適切な卒乳児期はいつ?赤ちゃんもママも無理しない自然な卒乳の進め方

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赤ちゃんの成長は嬉しいものですが、卒乳をどうするのか悩むママは多いですよね。

最近はママも赤ちゃんも無理をせず、自然に母乳やミルクを卒業する卒乳が主流です。

そんな卒乳の進め方やコツを3つの項目にまとめました。

・卒乳できる3条件は「離乳食」「飲み物」「会話ができる」
・卒乳のルールや目安はママが決めよう
・卒乳成功のコツは方向性を変えないこと

考えると難しそう感じてしまいますが、ルールを決めればあとは自然に進めるだけ!

さっそく項目をひとつずつみていきましょう。

目次

卒乳できる3条件は「離乳食」「飲み物」「会話ができる」

小児科医によれば、栄養面で言えば赤ちゃんは1歳を過ぎれば卒乳OKです。

1歳以降の授乳は、体を大きくする働きはほとんどなく、安らぎや安心といった心の栄養です。

ですから、安心感を授乳以外から得られるようにすれば、赤ちゃんは自立に向けて一歩進むことに。

ただ、この1歳というのは次の3条件が揃っているという意味。

1歳になれば誰でも無条件に卒乳できる訳ではありません。

・離乳食が1日3度、食べられるようになっている
・母乳やミルク以外の水分(水や麦茶など)を飲めるようになっている
・赤ちゃんがママの言うことを理解できる

食事で栄養を取ることができて、母乳やミルク以外で水分が十分に取れるなら、授乳を止めても栄養不足になりません。

そして「もう飲むのをやめよう」という話ができるなら、卒乳準備ができています。

赤ちゃんも2歳になれば2語文を話すようになります。

つまり、1歳のうちに、ある程度は意思疎通が可能になるのです。

共働き世帯も増えて保育園に赤ちゃんを預ける方も多いですよね。

今は2歳になる前が卒乳の目安。

ですが

「離乳食が全然進まなくて、1日3回食べられない」
「母乳以外、全然飲まない」
「ご飯だよ、お風呂だよ、絵本を読もう、といったコミュニケーションが成り立たない」

もし、このような状態なら卒乳はもう少し先。

赤ちゃんは成長の度合いがみんな違っているので焦る必要ありません。

成長を待ちながら卒乳の時期を検討していきましょう。

卒乳のルールはママが決めよう

卒乳というのは、決まった定義がある訳ではありませんが、次のようなことを言います。

・赤ちゃんが自然と欲しがらなくなって卒業する
・赤ちゃんの成長を見ながら徐々に授乳の回数を減らしていき、最終的にゼロにする
・卒乳する日を決めて、赤ちゃんと日々、会話をしながら卒業を目指す

突然、ママが授乳を終わりにするのではなく、赤ちゃんも納得した上で終わりにするのが卒乳です。

ただ、赤ちゃんの意志だけを頼りにすると、なかなか卒業できないことも。

スムーズに卒乳するには、ママが目安となる日やルールを決めてリードしていきましょう。

・まず、夜の授乳を止め、昼の授乳を卒業するのは半年後
・1歳になったら授乳は寝る前の1度だけにする
・保育園に迎えに行った時の授乳(安らぎの授乳)以外を止める
・卒業する日を決めて「この日でお兄さん・お姉さんになるよ」と言い聞かせ続ける

仕事復帰、下の子の妊娠、体力回復、飲酒制限を解除したいなど、ママにも都合がありますよね。

生活リズムなどを考えながら、方向性を決めていきましょう。

卒乳ルールは途中変更NG!

卒乳の目安やルールがママの中で決まったら、赤ちゃんと話をして卒乳に向かって踏み出しましょう。

あっさりと「もう飲まない」と離れる子もいれば、「わかった」と言ったのに眠くなったら欲しがって泣き止まない、という子も。

ママと会話ができるようになっていて、自分の意志を口にしたとしても、赤ちゃんはやはり赤ちゃん。

理性的に行動できる訳ではありませんし、細かなルールや理屈を理解できる訳でもありません。

泣いてすがられると、ママはついつい「まだ飲ませてあげてもいいかも」と思ってしまいますよね。

でも、ルールはルール!

途中でルールを変えると、赤ちゃんが混乱し、目標を見失ってしまうことになりかねません。

卒乳に向けたルールは一度決めたら変えない!

時にはママが心を鬼にすることも必要です。

卒乳という目的に向かって一緒に進んでいきましょうね。

そして、赤ちゃんの意識が授乳に向かないよう次のような工夫をしてみましょう。

・昼間は外遊びを充実させる
・ぬいぐるみなどを使って、赤ちゃんがお世話をする立場になる
・お兄ちゃん(お姉ちゃん)になると言い聞かせて、赤ちゃんじゃないという自覚を促す
・お風呂はパパと入って授乳を思い出させない
・ヌーブラなどを使って乳首を隠す

ママが上手にリードしながら、赤ちゃんと一緒に卒乳への道を進んでいきましょう。

卒乳のコツは赤ちゃんとの対話

卒乳は、ある日突然授乳を終わりにする断乳と違い、赤ちゃんと一緒に卒業に向かって進んでいくことです。

卒乳の時期を完全に赤ちゃんの都合に合わせる方法もありますが、ある程度の目安やルールをママが決めた方がスムーズに進みますよ。

赤ちゃんが離乳食をしっかり食べ、母乳やミルク以外から水分を取れるなら体は卒乳できる状態です。

仕事復帰や保育園の入園、下の子の妊娠など、家族の都合を視野に入れ、赤ちゃんと話しながら卒乳を目指しましょう

途中、辛く感じることもあるかもしれませんが、ルールや方向性を変えない方が赤ちゃんは混乱しません。

ちょっとの我慢が卒乳の近道ですよ。

ママと赤ちゃんは二人三脚。

もちろんパパの協力も仰ぎながら、みんなで自立への一歩を踏み出しましょうね。