妊娠する事で引き起こされるホルモンバランスの変化から、今までは何ともなかった事でも過敏となる事も。つわりの不調が出て眠気や頭痛などの不調も出てきてしまいます。
特にご自分の赤ちゃんを守ることを目的に、妊娠初期に気を付ける食事のことや仕事のこと、運動などの行動の注意点などをご説明していきますね。
目次
妊娠初期に気を付けること
妊娠すると、食べ物だけでなく、運動や薬の服用にも制限が加わって気を付けることがより一層増加してきます。
誰もが認識はされていますが、喫煙は厳禁ですので妊娠中は喫煙する事、している方の周囲にいる事は避けて下さいね。
他にも妊娠初期に気を付けることを以下に挙げてみました。次の章からは気を付ける詳細をご説明していきますね。
- 食事
- 薬
- 仕事
- 運動
- 2人目・3人目以降
それでは解説をしていきます。
妊娠初期の食事に気を付けることとは?
妊娠初期は、つわりの症状が出てあまり食べられないという方も多いでしょう。
味覚が変わって好みが変わる事も。
ビタミンや鉄分を意識して摂るようにして多くのミネラルを含んだ食べ物がお勧めです。
極端に甘いものや辛いもの、塩辛いものは避けて野菜や果物など食べやすい食事でバランスを摂るようにしましょう。
通常は感染しても何も症状が出ないのに、妊娠中は免疫力低下から重篤化する事があります。
流産や早産、先天性疾患の発症リスクがある食べ物もありますので、以下の食品は、妊娠中には避けた方が良いでしょう。
又、加熱されていても半熟卵や生ハムなどの半加熱状態のものは避けるようにして下さいね。
<食中毒のリスクがある食べ物>
未加熱の肉類、魚介類、貝類
生肉・生魚・生ハム・スモークサーモン・ユッケ・レバ刺しなど
未殺菌の乳製品や生卵
ナチュラルチーズなどの未加熱の乳製品、未加熱の卵
<過剰摂取を避けたい食べ物>
水銀を含む魚
金目鯛、かじき、まぐろなど
ビタミンAが多いもの
鳥や豚のレバー、うなぎ、あんこう肝、ぎんだらなど
塩分が多く添加物が入っているもの
インスタント、カップラーメンなどの加工食品
カフェイン
紅茶、コーヒー、緑茶などのカフェインを含む飲み物
ヒ素を含む海藻類
ひじきやワカメなど
子宮収縮の恐れがあるもの
アロエやシナモン、ウコン、パセリ、ナツメグなど
妊娠初期の薬で気を付けることとは?
妊娠初期は「絶対過敏期」とも呼ばれ、他の時期よりも赤ちゃんが薬の影響を受けやすいとされ、薬の服用には細心の注意が必要です。
自己判断での市販薬の使用は避けた方が良いでしょう。
スプレータイプの鼻炎薬や目薬なども、一見少量なので問題ないかと思われますが、妊娠中に使用してはいけない成分が入っている事もあるので、産婦人科で受診して処方してもらって下さい。
専門知識が必要な場合に他の科へ行く時は、必ず妊娠している事を告げて下さいね。
妊娠中でも使用可能な薬を処方してもらえます。
妊娠初期の仕事で気を付けることとは?
仕事をしている方も沢山いるので、こちらでは仕事で気を付ける点をご説明していきますね。
デスクワーク
まずデスクワークの方は、長時間同じ姿勢で座っている事が多いので、一定時間おきに動くようにしましょう。
妊娠初期は、あまり足のむくみがまだ気にならない頃ですが、冷えには注意が必要です。
立ち仕事
妊娠初期の切迫流産に見舞われる原因は分からないことも多く、流産と同じようにママの頑張りだけでは防止することができないものなのです。
立ち仕事と流産の関係性に当る論理的な研究結果は無いので、立ち仕事がストレートに流産の原因となるとは推定されてないのです。
しかしながら、多くの時間立ち続けで足のむくみが酷くなる、お腹の張りがあるというときはひと休みするように気を付けてくださいね。
しかし、足と腰が冷えすぎて子宮の血液循環が悪化すると、胎児に豊富な栄養素や酸素を送れなくなって、胎児の成長に悪影響が出る危険性も考えられます。
多くの時間立っていることで血液循環が低下し、冷えに通じる時もあるので、適度に一休みした方が良いでしょう。
妊娠初期の運動で気を付けることとは?
妊娠初期は、何もしていなくても不安定な時期で流産の可能性があるので、過度な運動は避けた方が良いでしょう。
妊婦健診時に問題がなければ、ウォーキングやストレッチなどの軽い運動であればストレスも解消されるので行っても構いません。
不安な時期ですので、くれぐれも無理しないようにして下さい。
安定期に入ると、体重が増加しやすい方は軽い運動を取り入れた方が良いでしょう。
病院内などで妊婦専用の軽い運動を実施している事もありますので、参加してみるのも良いですね。
妊娠初期に上の子(2人目以降)の気を付けることとは?
妊娠中は上の子のお世話だけでも大変ですよね。
特にお腹が大きくなってくると、身動きが取りにくくなって動くのも大変です。
その上、家事や洗濯をこなして、上のお子さんがふざけてお腹に乗ってきたりされる方もいるでしょう。
このお腹に乗ってくる時やいきなりお腹に突撃してくる時には意識して注意するようにしましょう。
中には、上のお子さんが原因で流産・早産という方もいますので、十分に注意が必要です。
手洗い・うがいで感染防止を
妊娠する前から、上のお子さんには手洗いやうがいの重要性を教えておきましょう。
赤ちゃんを守る為には、手洗いやうがいをママだけがきちんと行っていても、上のお子さんから感染する事が多くあります。
赤ちゃんと上のお子さんの感染症の感染防止の為にも、妊娠する前から「トイレの時は必ず手洗い」「外から帰ったら手洗いとうがい」を徹底して教育しておくと良いですよ。
妊娠初期の行動8つの注意点とは?
食べる時
妊娠中の食べ物は、ご自身が思っているより赤ちゃんの大切な栄養源となるので、食材選びには慎重に。
神経質にならない程度に感染症や食中毒に注意して摂るようにしてください。
後に後悔しないように、正確な情報を把握しておくと良いでしょう。
薬の服用・使用時
胎児への影響を避ける為にも、妊娠初期の薬の服用・使用時には医療機関へ受診してからにしましょう。
仕事時
つわりが酷い時には、休憩をはさむ、又は仕事を休めるようなら休むようにしましょう。
妊娠初期の無理は禁物です。
運動
激しい運動は避けて、どうしても行いたい時には、医師の許可をもらってからにしましょう。
安定期に入ると、積極的に軽い運動をした方が良いですよ。
重量のある物
重量のある物を長い時間持つのは控えて腰痛にならないように気を付けましょう。
15㎏以上重量があるものは周りの方にもサポートして貰いましょうね。
運転時
妊娠初期は、急激な眠気に襲われる事があるので、運転の際は注意が必要です。
ガムをかむ、窓を開けるなどして眠気対策を。
睡眠
睡眠は日頃からたっぷりと取れるような時間に余裕をもって生活を送りましょう。
できれば22時までに、遅くても日が変わる0時には寝て、早寝早起きを心がけると良いですよ。
タバコ・アルコール
妊娠してもすぐに喫煙をやめられない方もいますね。
しかしながら、妊娠中のタバコやアルコールは胎児の成長の妨げや病気の発症リスクの原因になるのでやめてくださいね。
- 食べる時
- 薬の服用
- 仕事
- 運動
- 睡眠
- タバコやアルコール
まとめ
気を付ける点が多すぎて妊娠初期といえども、ママになる事は大変ですよね。
私も1人目の時には知らなかった事が沢山あります。
今となっては遅い…と後悔もありました。
すぐに胎児への影響がなくても、成人になるまでの成長過程で発症する病気もあるので、妊娠中は気を付ける点を意識して過ごしましょう。
もうしてしまったという行動があっても、過度な心配はしないでリラックスしたマタニティライフを過ごして下さいね。