。
また、離乳食の量が少ないとうんちの量も溜まらず、便秘の原因にも繋がるそうです。
1回あたりの量も、成長に合わせて少し増やすなど、離乳食と授乳量をバランスよく調整しました。
【効果】
食物繊維や水分に気をつけたところ、頑固だったうんちが出やすくなったんです!
柔らかいうんちはちょっと力むだけで出るので、食べ物の工夫は大切なポイントです。
3.綿棒とベビーオイルで肛門を刺激
便秘で受診した時に、看護師の方から「ベビーオイルを綿棒に付けて、肛門を少し刺激してあげるといいよ」とアドバイスをいただきました。
肛門を刺激してあげると、お腹に力が入って出やすくなるみたいですね。やり方はとっても簡単なので、今すぐにでもできます。
【やり方】
1.おむつをおしりの下に敷き、大人用綿棒とベビーオイルを用意
2.綿棒にオイルをたっぷり染み込ませる
3.赤ちゃんの足をM字開脚に固定する
4.綿棒の綿部分をすべて、肛門に入れる
5.綿棒をゆっくり出し入れしたり、優しく「の」の字を書く
【効果】
おならはたくさん出るけど、うんちはすぐ出ませんでした。早い子だと、綿棒を入れて数秒でうんちが出るそうです。
1回に長い時間刺激すると、赤ちゃんも疲れてしまうので、出なかった時は数時間後にまた挑戦しましょう。
4.数分間だけうつぶせ寝をさせる
生後5ヶ月になると寝返りをマスターする赤ちゃんが増え、活動力が一気に増えます。
仰向けやうつぶせ寝など、何度も繰り返すと運動したことで腸内環境も活発になり便通にも効果的です。
寝返りをしっかりマスターしていない、あまりやってくれない場合は、ママやパパが寝返りのサポートをしてあげてみましょう。
まだ、苦しいなど判断できない5ヶ月ころの赤ちゃんは、長い時間うつぶせ寝を続けるのは危険です。
サポートする場合は、必ず目を離さないようにしましょう。
【効果】
我が家では効果が高かったです。
寝返りをあまりしない子供たちだったので、たまにクルンと手伝ってあげて体をひねる練習をしました。
この“ひねり”が腸内に刺激を与えているらしく、数日出なかったうんちが出やすくなったのでおすすめです。
5.両足の運動をする
赤ちゃんによっては両手や両足をバタバタさせたり、活発な子とあまり動かない子がいますよね。
我が家の3人の子どもたちも、みんなそれぞれ個性があり、運動する子としない子がいました。
運動しない子は、どちらかといえば便秘体質だったので、遊ぶ時に両足の運動をイチ、ニッ♪と掛け声と一緒に体操する毎日。
赤ちゃんって肌に触れてあげたり、声掛けをしてあげると喜びますよね。
スキンシップしながら、運動不足を解消してあげることで、自然と便秘解消に繋がります。
【効果】
即効性はありませんが、おならをよくするように・・・。
ガス溜まりが減ったことで、お腹に膨らみも減ってきて、よく飲んで食べるようになりました。
食欲旺盛になったことでうんちの回数が日に日に増えていき、見事、便秘解消!
6.【母乳育児のみ】ママの食生活を見直す
生後5ヶ月の赤ちゃんは、離乳食を食べているとはいえ、まだまだ栄養面の関係から母乳を飲ませる場合が多いです。
私も、離乳食後に母乳を飲ませていました。
母乳の質によって赤ちゃんのうんちも左右すると良く聞きますが、実際に本当だなと思う部分がたくさんあります。
なので、できるだけ母乳の質を良くするために、私自身の食生活を見直しました。
たとえば、以下のような食生活などです。
・体を冷やす食べ物に注意する
・脂っこい食べ物を控える
・糖質の多いスイーツを一時中止
脂質や糖質の多い食事が続くと、どうしても母乳が詰まってしまうなどし、乳腺炎になりやすいんです。
我が家では、乳腺炎になると赤ちゃんも便秘をしやすくなるため、普段の食生活をできるだけ和食中心にしました。
【効果】
直接的な効果があるのかわかりませんが、母乳の出が良くなりたっぷり飲んでくれるように!
おかげで水分がしっかり取れて、柔らかいうんちが出るようになりました。
7.バンボに座らせて座位の体制にする
バンボといえば、首が座ったあたりから1人で座れる赤ちゃん用ソファーです。
離乳食が始まった時や爪を切る時など、動き回る赤ちゃんをじっとさせる時に大活躍なアイテムですよね。
バンボは座らせるだけのソファーだけではなく、便秘解消にも役立つアイテムとしても知られているのをご存じでしたか?
バンボに座らせると、必ず便秘解消できるとは限りませんが、座るという座位の体制がうんちをしやすい直腸の角度になるといわれています。
大人でも経験があると思いますが、寝ている時よりも座っている時の方が、便意って強く感じますよね。
座ることで、腹部の内臓が下がり、腹圧でうんちが出やすい環境を整えます。
生後5ヶ月の赤ちゃんは、1日のほとんどが寝る体制なので、バンボで座らせることで、うんちを出しやすい体制が作れるのです。
【効果】
バンボに座らせたところ、早い段階でうんちが出ました。ただし、何日も続く便秘だと、バンボに座った状態でうんちをすると、量がすごくて背中モレする可能性があります。
うんちが出た!と思ったら、しばらく様子見するのではなく、すぐにキレイにしてあげましょう。
まとめ
今回は生後5ヶ月が便秘になる原因と、我が家が実際におこなった7つの解決策をご紹介しました。
7つの解決策とその結果をまとめておきます。
1.「の」の字でお腹マッサージ【×】
- 授乳回数や離乳食の量を増やす【○】
3.綿棒とベビーオイルで肛門を刺激【×】
4.数分間だけうつぶせ寝をさせる【○】
5.両足の運動をする【△】
6.母乳育児ママの食生活を見直す【○】
7.バンボに座らせて座位の体制【◎】
生後5ヶ月の赤ちゃんは、離乳食や運動量の変化など、さまざまな原因で便秘を引き起こします。
うんちをスムーズに出す薬もありますが、自宅でできる解決策も一緒におこなうと、より効果が高まりますよ。