妊娠初期の蕁麻疹は流産や胎児への影響がある?じんましん発症の原因と7つの対処法

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妊娠中はホルモンのバランスが大きく変わったり、体型も変わったりと体の変化が著しいですね。

妊婦の体は色々な不調がつきもの。

たとえば、妊娠初期に蕁麻疹に悩まされる妊婦さんも少なくありません。

「このかゆみはいつまで続くの?」

「なんで妊娠中に蕁麻疹になるの?」

さまざまな疑問も出てくるでしょう。

一番心配なのは、妊娠初期の蕁麻疹は胎児への影響があるのかどうか。

流産などの危険性も心配ですよね。

妊娠初期や妊娠中に出る蕁麻疹の原因は、妊娠初期に起こるホルモンバランスの大きな変化によるものやストレスなどですが、はっきりとした原因がわからないものもあります。

つまり妊娠初期に蕁麻疹が出てしまっても、胎児への影響はほとんどありませんので、流産もその影響は受けないと考えて良いでしょう。

しかし、痒くて掻きむしってしまい傷になってしまったり、ステロイドの入った塗り薬を大量に塗り続けるなどしてしまうと、胎児への影響も心配になってきます。

もし妊娠中に蕁麻疹が出てしまった場合どのような対処法があるのでしょうか?

今回は妊娠初期の蕁麻疹への対処法を7つご紹介します。

  • 薬を塗る
  • 冷やす
  • 清潔にする
  • ストレスを溜めない
  • かき壊さないようにする
  • 肌を保湿する
  • 刺激を避ける

対処法を知って、辛い蕁麻疹を軽減してくださいね。

目次

妊娠初期の蕁麻疹、原因は?

妊娠初期に蕁麻疹(じんましん)が出てびっくりしてしまう妊婦さんも少なくありません。

中には妊娠に気づく前に蕁麻疹が出るケースもあります。

肌の様子がおかしいな?と思っていたら、実は妊娠していた!など。

実は妊娠初期の蕁麻疹には「着床蕁麻疹」というものがあります。

妊娠の超初期、つまり着床時期頃に発症する蕁麻疹です。

妊娠4週目くらいですので妊婦さん本人も妊娠に気づいていないことも多く、何かのアレルギーかと勘違いしてしまうケースも。

そんな妊娠初期に起こる蕁麻疹の原因はなんなのでしょうか?

実は原因ははっきりとはわかっていないことが多く、妊娠したことによる急激なホルモンバランスの変化によるものという可能性が高いです。

妊娠初期は妊婦さんの体が急激に変化していく時期ですので、蕁麻疹のような不調も出やすい時期。

もし妊娠初期に蕁麻疹が出ても胎児への影響はほとんどありませんので、あまり過剰に心配しないようにしましょう。

蕁麻疹がかゆい場合は医師に相談して妊婦でも使える薬をもらうと良いですね。

関連記事⇒妊娠初期のかゆみ陰部やお腹、足、体全身が痒い!原因や影響と4つの対処法

妊娠中の蕁麻疹、薬は使っても良い?

妊娠中の蕁麻疹(じんましん)はとても痒く我慢ができないことが多いです。

でも、かき壊してしまうと傷からばい菌が入って化膿してしまい、お腹の赤ちゃんに影響しないか心配。

そうならないためにもきちんと薬を使って直していきたいですね。

しかし妊娠中の薬の使用はお腹の赤ちゃんに影響を与えるのでは?と躊躇してしまうのではないでしょうか?

特に妊娠初期は、口に入れるもの全てに神経質になってしまいますが、飲み薬と違って塗り薬ならば胎児への影響は少ないとされているので安心してください。

塗り薬の中でも注意したいステロイド剤入りのものも、大量に長期間塗り続けなければ胎児に影響することはないとされています。

きちんと医師に確認した上で用法用量を守って使えば、妊娠中でも蕁麻疹の薬は使用することができますよ。

関連記事⇒妊婦は塗り薬を塗っちゃダメ?妊娠中のステロイドやロコイド9つの注意点と影響

妊娠初期の蕁麻疹、7つの対処法

妊娠初期に蕁麻疹になってしまったらかゆいし辛いですよね。

妊婦だから薬も使えないと我慢してしまうかもしれません。

そんな妊娠初期の嫌な蕁麻疹に効果的な対処法を7つご紹介します。

1.薬を塗る

やはり一番良いのは皮膚科で妊婦であることを告げた上で塗り薬をもらうのが良いでしょう。

または産婦人科でも蕁麻疹の薬は処方してくれます。

かゆみに耐えたり、一人で悩みを抱え込まずに医師を頼って快適な妊娠生活をおくれると良いですね。

2.冷やす

妊娠初期に出る蕁麻疹はかゆみの強いものが多く、かきむしってしまうと細菌感染を起こして化膿することもあります。

痒くて我慢できない時には少し冷やすとかゆみが治ります。

あまりにも冷たいと皮膚が凍傷を起こしてしまうので、冷たい濡れタオルを当てるなどして冷やすと良いでしょう。

ただし妊婦の体に冷えは禁物なので、お腹の付近は冷やさないようにしましょう。

体が寒くなるようなら蕁麻疹を冷やすのは控えて、かゆい部分だけに濡れタオルを乗せると良いですね。

関連記事⇒妊婦の冷えは大敵!妊娠中の冷え、胎児への影響9つの理由と対策

3.清潔にする

蕁麻疹ができてしまったら、患部を清潔に保つことが大事です。

とはいってもあまりにも強くゴシゴシとお風呂で洗うのは逆効果。

普段と同じように毎日お風呂に入って洗い、汚いものがつかないようにしておきましょう。

その際、できれば体の脂分を奪ってしまうような刺激の強い洗剤やせっけんは控えてください。

そして体の刺激を考えシャワーは使わず、お湯につかるだけにしておきましょう。

もし痒みがひどい場合は、浴槽の半分のお湯に、コーンスターチ1カップ、重曹1/2カップを入れて入ると効果的です。

痒みが部分的ならば、タオルをぬるま湯1ℓ+コーンスターチと重曹を各スプーン1杯入れたものに浸し、絞って患部に当てると痒みが引きます。

4.ストレスを溜めない

妊娠初期の蕁麻疹の原因の一つにストレスも疑われます。

妊娠中はいろいろと不便なことも多くストレスがたまりがちです。

なるべく自分に負担になることは避けてストレスを軽減しましょう。

5.かき壊さないようにする

蕁麻疹はかゆいのでついついかいてしまって傷になってしまうこともあります。

寝ている間に無意識にかき壊していることも・・・。

蕁麻疹をかき壊してしまうと傷から化膿してばい菌がお腹の赤ちゃんに悪い影響を与えてしまう心配もあります。

寝ている間に無意識にかき壊さないように、長袖を着たり患部に包帯を巻いておくと良いですね。

6.肌を保湿する

蕁麻疹は乾燥しているとますます痒くなります。

肌を保湿することでかゆみが和らぐ場合もあります。

しかし、保湿剤をよく選ばないと余計に悪化してしまうことも。

無添加で香料も使われていない保湿剤がオススメです。

赤ちゃんのオムツかぶれに使われるワセリンは肌に優しいためオススメです。

7.刺激を避ける

肌に刺激が加わると蕁麻疹が悪化してしまいます。

地肌に触れる下着の素材に気を使ったり、蕁麻疹の出ている皮膚に何か触れるようなことがないよう心がけましょう。

そこまで心配しなくても大丈夫!妊娠初期の蕁麻疹

妊娠初期の蕁麻疹は胎児への影響はほとんどないとされています。

流産につながるような危険性もありませんので気にしすぎなくて大丈夫ですよ。

あまり心配しすぎるとかえってストレスになってよくありません。

かゆみは辛いですが、7つの対処法で乗り切りましょう。

・薬を塗る

・冷やす

・清潔にする

・ストレスを溜めない

・かき壊さないようにする

・肌を保湿する

・刺激を避ける

どうしてもかゆみが治らない時やお腹の赤ちゃんが心配な時は医師に相談してくださいね。