どんな料理にも使いやすく、一年中安く出回っている身近なきのこ、しめじ。
節約したいときも、かさ増ししたいときにも、しめじは大活躍です。
味も「香りマツタケ味しめじ」といわれるくらい、旨みが詰まっておいしいですよね。
栄養も豊富で、食物繊維が多く免疫機能を高める効果も期待できます。
年中出回っていますが、旬の時期は9~11月。
しめじはどうやって保存すると、長持ちするのでしょうか?
気になるしめじの保存方法、消費期限、おすすめのメニューや、作り置きメニューなど、しめじについて詳しく紹介します。
目次
しめじはどのくらい日持ちする?賞味期限は10日!
日本で出回っているしめじのほとんどは、「ぶなしめじ」という品種です。
しめじは冷蔵で10日間保存することができますが、まずは新鮮で持ちがいい、しめじの選び方を紹介します。
しめじはカサが大きすぎないもの、カサの色が濃鋳物を選びましょう。
じくは色が白くて太いもの、触ったときに固く、短いものがいいでしょう。
カサが黒く変色しているものは、鮮度が落ちている証拠です。
パッケージに水滴がついているものは、避けたほうがいいでしょう。
しめじの保存方法!
しめじは、冷蔵でも冷凍でも保存することができますが、鮮度が落ちにくくするためには工夫が必要です。
しめじの正しい保存方法について紹介します。
しめじの正しい冷凍保存方法
しめじは、冷凍保存で1ヶ月保存することができます。
冷凍するときは、石づきを切って、小房にほぐして、保存袋に入れて冷凍保存してください。
しめじはに限らずきのこは、水分がついていると風味が落ち、傷みやすくなるので、冷凍するときは洗わないで、水分や汚れは軽くふき取ってから、冷凍してください。
使うときは、凍ったまま調理できますので、簡単に使うことができますね。
しめじの正しい冷蔵保存方法
しめじは冷蔵保存するときは、冷えすぎないように野菜室で保存してください。
冷蔵で10日くらい保存可能です。
パックのまま保存するときは、湿気がたまらないようにパックに数箇所穴を開けてから保存しましょう。
開封した後は、汚れや水分をふき、乾いたキッチンペーパーに軽く包んで、保存袋に入れて野菜室で保存します。
料理するときは石づきを取りますが、保存するときは石づきをとらずに保存するのがポイント。
調理するときは、最初に石づきを全部切ってしまわないで、使う分だけ割ってから石づきを切るといいですね。
ワンポイントアドバイス
しめじの保存のポイントは、水気をしっかりふくこと。
冷蔵保存の場合は、石づきをつけたまま保存することです。
今回は、通常出回っているぶなしめじの保存方法でしたが、同じしめじでも実は種類によって保存期間が違います。
本しめじ、はたけしめじは冷蔵で1週間、ひらたけしめじは購入から2~3日と短いので注意してくださいね。
冷凍しておいたしめじを使った4つのメニュー
きのこはとても冷凍にあった食材です。
冷凍したきのこは旨みが出やすいという特徴があるからです。
冷凍したしめじは、凍ったまま調理して使います。
冷凍しめじのおすすめメニューを紹介します。
きのこのオイスター炒め
オイスターの旨みが効いているオイスター炒めは、きのこと相性がいいですね。
【材料】
冷凍きのこミックス
・しめじ 50g
・しいたけ 2個
・えりんぎ 1個
★ オイスターソース 小さじ1/2
★ 醤油 小さじ1/2
★ 砂糖 小さじ1/2
★ サラダ油 小さじ1/2
★ ごま油 少々
★ こしょう 少々
ねぎ5cm
しょうが 少々
① ばらして冷凍したきのこミックスを使います。
② ネギは斜めに薄切りに、しょうがは千切りにします。
③ 耐熱容器にきのことねぎ、しょうがを入れて、★を加えてよく混ぜます。
ラップをかけて電子レンジで2分加熱、一度出して混ぜてさらに2分加熱します。
しめじとブロッコリーのおかかかけ
簡単にできるおすすめメニューです。
【材料】
冷凍しめじ 1パック分
ブロッコリー1/2個
かつお削り節少々
① しめじは小房に分けて冷凍保存したものを使います。
② ブロッコリーも小房に分けて、しめじとともに水を含ませてください。
③ 耐熱容器に、しめじとブロッコリーを入れて、ラップをかけて電子レンジで3分加熱。
④ 器にもってかつお節をふって、醤油大さじ1を全体にかけて出来上がりです。
牛肉ときのこの炒め煮
大根おろしでさっぱり食べるヘルシーなお肉メニュー。
ダイエット中にも嬉しいですね。
【材料】
牛もも薄切り肉200g
冷凍しめじ 1パック
冷凍えのき 1パック
ねぎ 1本
★ だし2/5カップ
★ 薄口醤油 大さじ1
★ 酒 大さじ1
① 牛肉を食べやすい一口大に切って、塩小さじ1/4と酒大さじ1をもみこんで下味をつけます。
大根はすりおろしておきます。
② ネギを斜め切りにします。
③ サラダ油大さじ1をフライパンに入れて熱し、肉をさっといためて、えのきとしめじを凍ったまま加え、ネギも加えます。
④ 煮汁の材料を加えてアクを取りながら煮立てます。
⑤ 大根おろしは水気をきりながら加え、さっと混ぜたら出来上がり。
揚げ出し豆腐のきのこあんかけ
あんかけのきのこがおいしい揚げだし豆腐。
おつまみにも食事にもなる一品です。
【材料】
木綿豆腐 2丁
冷凍しめじ 1パック
冷凍えのき 1袋分
冷凍しいたけ 1袋
絹さや5枚
小麦粉 少々
だし2カップ
片栗粉 大さじ1
★ 醤油 大さじ1
★ みりん 大さじ2
★ 塩 小さじ1/2
① 木綿豆腐は水切りして、半分に切り、厚みも半分にします。
小麦粉を軽くまぶして揚げてください。
② 絹さやは斜めに切っておきます。
③ 鍋にだしを沸騰させて、きのこを凍ったまま入れひと煮たちさせます。
★の材料を入れて味付けをします。
④ 絹さやを入れて、水溶き片栗粉をいれとろみをつけます。
⑤ 揚げだし豆腐を器に盛って、あんをかけて出来上がり。
しめじの作り置きメニュー
しめじにはとてもたくさんの作り置きメニューがあります。
食卓がさびしいときにあると便利な、しめじの作り置きメニューを紹介します。
しめじの梅肉蒸し
さっぱりとしたあじの梅肉蒸しは、食卓がさびしいときに出したいメニュー。
食欲がないときにも食べられるメニューですね。
【材料】
しめじ 1パック
梅干2個
きざみのり 少々
① 梅干は種を除いて細かく手でちぎります。
しめじは石づきを切ってほぐします。
② 耐熱容器にしめじと梅肉を入れて、酒1/2をふりかけ、ラップをして電子レンジで1分30秒加熱します。
③ 取り出してひと混ぜしたら、刻みのりをかけて出来上がり。
しめじの山椒風味
山椒をピリッと利かせたしめじの煮物。
おつまみにもおすすめです。
【材料】
しめじ 3パック
★ 酒 大さじ3
★ みりん 大さじ2
★ しょうゆ 大さじ2
★ 山椒の佃煮 大さじ2
① しめじは根元の汚れた部分だけをとり小房に分けます。
② 鍋にしめじを入れて、★の材料を入れて中火にかけます。
③ 煮立ったら火を弱めてかき混ぜながら、汁がなくなるまで煮ます。
ほうれん草としめじの梅しょうゆあえ
梅でさっぱり食べることができるメニューです。
【材料】
ほうれんそう 1束
しめじ 1/2パック
梅干 2個
① ほうれん草をたっぷりの熱湯で色よくゆでます。
水にさらし水気を絞って3cmの長さに切ります。
② しめじは小房に分けてさっとゆで水気をきります。
③ 梅干は種を取り除き、細かくちぎります。
しょうゆ大さじ1とみりん小さじ1とあわせます。
④ ほうれん草、しめじ、梅干をあえて出来上がり。
まとめ
しめじに限らずきのこは水分が大敵です。
冷凍保存、冷蔵保存するときには、水分をしっかりふいて保存するようにしてください。
また、使いかけはつい石づきをとってしまいがちですが、冷蔵保存の場合石づきつきが長く保存できます。
しめじの正しい保存方法とおすすめのメニューを紹介しました。
しめじのおいしい旨みを味わってくださいね。