吐き戻しはもうイヤ!新生児にゲップさせる方法とコツを伝授!

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授乳の後は背中をトントン叩いてゲップをさせ、新生児の吐き戻しを予防するのが一般的ですよね。

しかし意外に難しいのが、このゲップ!

どんなに背中を叩いてもゲップが出ないことが!

上手にゲップをさせるコツがあったら知りたい!という方は多いですよね。

この記事では、ゲップをさせる方法やコツ、注意しないといけないゲップ下手な新生児について5つの項目にまとめました。

・新生児にゲップさせる方法は「うつ伏せ」
・ゲップのコツはトントン叩かず、撫で上げる
・首がすわれば、ゲップさせなくてもOK!
・ゲップしなくても、空気はおならで出て行く
・ゲップが下手でおならの回数が多い新生児は胃軸捻転かも

コツを掴めば、比較的簡単にゲップをさせられますし、安心して寝かせられます。

ゲップのさせ方や注意点について、ひとつずつみていきましょう。

目次

新生児にゲップさせる方法は「うつ伏せ」

最近は、新生児のうつ伏せは危険なこと!と知られていますよね。

突然死の危険があるので、赤ちゃんは仰向けが基本です。

しかし、ゲップをさせる時は別!

ゲップはうつ伏せにした方が簡単に出るんですよ。

ゲップさせる時は、うつ伏せの姿勢がポイント!

抱っこや膝の上でうつ伏せの姿勢にしましょう。

<ゲップさせる方法>

(1)ママやパパは、肩にタオルをかける(母乳やミルクを吐いた時の対策)
(2)赤ちゃんの胸を肩に乗せるイメージで高く抱っこ
(3)赤ちゃんの顔を横に向けて窒息しないように姿勢を安定させる
(4)背中を下から上へ撫で上げる

ゲップは「抱っこして背中トントン」ではありません。

うつ伏せの姿勢にし、背中を撫でてあげましょう。

赤ちゃんはうつ伏せの姿勢になれば、胃と食道の形がスムーズになり、ゲップが出やすくなります。

ただし、窒息には要注意!

うつ伏せにした時、赤ちゃんの鼻や口をタオルや服で塞がないようにしてください。

首は必ず横向きにしてあげてくださいね。

ゲップのコツはトントン叩かず撫で上げる

新生児をゲップさせる時、うつ伏せの姿勢にしたら背中をトントン……ではありません。

背中を下から上へ、撫で上げるのがコツ!叩くのではなく撫でてあげましょう。

うつ伏せ&撫で上げが上手にできると、簡単にゲップさせることができますよ。

ついつい背中を叩いてしまいがちですが、コツは撫で上げること!

実践してみてくださいね。

首がすわれば、ゲップさせなくてもOK!

授乳後のゲップですが、いつまで続けないといけないのか疑問に思う方も多いですよね。

ゲップは大体、生後4か月くらいまで。

首がすわれば不要になりますよ。

首がすわる時期になれば、うつ伏せになっても自力で頭を持ち上げられますし、腹筋も背筋もそれなりに付いています。

ママやパパのお手伝いがなくてもゲップを自分で出せるようになりますし、母乳やミルクを飲むのも上手になって、あまり空気を飲み込まなくなります。

ゲップは最初の4か月間くらいなので、授乳後のゲップを頑張ってくださいね。

ただし、四か月を過ぎても、授乳後にお腹が張って苦しそうなときはゲップを促してあげましょう。

ゲップさせなくても、空気はおならで出て行く

授乳後、いくら頑張ってもゲップをしてくれない!ということもありますよね。

そんな時はゲップさせなくても大丈夫です。

お腹に入った空気は、おならで出て行くので問題ありません。

そもそも、ゲップさせる理由は

・母乳やミルクと一緒に飲んでしまった空気のせいでお腹が張って気持ちが悪い
・胃に入った空気のせいでミルクを吐いてしまう

この2つ。

赤ちゃんが気持ち悪がっていなかったら、そのままで大丈夫ですし、大量にミルクを吐いて体重が増えないという場合以外は少量の吐き戻しもOK。

新生児の胃は未熟で、容量も小さく、母乳やミルクが逆流しやすい形になっています。

これも、成長と共に徐々に形が整っていくので、神経質にならなくても大丈夫。

ママが「ゲップが出ない!」とストレスを抱えて延々とチャレンジする必要はありません。

どんなに頑張っても5分以内。

「おならで出るからいいや」と思ってかまいません。

ゲップが苦手でおならの回数が多い新生児は胃軸捻転かも!

ただし、ちょっと気を付けたい新生児がいます。

どう工夫してもゲップが苦手で、お腹がパンパンに膨らんでいる上、1日中おならを頻繁にしているような子は小児科へ!

「胃軸捻転」という病気の可能性が!

胃軸捻転の場合、胃が捻れているので飲み込んだ空気を上手く外へ出すことができません。

胃がパンパンに膨らんだり、1日中おならが出たり、空気を吐き出そうとお腹に余分な力が入って母乳やミルクを吐いたりします。

胃軸捻転の新生児の特徴は、抱っこすると機嫌が直ること。

仰向けになると胃が捻れるので機嫌が悪く、抱っこすると捻れが緩むのでご機嫌に。

1日中ずっと抱っこしてあげないといけない、ちょっと大変な子!というイメージですね。

授乳の度にゲップに苦労し、お腹がパンパンに膨らんでいて、毎日のおならの数が非常に多いようなら、小児科医に相談してみてくださいね。

ゲップはうつ伏せ。撫で上げよう!

授乳後のゲップが大変なこともありますが、うつ伏せを意識し、背中を下から上に撫で上げてあげましょう。

5分を目安にゲップを促し、ゲップしなくても機嫌がいいようなら出なくても大丈夫。

胃に入った空気はおならになって出るので心配要りません。

ただし、毎日ゲップに苦労し、赤ちゃんが苦しそうで、おならの回数が異常に多いようなら病院へ!

胃軸捻転の可能性があります。

赤ちゃんの様子を見ながら、ママやパパも神経質になりすぎず、ゲップをさせてあげてくださいね。