妊娠初期は身体がほてったり、腹痛や胃の不調に悩まされる時期です。
妊娠中ずっと続くのではなく、個人差はありますが、短期間だけのことが多いです。
この現象にはしっかりとした理由があります。
では、具体的にどういった不調に悩まされるのでしょう。
妊娠初期に起こりうる症状の原因と対策をご紹介します。
この記事のポイントは4つです。
- 妊娠初期はいつまで?
- 高温期はいつからいつまで?
- 基礎体温の変化
- 妊娠初期に起こる腹痛の原因と対処策
妊娠初期の不調に悩まされている方も、この記事を最後まで読んでいただければ、原因と対策を知ることができ、気持ちも心も少しは楽になるはずです。
ぜひ、参考にしてくださいね。
目次
妊娠初期はいつまで?
妊娠から出産はまでは、最後に生理があった日から数えて10ヶ月ほどです。
しかし現在は統計など調査により、妊娠期間は『280日前後』だと分かっています。
妊娠初期とは『妊娠2ヶ月~4か月(妊娠4~15週)』になります。
それ以前は妊娠超初期と呼ばれていて、この期間に赤ちゃんができたと分かる方はとても稀です。
だいたい2ヶ月ぐらいで判明することが多く、中にはすでにつわりの症状が現れて気付いたという方もいます。
高温期っていつからいつまで?
まず、『高温期』について説明いたしましょう。
妊娠すると高温期=体温が高い状態が続くことになります。
理由は、女性ホルモンの一種であるプロゲステロンの分泌量が増えるためです。
このホルモンには体温を上げる作用があるので、身体がいつもほてっているように感じるようになります。
いつまで高温期は続く?
排卵日から、胎盤が完成する妊娠15週ごろまで続きます。
基礎体温を測り続けていると高温期ではなくなってきているという実感も沸きますので、気になる方は習慣にしてみてもいいですね。
基礎体温の変化
上記でも説明したように、妊娠初期は体温が高い状態=高温期が続きます。
毎日基礎体温をつけていると、体温が急に下がることがあります。
もしかしたら流産?と心配になってしまうかもしれませんが、理由があります。
主な2つの理由をひとつずつ解説していきましょう。
①寒さによる低下
特に冬場に多いのですが、寒さで身体が冷えてしまっている状態で基礎体温を測ると、妊娠していない状態=低温期にまで下がってしまう場合があります。
単純に寒さによる体温低下なので、気にする必要はないでしょう。
防寒対策をしっかりと行って、暖かく過ごすことを心がけてくださいね。
②ストレスの影響
つわりや体調不良など、妊娠初期はストレスの原因が増える時期です。
睡眠が充分にとれない状態になると、体温が下がる傾向があります。
充分な睡眠をとって再び高温期になるようでしたら問題ありません。
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体温が下がり続けたままは注意!
体温が下がっても1、2日で戻るようなら上記の理由や計測ミスの可能性が考えられます。
しかし、数日間体温が下がったままの状態だと、流産の可能性も否定できなくなってきます。
流産はプロゲステロンの分泌量が減少します。急激に下がる人もいれば、ゆっくりと下がる人もいます。
これらの症状が当てはまる場合は、なるべく早く病院に行くようにしましょう。
妊娠初期に起こる腹痛の3つの原因と対処策
妊娠初期に悩まされる症状として、腹痛(下腹部痛)があります。
この痛み、妊婦さんなら誰でも経験するものといっても過言ではありません。
なぜなら、赤ちゃんをお腹の中で育てるうえで、大切な役割をしているために起こる痛みだからです。
3つの原因
では、具体的にどのような原因で痛みが起きるのか説明しましょう。
1.プロゲステロンが多く分泌されることで腸の働きが鈍くなる。
胎盤を作るためのホルモン=プロゲステロンには、上記の作用があるので便秘や下痢になりやすくなります。
そのため、下腹部の不快感や痛みを覚えるようになります。
2.子宮が大きくなることによる痛み
赤ちゃんが成長していくにつれて、子宮も大きくなっていきます。
その変化が下腹部痛になる原因のひとつだと考えられています。
3.骨盤周りの変化による痛み
妊娠すると骨盤周辺のじん帯が緩みはじめます。
出産に向けての準備の為なのですが、この変化により、下腹部痛を感じるようになります。
3つの対処策
妊娠初期の腹痛を対処する方法は3つです。
この3つを実践するだけで、下腹部痛が軽減できるはずですので、ぜひ試してみてくださいね。
- ストレスを溜めない
- 身体を冷やさない
- 痛みがあるときは安静にする
ストレスはいろいろな不調の原因ですので、マイナスな思考になりやすい時期ですが、常にプラスに考える努力をしましょう。
気持ちが前向きになると、自然とストレスも軽減されます。
また、冷えによって腹痛を促すことも考えられます。
冷えは女性の敵ですよね。普段もですが、妊娠時は特に注意をしていただきたいです。
血行が悪くなると子宮に血液が届きにくくなってしまいます。
常に身体を温めることを意識していてくださいね。
夏でも温かいものを飲むようにする、ブランケットを常用する、身体を温める食べ物(飲み物)を摂るなどの対策をすると良いでしょう。
痛みがあるときは、無理をしないことも重要です。
できるのなら横になって安静にしてもらいたいですが、不可能な場合は、椅子に座って休むようにしましょう。
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まとめ
妊娠初期は胎盤を作るためのホルモンの影響で、不調が現れやすい時期です。
しかし、安定期と呼ばれる妊娠中期になると、今までの不調が嘘のように快適な生活を送れるようになる方がほとんどです。
今が辛いのは赤ちゃんを育てるためのステップ。
そう前向きに考えて、家族が増えるための階段をあがっていってくださいね。