妊婦はいちごを食べて大丈夫?妊娠中の苺の効果や影響と5つの注意点

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妊娠中は甘いものが食べたくなりますよね~。

ショートケーキや大福、アイスクリーム、お菓子類にも入っている美味しい果物と言えば…

そう、いちご!

いちごは小さな子供からご高齢の方まで、幅広い世代に人気がある果物のひとつです。

手軽に食べられるので、妊娠中にも食べたくなりますよね。

ですが、いちごは妊娠中に食べても大丈夫なのでしょうか?

この記事では、いちごの栄養素や食べる際に気を付けることなど、気になる点をご説明していきます。

ぜひ参考にしてくださいね♪

目次

妊婦はいちごを食べても良いの?

いちごには、妊娠中に必要となる葉酸やビタミンCがたっぷりと含有されています。

妊娠中は是非摂り入れたいですね。

1粒が口に運びやすいサイズなので、つわりが酷い時でも食べやすいですよ。

適量を守って食べるようにしましょう。

妊婦が1日あたり食べてOKないちごの量は?

妊娠中の果物の摂取量は、日本栄養士会の定める目安では100g~200gとされています。

いちごの場合、大きさにもよりますが、中サイズなら5粒~10粒(100g~200g)くらいまでを目安に食べるようにすると良いでしょう。

妊娠中期は加えて5粒、合計15粒くらいまでを目安にしてください。

食べ過ぎると冷えや肥満、糖分の摂りすぎ、更には下痢といった症状の原因となってしまうので注意しましょう。

妊娠中のいちごの栄養素

いちごには妊娠中に嬉しい栄養素がたくさん含まれています。

葉酸

葉酸はDNAの成分となる核酸から作られる時に働き、特に妊娠前から妊娠初期(妊娠1~3か月)に必須。妊娠中にもずっと必要となる成分なので適量を摂るように気を付けましょう。

葉酸が不足すると、貧血が生じる事もあるので注意したいところです。

妊婦は1日あたり0.4mg(400μg)葉酸を摂る事で、神経管閉鎖障害の二分脊椎症といった胎児の先天性リスクを約70%も低減できるのです。

しかし一方で、葉酸を過剰摂取すると母親だけではなく胎児にも影響を及ぼす危険性があります。

これについては、葉酸の過剰摂取は危険?摂り過ぎによる胎児への7つの影響と3つの注意点 の記事を参照ください。

妊娠中は、1日あたり1mg以上(1000μg)の葉酸を摂らないように注意しなければならないのです。

葉酸は熱に弱いため、いちごのように生のまま食べられる物で摂取するようにしましょう。

厚生労働省の「葉酸が多く含まれる食品」を参考にすると、いちご中5粒(100g)あたりから摂取できる葉酸の含有量は90μgです。

いちごを食べる時の目安にしてくださいね。

ビタミンC

いちご100gに62gのビタミンCが含有されています。

妊娠中の母子ともに必要な成分ですので、積極的に摂るようにしましょう。

食物繊維

いちごに含まれるペクチンは腸内の調子を整える役割があります。

妊娠中は特に便秘に悩まされる事が増えますので、積極的に摂りたい成分のひとつですね。

ただし、食物繊維は摂りすぎてしまうとお腹がゆるくなる原因にもなるので注意しましょう。

アントシアニン

いちごに含まれるアントシアニンには目の機能を良くしてくれる働きがあります。

妊娠中は家でテレビやスマートフォンを見るなど、直視が増える傾向があるため、視力が低下したり目のかすみが生じやすいので気を付けましょう。

妊婦がいちごを食べる時の4つの注意点

妊娠中にいちごを食べるときには、以下5つの点に注意しましょう。

1.食べる前に必ず水洗いをする

トキソプラズマ症などの感染症予防のため、しっかりと洗ってから食べるようにしましょう。

また、未加熱のお肉を調理したあとのまな板は共有しないように。

共有する際は、綺麗に洗ってから使うようにしてくださいね。

関連記事⇒妊婦はトキソプラズマ症に注意!妊娠中のトキソプラズマの影響と9つの予防策

2.ヘタを切らずに洗う

いちごのヘタの部分にはビタミンCがたっぷりですので、いちごを洗う時はヘタを付けたまま洗いましょう。

3.過剰に食べ過ぎない

食べ過ぎると肥満の原因となり、肥満になる事で妊娠高血圧症候群発症リスクを高めてしまうので気を付けましょう。

いちごは糖分が多いため、妊娠糖尿病の原因となることもあります。

また、果物を食べ過ぎると体が冷えやすくなるので気を付けましょう。

4.その日のうちに食べきる

いちごは傷みやすい果物なので、買ってきてからすぐに新鮮なものを食べるようにしましょう。

いちごの選び方のポイント

いちごを選ぶ時のポイントをご紹介します!

  • ヘタの色が鮮やかな緑色であれば新鮮な証拠。
  • 果肉の表面にハリツヤがある、色が綺麗なものを選ぶ。

感染症のリスクを考えると、加熱して食べるのが何よりも安全ですが、葉酸の効果が失われてしまうので、生で食べることをおすすめします。

生で食べる時には早めに食べることと、表面の汚れを綺麗に洗い流すことを意識して下さいね。

いちごの農薬!大丈夫?!

農薬は胎児の発育に悪影響を及ぼす可能性があります。

現在の日本では、厚生労働省にて農薬の残留基準が厳しく設定されています。

比較的安全となった日本ですが、本当に基準を守っているかは見た目だけではわからず、妊婦がいちごを洗わないでそのまま食べることは危険なので、念のため避けましょう。

農薬のことも頭に入れて、胎児への安全性を向上するために、いちごを食べる前にはきちんと洗い流すようにしましょう。

バランスの良い食事で妊娠生活を楽しみましょう

上記でご説明してきたように、いちごに含まれる成分には妊娠中に必要な成分が沢山入っています。

いつものお菓子をいちごなどの果物に変えても良いですね。

色々な制限が多い妊婦ですが、バランスの良い食事で妊娠生活を楽しんで元気な赤ちゃんを産んでくださいね。