妊婦さんにとって、夏は暑苦しく過ごしにくい季節ですね。
「どうして、私だけこんなに暑く感じるの!?」
というくらい、周りの人と比べても汗をかき、暑さに我慢できないときもあります。
それは、妊娠中は普段と比べると体温が上がり、お腹も圧迫されるので暑く感じやすいから。
また、ホルモンバランスが崩れており、体温の調節が難しくなっている場合もあります。
こんな状態のときにさらにつわりも重なると、夏バテや脱水症状などを引き起こす可能性も。
総称して、夏の暑さは妊婦の天敵なのです。
しかし、暑い夏の日にお腹が冷えると赤ちゃんによくないからと、暑さを我慢して扇風機やクーラーを使わないと頑張っているママもいます。
これではかえって体調を崩してしまう可能性もあり、身体にも赤ちゃんにもよくはありません。
そこで、今回は妊娠中の扇風機の利用についてご紹介していきます。
- 妊娠中に扇風機は使っても良いのか?
- 扇風機を使う時に気を付けること
妊娠中、特に初めての妊娠生活は、何もかもが不安に見えてきますよね。
この記事でそんな不安のひとつが解消すればと思います♪
目次
妊娠中に扇風機を使っても大丈夫なの?
まず、妊娠中に扇風機を使っていいの?と思っている人も少なくありません。
「お腹が冷えたら赤ちゃんにも悪いし、扇風機は使わない方がいいのではないか…」と。
しかし、暑さを我慢して体調を崩してしまったら元も子もないですね。
暑い日には扇風機やエアコンを利用し、快適に過ごす方が良いのです。
クーラーの温度が低すぎてしまうと、身体が冷えてしまうかもしれません。
しかし、扇風機だけの使用や、エアコンの温度を27℃前後にし、扇風機で風を送っている程度であれば問題はありません。
また、寒いなと感じるような気温や室温であれば、扇風機を止めるなどして調節してみましょう。
特に、職場などでは温度設定などは個人でできない場合もありますよね。
夏はエアコンが効いている場所もたくさんあるので、寒くなるときもあります。
そんな時のためにも、外出時は羽織物を1枚持ち歩くと便利です。
自分で、体温を調節できるように準備しておきましょう♪
妊娠中に扇風機を使う時に注意すること
先に述べたように、妊娠中に扇風機を使うことは問題ありません。
しかし、注意した方が良いことが3つあります。
この3点に気を付けて扇風機を利用することで、安心して過ごすことができますね。
1.お腹は冷えないようにする
ずっと風に当たっていると、身体も冷えてきます。
その時に、お腹が冷えないように調節してみましょう。
妊娠中の身体の冷えは禁物です。
血流が悪くなり、手足がむくみやすくなったりします。
また、身体の冷えが原因でお腹の張りが出る場合もあるので冷えないようにしましょう。
エアコンの中で、クーラーも併用していると、思っている以上に冷たくなっていることがあります。
おすすめの方法は、薄めの腹巻やマタニティ用の下着でお腹を守るとよいです。
お腹を締め付けずに、でも温めてくれるようなものをお腹周りにだけでも身につけておきましょう。
関連記事⇒妊婦の冷えは大敵!妊娠中の冷え、胎児への影響9つの理由と対策
2.寝る時は、直接風を受けないように調節する
次に、就寝中の扇風機の利用についてです。
直接風を受け続けないようにするために、壁に風を向けたり、天井に向けたりして空気を循環するように扇風機を活用しましょう。
それでも、暑く感じてしまう場合には、アイスノンや冷えピタなどを使って体の熱を取ってみてください。
直接風に当たった状態でいると、乾燥して喉が痛くなったり、身体が冷えて風邪を引いてしまったりすることもあります。
快適さを通り越して風邪を引いてしまったら本末転倒です。
エアコンの場合、設定温度だけではなく、ベッドや布団の位置を変えることも対策の一つになります。
冷気が直接当たらないように、工夫しながら上手く身体を冷ましてくださいね♪
3.タイマー機能を使う
寝ている間は、体温が下がっています。
熱帯夜は別として、まだ夜が涼しい時期は、扇風機のタイマー機能を使いましょう。
3時間後に切れるように設定しておくことで、寝入った後、身体を冷やしすぎずに済みます。
扇風機が止まり、夜、暑さで目が覚めたときには、またタイマーを設定して扇風機を回すとよいですね。
エアコンも同様です。
朝までつけっぱなしのご家庭もありますが、お腹の冷えが心配なので、寝るときはぜひタイマー機能を利用して調節してみてくださいね。
まとめ
妊娠中の扇風機の利用は、問題なく、注意すべきことも少ないです。
しかし、暑い日には扇風機だけでなくエアコンも併用して使うご家庭が多いですよね。
その時には、身体が冷えないように対策をして、直接風を受け続けないように注意してください。
何より、妊娠中は夏の暑さを我慢しないようにしてください。
我慢することで、体調を崩してしまったという人は少なくありません。
無理をせずに、暑い夏を快適に過ごしてくださいね♪