士を使った名前13選~士の意味や由来と読み方を徹底解説!

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「士」という漢字について

音読み さむらい
訓読み シ・ジ

主な名乗り あき・お・こと・さち・のり

画数 3角

目次

「士」の意味や由来や成り立ちと特徴

「士」という字は「武士」「戦士」「騎士」「勇士」など武器を持って戦う人を意味する言葉に使われています。

しかし、本来は「紳士」「文士」「棋士」など「一人前の男性」を表す字でした。

また「士」には学徳の高い立派な人という意味もあり、「弁護士」「司法書士」「税理士」「会計士」など専門性の高い国家資格を持つ人にも使われています。

成り立ちには諸説ありますが、男性が用いた大きな刃物の絵からできたと言われています。

芯の通ったかっこいいイメージがある「士」

「士」という字は「武士」「戦士」など戦う人を表す言葉に使われていることから男の子の名付けによく使われる漢字です。

しかし、現在は女性も男性と同じように勉強をして、社会に出て行く時代です。

そのため、勉強も仕事も成功させ立派な人にいなるようにという思いから女の子にも「士」という字が使われています。

この漢字を使うことでキリッとした、芯の通っっこよさを感じます。

読み方からもはつらつとした印象を受ける

「士」という字は「し」「あき」「さち」「お」「と」などと読ませます。

音の響きからははつらつとした明るさを感じ、知性派で華やかな印象を受けます。

止めの字を「お」にするとしっかりとした包容力のある優しい母性を感じる響きになります。

しっかりとした立派な子になって欲しいという願いを込めて

男の子に「士」という漢字を使う時には「武士」「戦士」など強くて、勇ましいイメージを連想させて付けることが多いようです。

女の子の場合には「弁護士」「司法書士」など専門性のある高い知識や技能を持った人になって欲しいという思いが込められます。

「士」という左右対称な形からも安定感を感じますし、自分の人生を自分の足でしっかりと歩んで欲しいという思いもあるのでしょう。

女の子に「士」は似合わない?!

「士」は男の子の名前によく使われる漢字です。

「武士」「戦士」という熟語からも男の子のイメージが強いという人もいるでしょう。

でも、女の子にも強さは必要です。

包容力のあるたくましさや力強さというのは、とても大切ですし、人からも信頼を得る人になることでしょう。

「士」を使った熟語

士気(しき)

戦いを挑む兵士の意気込み。

集団で事に臨む人々の意気込みや熱意。

例文「運動会で最後のリレーに向けてクラスの士気を高める。」

士業(しぎょう)

さむらいぎょうとも読む。

最後に「士」という言葉がつく国家資格のことを言います。

弁護士などが代表的です。他にも公認会計士や税理士、建築士など様々な資格があります。

どれも高い専門的知識を有するとされます。

士魂商才(しこんしょうさい)

士魂は武士のたましい、商才は商売をするのに適した高い才能という意味があります。

士魂商才とは武士のような強い精神と商人としての高い才能を併せ持っているということです。

例文「彼女はいつもとても優しくて女性らしいが、士魂商才なタイプでとても頼りになる存在だ。

国士無双(こくしむそう)

国士は国家のために身命を投げうって尽くす人。

その国で最も優れた人のこと。無双は2つと同じものがないこと。

国士無双とは、国内で比べられる人がいないほど優れている天下で第1の人のという意味です。

例文「彼は勇敢で、困っている人に手を差し伸べる国士無双のような存在だ。」

青雲の士(せいうんのし)

青雲は、よく晴れた高い空という意味があります。

そこから、その空のように学徳が高く、高い地位まで上りつめた人のことを言います。

例文「彼は幼い頃から努力を惜しまず、青雲の士となった。」

志士仁人(ししじんじん)

「志士仁人は生を求めて以て仁を害するなし」という論語からできた四文字熟語です。

志士は道や学問を志す人、仁人は人徳のある人という意味で、志士仁人で志のある人徳者という意味です。

例文「あの人は志も高く、地徳に優れていて志士仁人と言える人だ。」

「士」の説明の仕方

電話でのやり取りの時に、あなたの名前がどの漢字を使っているか聞かれることがありますよね?

そういったシーンで「士」を説明する例を紹介します。

例えば、

A「名前は、〇〇士菜といいます。」

と伝えると、

B「〇〇あきなさんですね。「あきな」はどういった漢字を使いますか?」

と聞かれた場合、士の部分の説明の仕方としては、

・A「あきは、弁護士の「士」 です。」
・A「あきは、博士の「士」です。」
・A「あきは、富士山の「士」です。」

などが挙げられます。

いくつかパターンを持っておくと、確実に相手に伝わりますよ!

「士」を使った名前の有名人・芸能人

伊藤 富士子さん
磯野 富士子さん
大島 富士子さん
奈良 富士子さん

「士」を使った名付け候補

士菜(あきな)
礼士(あやお)
士緒(さちお)
士織(しおり)
士菜(しな)
士乃(しの)
士乃莉(しのり)
士穂(しほ)
士香(のりか)
実士(みこと)
李士(りと)
士寿子(しずこ)
美世士(みよし)

まとめ

「士」という漢字は、学士や武士など技能や才能を表す言葉に使われることから、キリッとしたかっこいいイメージがあります。

女の子でも芯の通った志の高い人に育って欲しいという願いを込めて付ける人が多いです。

「士」は男の子のイメージが強い字ですが、女の子の名前に使うと包容力のある大きな優しさの中に、キリッとした芯の強いかっこよさを感じられる名前になります。