赤ちゃんの離乳食は気をつけるポイントが多く、なかなかレパートリーを増やすのが難しいですよね。
そんな時、麺類が食べられるようになると色んな具材とも合わせやすく、主食に飽きもこずとても助かります。
そこで今回は、夏場に特に大活躍なそうめんについて。
記事のポイントは3つです。
- 赤ちゃんはそうめんをいつから食べて大丈夫?
- 赤ちゃんがそうめんを食べる時の注意点
- そうめんを使ったおすすめレシピ
それでは解説していきます。参考にしてみて下さい。
目次
赤ちゃんはいつからそうめんを食べて大丈夫?
そうめんは離乳食初期の赤ちゃんでも食べて大丈夫です。
そうめんは小麦粉が主な原料なので炭水化物が豊富で、体を動かすのに主要なエネルギー源になります。
ただし、そうめんは小麦、食塩、水を練り合わせて作られているので、小麦に対するアレルギー反応には注意が必要です。
まずはおかゆや野菜ペーストなどで消化に1ヶ月ほど慣らしてから、少しずつ食べ始めましょう。
そうめんは乾麺として売られているものが多いので長期に保存でき、長さや茹で時間を変えるだけで食べやすいように調節できるため、離乳食にピッタリな食材です!
大人用としてたくさん茹ですぎてしまった場合にも、短く切って小分けにしてから冷凍すると、さっと湯に通すだけですぐに離乳食として調理できてとても便利です。
赤ちゃんがそうめんを食べる時の3つの注意点
離乳食むきなそうめんですが、安心して赤ちゃんに食べさせるには気をつけておいてほしいポイントが3つあります。
それでは1つずつ見ていきましょう。
小麦アレルギーに注意
先にも記したように、そうめんには小麦粉が多く含まれています。
すでにうどんやパンなどを食べて問題なければそれほど心配する必要はありません。
しかし、初めての小麦粉製品としてそうめんを食べる場合には、1さじから始めていき、赤ちゃんの体の反応をよく見てから食べる量を増やしていくようにしましょう。
湿疹や下痢が続く場合には、アレルギーの専門の医師に相談することをおすすめします。
短く切る
離乳食初期の段階でそうめんを食べる時は、ごはんやパンなどと同じように、麺状ではなくペースト状にすりつぶす必要があります。
おかゆや野菜などの形態に合わせてそうめんのつぶし方も変えていき、すりつぶしが必要なくなってからも長さは1㎝程度に短くするようにしましょう。
長さのあるものは赤ちゃんが上手く飲みこめず、のどに引っかかってしまう危険性があります。
塩分を抜く
そうめんに含まれる塩分は茹でることで多くが抜けていきますが、離乳食期の赤ちゃんには少しの塩分でも体の負担になってしまいます。
より塩分を減らせるよう、茹でた後には水洗いすることをおすすめします。
また、離乳食用や自然食品のそうめんでは、最初から食塩を添加していないものもあります。
塩分を避けるためにはそのような製品を利用するのも良いでしょう。
離乳食におすすめなそうめんレシピ
ここで、各離乳食段階に合わせたそうめんレシピを紹介します!
初期(生後5~6か月頃)
そうめんとほうれん草のペースト
材料
- そうめん10g
- ほうれん草5ℊ
- だし汁 50cc
作り方
①ほうれん草を柔らかく茹でて、すりつぶす
②そうめんを短く折ってから柔らかくなるまで茹で、水で洗い流す
➂そうめんをペースト状になるようすりつぶし、だし汁と混ぜ合わせる
④➂に①を混ぜ合わせたら完成
中期(生後7~8か月頃)
野菜たっぷりにゅうめん
材料
- そうめん20グラム
- にんじん 5ℊ
- 玉ねぎ 5ℊ
- ほうれん草5ℊ
- ささみ 5ℊ
- だし汁 70㏄
作り方
①にんじん、玉ねぎ、ほうれん草は細かく刻んで柔らかくなるまで茹でておく
②ささみは湯通しして、細かくほぐしておく
➂そうめんを柔らかくなるまで茹でてから水洗いし、細かく刻む
④だし汁に①②③を入れ、ひと煮立ちさせたら完成
後期(生後9~10か月頃)
そうめんおやき
材料
- そうめん15ℊ
- キャベツ10g
- にんじん10g
- 鮭のほぐし身10ℊ
- 片栗粉 15ℊ
作り方
①キャベツ、にんじんは柔らかく茹でて細かく刻む
②鮭は茹でて皮、骨を取り除き、細かくほぐす
➂そうめんを1㎝ほどの長さにしてから柔らかくなるまで茹で、水洗いする
④①②③と片栗粉を混ぜ合わせる
⑤薄く油を引いたフライパンに④の生地を流し込み、へらべったくなるよう押さえて焼く
⑥両面に薄く焼き色がついたら完成
どのレシピも離乳食の進み具合や好みに合わせて具材をアレンジできるので、ぜひ試してみてください!
まとめ
そうめんは、小麦に対してアレルギーがなければ離乳食の初期から食べることができます!
長さやつぶし方を変えるだけで離乳食のどの段階でも利用することができ、乾麺のままや茹でてから冷凍するなど保存もしやすいので、離乳食にピッタリな食材です。
そうめんを食べる時の注意点としては、もともと塩分が含まれているので、茹でた後に水洗いすることと、のみ込みやすいように短く切ったりすりつぶすこと、小麦粉に対する赤ちゃんの体の反応に気をつけることです。
赤ちゃんの成長や好みに合わせながら、いろいろな食材を使ってごはんを楽しめるようそうめんレシピを取り入れてみてください。