水の遊びがいっぱい!子供連れで岡山市三野浄水場の水道記念館に行ってきたよ!

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目次

岡山市三野浄水場の水道記念館の紹介です!

お金をかけずに遊びたい!そんな人にピッタリのスポット、岡山市三野浄水場の水道記念館に行ってきました!

岡山駅から10分ほど車を走らせた場所にある三野浄水場。その中にあるレトロな佇まいの建物が「水道記念館」です。じつはここ、知る人ぞ知る穴場的スポット。子ども一緒に遊ぶことができる施設なのです。
遊び場はこの水道記念館内にありますので、酷暑の真夏でも、極寒の冬でも、あるいは雨に降られてしまったせっかくの休日だって大丈夫。しかもここ、完全無料というありがたさ。

水道記念館だけあって、アトラクションは全て「水」にかかわるものばかり。決して派手ではありませんが、子どものイマジネーションをくすぐる遊びが満載です。では、さっそく見て行きましょう。

総合受付から入館まで

正面からみた三野浄水場。この中に「水道記念館」はあります。さっそく正面玄関まで進みましょう。

ここが入口。左側のこじんまりとした建物に受付けがあります。

この中に管理の方がいますので、窓から声を掛けましょう。「水道記念館へ行きたい」と告げるだけでOKです。


※施設で食事はできませんので、事前に済ませておきましょう。

さっそく中へ。入ってみるとこの中はとっても広くて開放的。夏になると、この付近で虫取りをしている子供がいます。網とかごを持参すれば屋外でも楽しめそうです。

施設内には川も流れていて、情緒があります。春には桜が咲いてとってもキレイです。


もう少し中に進むと、右側に赤いレトロな建物が見えてきます。これが「水道記念館」。徒歩ならそのまま記念館方向へ、車なら記念館正面の駐車場に進みます。


ここが一般向けの駐車場。15台分の駐車スペースがあります。私はこれまで10回以上ここに遊びにきていますが、これまで駐車スペースに困ったことはありません。むしろ余裕です。


車椅子の場合、一般向けの駐車場はそのまま通過して、更に奥に進むと専用の駐車場があります。


正面からみた水道記念館。豊かな緑の中にたたずむバーミリオンレッドの建物は、まるで古い美術館を思わせる佇まい。厳かにさえ感じます。建物中心部にある石造りの噴水が、レトロで情緒的な雰囲気を一層引き立てています。
ではさっそく入りましょう、と言いたいところなのですが、実はトイレは外。必要なら先に済ませておきましょう。


建物に向かって左側にトイレはあります。


トイレ脇に水飲み場もありますが……中でも飲めますので、そちらをおすすめします。

では、今度こそ水道記念館に向かいましょう。この階段を上るとすぐです。車椅子・ベビーカーならトイレ側にあるスロープが便利です。


階段を上がると2箇所の入り口が。車椅子・ベビーカーなら向かって左のこの専用入り口が便利です。


右側が一般向けの入り口です。実はここでも……


ジャン!更に受付が必要です。


入ってすぐ左側で受付をします。とはいえ、ここでは人数を口頭で告げるだけでOK。正面玄関同様、ゆるーい感じで受け入れてくれます。扉を開けると、管理の方自ら出迎えてくれることも。
そんな感じで、受付を済ませると、さっそくアトラクションに挑戦です!

アトラクションに挑戦!

ここからはいよいよアトラクションの紹介です!アトラクションは大きく分けて2種類。実際に触れて楽しむものと、見て楽しむものとがあります。せっかく来たのですから、全部制覇してみたいですね!あなたのお気にいりは見つかるかな?

触れて楽しもう!

ここからは、触れて楽しむタイプのアトラクションのご紹介。全部で7種類あり、中には子供たちに大人気のアトラクションも。さっそく、ひとつずつご紹介していきますね!

水道管の伝声管(でんせいかん)


この「水道管の伝声管」は、「ビッグスケールの糸電話」といったアトラクション。仕組みは糸電話と同じで至ってシンプル。大きな違いは紙コップと糸ではなく全部が水道管でできていること。
さっそく、赤と黄色、それぞれの伝声管の端と端で会話してみましょう。離れているのに、ささやくような声でもはっきりと会話ができますので、ちょっと驚きですよ。
ということで大きな声は厳禁。頭がキーンとなってしまうかも!?


1人が黄色の水道管の端でスタンバイして……


反対側でもう一人がスタンバイ。声を掛け合ってみましょう。まるでとなり同士で話しているみたい?いや、もっとよく聞こえてくるかも?そう思えるほど相手の声がクリアに聞こえてきます。なので、秘密のお話はNGのほうがいいかも。

トルネードじっけんき


フタの部分で連結したペットボトル。多めの色水が入っていて、どうやったら水が早く落下するのかを実験するアトラクションです。色とりどりでキレイです。


右手前のように、上下を逆にしてペットボトルを少しだけ回します。


すると、色水の中にトルネードが生まれます!不思議ですよね。
これ、上下逆にすると不安定になるので、慣れるまでは1本ずつ、コツをつかんだらたくさんのボトルを同時に回してみましょう。「何本同時にできるか?」なんて親子で競争してみるのも楽しいですよ。

浮沈子(ふちんし)


ペットボトル内に水をいっぱい入れ、中に浮きを入れたアトラクション。ペットボトルに強く力をいれて握ると、中の浮きは沈み、離すと元の位置へ戻ります。


これ、よく見ると上にある浮きには針が、下には魚に見立てた「獲物」が沈んでいます。浮沈の原理を利用して、ペットボトル内で魚釣りができるように作られています。
一見簡単そうに見えますが、実際にやってみると案外難しいのです。親子で対決するといつも子供に負けてしまう私。本気の勝負で大人に勝利した子どもは大喜びしていました。

それと、この浮沈子は案外簡単に作ることができるそうです。アトラクションで遊んだ後は、その思い出を持ち帰り、夏休みの自由研究として制作するのもおススメです。

ふんすいじっけんき


これもまた、口のところで連結しているペットボトル。色水が入ったじっけんきです。今回は中にストローが仕込まれていています。


上下を逆にすると、ストローの中に噴水のように色水が噴き出します。結構な勢いで出てきますので、地味ですがちょっと感動します。

シャボンスクリーン


さて、そろそろ人気アトラクションの登場!(私調べ)まずは、 シャボンスクリーンの登場です!このシャボンスクリーンは大きなシャボン玉をつくるアトラクション。


右側のロープを引っ張ると、金属製のバーが持ち上がります。この時、うまくいけば大きなシャボンのスクリーンが出来上がります。そこに思いっきり息を吹きかけると、自分の顔くらいの大きなシャボン玉が出来上がります。
ただこれ、案外難しい。バーを持ち上げる速度によって、シャボンスクリーンができたりできなかったり。
あるいは、スクリーンはできても、吹きかける息の強さによってシャボン玉がはじけて消えてしまうこともあり、なかなか成功できませんしかし、それが逆に面白い。挑戦意欲を掻き立ててくれます。そんなわけで、成功した時の喜びはひとしおです。
それとこのシャボンスクリーンは人気のアトラクションなので、早い段階でシャボン液が少なくなることもあり、余計に難易度が高くなります。
私も今回の訪問は夏休み、しかも夕方近くの訪問だったため、シャボン液がとっても少ない状態。なかなかうまく作ることができませんでした。残念!

なべの中の噴水


これも人気のアトラクションです。なんだかとっても年代物に見えるナベ。この中の水で手を濡らし、取っ手のところを強めにこすると、なんと小刻みに震える水面に、「噴水」ができあがります。ナベ肌から振動が伝わることでできるみたいですが、これが案外難しい?
子どもはあっさり成功させて得意顔。ニッコニコの笑顔になっていました。
私はというと、摩擦で手が痛くなるほどこすってみたのですが、なかなか成功できず、なんでかな~。

アルキメデスのポンプ


これは水をくみ上げる実験装置、アルキメデスのポンプとして有名ですよね。


装置正面の取っ手を矢印方向に回します。


するとスクリューが回転して、装置上部に水がくみ上げられます。


そこから落下してきた水によって、この小さな水車がくるくる回るというアトラクションです。


これが案外大変。このアトラクション自体は完成されているので、しっかり回せば失敗はありません。しかし、回すこと自体に根気と力が必要。家族で協力して回してみましょう。一家の団結力を試すことができるかも?

アクアシューター


このアクアシューターは巨大な水鉄砲というイメージ。ダントツ1位の人気を誇るアトラクションです。(私調べ)


前方の的をアクアシューターで射貫いて、ポイントを競います。構造上、相手の邪魔はできない作りになっています。
的の微妙な位置によってポイントに違いが生まれるので、的のどこを射抜けば高いポイントが出るのか、頭を悩ませながら遊ぶことになるかもしれません。
これも、大人だからと言って勝てるアトラクションではありませんので、大人も子供も本気で戦うことになります。それがまた、楽しいのです。

遊んだ後は見て楽しもう!

遊んだ後は休憩を兼ねて、見て楽しむアトラクションはいかがですか?

シンボルモニュメント


水道記念館に入って最初に目に飛び込んでくるのが、このシンボルモニュメントです。ランダムに流れ落ちる水がモニュメントに動きを与え、涼し気な雰囲気を演出している、夏にピッタリのアトラクションです。

生命のトンネル


ほの暗い雰囲気の生命のトンネル。人間と、日頃馴染みのある動物との体内水分量をわかりやすく比較しています。


日頃から、人間の体の多くは水分でできていると聞きますが、こうして目にすることで、実感がわきますよね。しっかり水分取りましょうね!

水の使用量・節水量


ここからは、社会勉強になるアトラクションのご紹介。まずは、水の使用量・節水量についてパネルです。このパネルではトイレ・洗い物など普段の生活の中で使用する水の量が一目瞭然でわかる仕組みになっています。

耳で聞くよりも、目で見るインパクトはやはり大きいです。子どもだけではなく、大人にとっても節水の意識付けに役立つかもしれませんね。

キレイな水の生きものたち


水槽には生きた魚たち、点字パネルにはキレイな水に生息する生き物たちが紹介されています。


覗いてみると……


こんな風に写真で紹介されています。生き物が好きな子供なら、喜ぶこと間違いないのでは?

スタンプカード


お決まりのスタンプシート、モチーフは桃太郎です。可愛いですよね。来館の思い出になりますので是非どうぞ。このカードは1人1枚と決められていますので、ルールを守りましょうね。


夏休みなど来館者が多いタイミングには、定位置にカードがない場合も。そんな時には受付に声をかけてみましょう。

その他展示物


岡山市の水の歴史と、それにまつわる道具たち。


水にまつわる専門的な本も多数あります。


水脈やダムについての紹介。


岡山の水に関して、クイズ形式で学べる端末もあります。


三野浄水場でキレイになった美味しいお水を飲む事もできます。


園芸にぴったりの産土の販売。驚くほどのロープライス。


なんと、この大きさで109円。A4サイズのバッグと並べてみました。自宅の植物用に、あるいはガーデナーの知人のお土産にピッタリかも。

休憩場所も充分確保


三野浄水場内のベンチと、水道記念館内に準備された椅子たち。これ以外にもたくさんの椅子といくつかのテーブルが用意されています。
三野浄水場の敷地内では食事はできませんが、ちょっと休憩という場面で困ることはなさそうです。

今日の滞在時間は?

今日は小学校2年生の子供と2人で遊びに来ました。いつも通りアトラクション全部体験して、疲れたら見て回って、ちょっと休憩。長すぎず短すぎずの約2時間程度の滞在でした。

施設情報

施設名:岡山市三野浄水場 水道記念館
住所:岡山市北区三野一丁目2番1号 (三野浄水場構内)
電話番号:086-222-3939

公式HP:https://www.water.okayama.okayama.jp/kinen/index.htm

開館時間:午前10時から午後4時30分(最終入館午後4時)
休館日:毎週月曜日 (ただし月曜日が祝日の場合は翌日が休刊日となります)
年末年始のお休み:12月29日~1月3日
入館料:無料
アクセス/バスの場合:岡電バス・宇野バスに乗車し、「水源池」で下車。徒歩2分の場所にあります。
アクセス/JRの場合:津山線に乗車し、法界院駅にて下車。徒歩10分程度の場所にあります。