家族三人で一か月の生活費の相場はどれくらい?必要なお金の内訳まとめ

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近年は税金や物価は上がるのにそれに伴って給料は上がっていません。

毎月ギリギリの生活で貯蓄ができないと悩んでいる人もいるでしょう。

他の家の家計がどうやってやりくりしているのか気になるけれど、面と向かっては聞けないものです。

他の家庭と比べられないので、使いすぎなのか、やりくりができていないのかもわかりにくいと思います。

住んでいる地域や収入によっても生活費は異なります。

2017年の総務省の調査では2人以上の世帯の生活費の平均は283,027円でした。

ここでは、内訳や節約できるポイントついてもご紹介します。

目次

家族三人で一か月の生活費の相場は

2017年の総務省統計局の調査によると2人以上の家族の生活費の平均は283,027円でした。

この統計の平均世帯人数は2.98人、世帯主の平均年齢は59.6歳です。

全国平均なので、住んでいる地域によって差があります。

1番生活費の平均が高かったのが関東地方で、298,385円。

低かったのが沖縄地方で206,507円。

都市別で見ると1番高かったのが金沢市で335,446円。

低かったのが那覇市の233,023円でした。

また、生活費は世帯主の年代によっても差があることがわかりました。

40歳未満は256,160円。

40〜49歳は315,189円。

50〜59歳は343,844円。

60〜69歳は290,084円。

70歳以上は234,628円でした。

参考

総務省 政府統計の総合窓口

総務省 世帯属性別の家計収支

生活費の内訳はどうなっているの?

1か月の生活費の平均はわかりましたが、内訳はどのようになっているのでしょうか。

総務省統計局の2017年の調査によるとこのようになっていました。

平均 40歳未満 40〜49歳 50〜59歳 60〜69歳 70歳以上
消費支出 283,027円 256,160円 315,189円 343,844円 290,084円 247,701円
食費 72,866円 63,693円 77,100円 78,052円 76,608円 68,065円
住居 16,555円 23,520円 15,827円 16,793円 16,459円 14,155円
光熱・水道 21,535円 17,847円 21,532円 23,070円 22,693円 21,191円
家具・家事用品 10,560円 9163円 10,237円 11,690円 11,991円 9,570円
被覆及び履物 10,806円 11,766円 14,725円 14,170円 9,999円 6,850円
保健医療 12,873円 9,949円 10,089円 11,997円 14,608円 14,850円
交通・通信 39,691円 41,491円 48,212円 51,999円 43,448円 23,998円
教育 11,062円 11,600円 28,863円 24,428円 1,352円 360円
教養娯楽 27,958円 25,790円 34,186円 29,482円 29,366円 23,162円
その他の支出 59,120円 41,340円 54,417円 82,163円 63,565円 52,466円
交際費 20,998円 11,504円 13,510円 21,714円 25,541円 25,264円
仕送り金 5,637円 709円 6,315円 18,542円 3,679円 1,447円

住居費には家賃や住宅ローンが含まれていないので、この金額になっています。

40歳未満は生活費の消費支出が他の年代と比べて低いです。

収入自体が少ないということも理由に考えられます。

しかし、1番の要因は子供が小さいということでしょう。

そのため食費も教育費も少ないです。

59歳までは教育費にかかるお金が高く、特に40〜49歳の世帯では、生活費の9.2%。28,863円がかかっています。

子供が中学生、高校生あたりの頃でしょう。

50歳〜59歳までは大学進学などによる影響か、仕送り金が高くなっています。

教育費の24,428円にプラスして仕送り費として18,542円かかっています。

生活費の中の12.5%を占めます。

食べ盛りの頃でもあるため、食費も他の年代よりかかります。

また、子供にもスマホを持たせるのでスマホ通信費も高くなっています。

この内訳と、ご自分のご家庭と比べてみていかがでしょうか。

あくまでも平均なので、少ないところ多いところもあると思います。

全てがこの平均に当てはまるということはないと思いますが、大体どのくらいの金額がかかっているのか参考になると思います。

参考

総務省 世帯属性別の家計収支

節約できるポイントは?

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税金や保険料は上がるのに、給料はそのままというご家庭も多いでしょう。

我が家もまさにその通りで日々節約に励んでいます。

世帯主は40〜49歳のところに入りますが、支出は1か月で25万程度です。

収入が低いためこれ以上出費できないというのが大きな理由です。

ここでは節約できるポイントをまとめました。

①食費

主婦が節約しようと思って、まず手をつけるのが食費でしょう。

毎日のことですし、工夫次第でそれなりにおさえることは可能です。

逆に贅沢をしようと思えばいくらでもかけられるところでもありますね。

外食が多ければもちろん食費は増えます。

自炊をしていても野菜やお肉など産地や育て方にこだわれば、値段は上がります。

でも節約しすぎて、貧相になりすぎると栄養不足になりますし、楽しい食卓ではなくなってしまいます。

無理のない範囲で節約するのがおすすめです。

我が家では、食費は月に4万円を目安にしています。

これには学校の給食費は含まれていません。

おやつや嗜好品は含まれます。

お肉は安い品買って小分けして冷凍。

味を付けて冷凍して置くものもあります。

疲れている日や帰宅が遅くなった日に料理を作るのは面倒ですよね。

つい外食や出来合いものを買ってしまいそうになりますがこれは出費の元。

味を付けて冷凍しておけば焼くだけなので、それほど苦労なく自炊することができます。

お米もまとめ炊きして保存しています。

子供はお腹が空くとうるさいので、作っているのが待てない時もあります。

そんな時チンしておにぎりでも食べさせておけば少しの間、間が持ちます。

②通信費

スマホは1人1台持っているのが当然の時代です。

大手の会社だと安くても1人7〜8,000円するでしょう。

家族だと大きな出費です。

格安スマホに乗り換えるだけで、スマホ代は大きく削減できます。

ちなみに我が家も1年前に家族で格安スマホに乗り換えました。

するとそれまで夫婦2人で2万円ほどかかっていたスマホ代が今では子供と3台で4,000円弱です。

家ではWi-Fiを使っているので、通信費は8,000円ぐらいに抑えられています。

③娯楽費

レジャーなど娯楽費もできれば節約したいところです。

でも節約ばかりでは楽しみがなくなってしまいます。

我が家では泊りがけの旅行は年に1〜2回です。

夏のキャンプと冬休み前に遊園地に行くのがここ数年の定番になっています。

キャンプは泊りがけの旅行でもホテルに宿泊するのと違ってあまりお金がかからないので節約したいけど遊びたいという人にはおすすめです。

ちなみに我が家ではバーベキューなどの食事代も含めて1万5千円くらいです。

冬休み前に行くのも混雑と値段が上がっている時期を避けるためです。

同じ場所に行くなら安く楽しめる方がいいですからね。

④被服費

子供はどんどん大きくなります。

そのため毎年買い替えになってしまいます。

ワンシーズンしか着られないので高いブランド物は買わないようにして、メルカリやヤフオクなど中古品もよく利用しています。

まとめ

生活費は収入とのバランスが大切です。

そして節約することも大切ですが、節約ばかりだと楽しみも減ってしまいますしストレスにもなるでしょう。

無理なく楽しく生活ができる範囲がちょうどいいですね。