人によって寝方はそれぞれです。
仰向けに寝る人もいれば、横向きやうつ伏せに寝るのが一番熟睡できる人もいます。
妊婦に推奨された寝姿勢があるというのはご存知でしょうか?
答えは『左側を下にした横向き』なのですが、普段の慣れた寝姿勢を変えるのはなかなか大変です。
「私はずっとうつ伏せで寝たい、寝てた」という方もいらっしゃるはずです。
イメージ的にうつ伏せというと、お腹を圧迫するような感じがして妊婦には向かないからダメだと思われがちですが、
妊娠時期によっては、どんな寝姿勢であっても問題ないとされているのです。
この記事では、妊娠初期のうつ伏せ寝の疑問や注意点についてご紹介いたします。
ポイントは6つです。
- うつ伏せで寝ても大丈夫?
- うつ伏せで寝て腹痛や違和感を覚えたら?
- うつ伏せが苦しかったり、吐き気がするときは?
- うつ伏せ寝で注意をすることは?
- マッサージを受けてもいい?
- 机にうつ伏せるのはいい?
最後までお読みいただければ、うつ伏せ寝について理解ができるはずです。
ぜひ参考にしてくださいね。
目次
うつ伏せで寝ても大丈夫?
妊娠初期はどんな寝姿勢をしても、お腹の中の赤ちゃんに悪影響はないとされています。
赤ちゃんは羊水や胎盤にしっかり守られていますので安心してください。
うつ伏せ寝が一番楽な方は、寝姿勢を変えることをしなくても大丈夫です。
ただし、もしも寝ていてお腹の張りなどを感じるようでしたら、一度担当医に相談してみてください。
うつ伏せで寝て腹痛や違和感を覚えたら?
寝姿勢をうつ伏せではないものに変えてみましょう。
しばらくそれで様子をみても痛みなどを感じたら、病院を受診するようにしてください。
うつ伏せが苦しかったり、吐き気がするときは?
うつ伏せの状態が苦しいのではなく、妊娠初期の場合はつわりなど、他の影響も考えられます。
こちらも上記のポイントと同じく、まずは姿勢を変えてみましょう。
それでも息苦しさや吐き気を感じる場合は、つわりの対処策を試してみてください。
うつ伏せ寝で注意をすることは?
妊娠初期は注意をすることはそれほどありません。
上記のポイントでもお伝えしたように、初期の段階ではどんな寝姿勢でも胎児に影響はありません。
お腹に痛みを感じたりした場合は、楽な体勢に変更するなどして対処してください。
ひとつだけ注意するとすれば、お腹が大きくなってくるにつれて、うつ伏せ寝や仰向け寝には注意が必要になってきます。
左側を下にした横向き、抱き枕などを足に挟んだ体勢が一番良いと言われている寝姿勢になりますので、
妊娠初期のうちに、その姿勢で寝るように習慣づけておくと、後々楽に姿勢を直すことができることでしょう。
ただし、後期でも絶対に横向きで眠らなければならないということはありませんので、不安になる必要はありません。
リスクを減らせる眠り方ではあるので、できればその姿勢になれるようになるといいですねという程度に考えておきましょう。
ストレスを溜めてしまうことが一番いけないので、気楽な気持ちで妊娠生活を送るよう心がけましょう。
マッサージを受けても大丈夫?
うつ伏せになってマッサージを受けると、お腹の赤ちゃんが圧迫されてしまうのか心配になりますよね。
でも、赤ちゃんは胎盤と羊水に守られているので、少しぐらい背中や腰を押されたからといって、危険な状態になることはありません。
しかし、ツボを押す行為が、子宮を収縮させてしまうリスクを伴います。
ですので、妊娠初期はマッサージなどの施術はなるべくなら受けない方が賢明です。
どうしても受けたいという場合は、妊娠していることを施術者に伝えることですが、マッサージを断られるお店が多いです。
机にうつ伏せるのはいい?
お腹の中の赤ちゃんは胎盤と羊水に守られているので、職場で机にうつ伏せてちょっと午睡などは問題はありません。
ただ、下を向くことで気分が悪くなったりする可能性があるので、横になれる環境であれば、机にうつぶせるよりは、寝転がるようにしましょう。
スカートやズボンのボタンやファスナーを外しておくなど、お腹や呼吸がきつくならないようにすると、より安心です。
うつ伏せ寝は、妊娠中期ぐらいまでなら大丈夫です
寝姿勢を変えるというのは容易なことではありませんよね。
しかしながら、赤ちゃんが苦しくなるといわれれば、変えざるを得ません。
私も仰向け寝の人でしたが、お腹が大きくなってきた頃から、抱き枕などを使用して横向きで眠るように努力しました。
結果、どうにか横で眠れることを習慣にできました。
赤ちゃんへのリスクを減らせる寝姿勢になると、自然と心がリラックスします。
私は成功しましたが、なかなか直らない人もいるはずです。
そんなときは無理に直そうとはしないでくださいね。
寝不足になるほうが、よっぽど赤ちゃんへのリスクが高くなってしまいますので。
中期以降もうつ伏せ寝ではないと眠れない人は、担当医に相談してみてください。
あなたの身体とお腹の赤ちゃんを一番よく知っている先生ならば、最適のアドバイスをしてくれるはずです。