赤ちゃんの離乳食でするめはいつから食べて大丈夫?4つの注意点とおすすめレシピ

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おつまみのひとつとして、パーティーなどの食卓によくある「するめ」。

お父さんやお母さんが美味しそうに食べていると、赤ちゃんも食べてみたいと興味をもちます。

お母さんが知らない間に、お父さんが赤ちゃんに渡してみると美味しそうにカミカミしていた、おじいちゃんがスルメイカを食べさせていたなど、「え?もう食べていいんだっけ?」と内心、ふと思いますよね。

「赤ちゃんはいつからするめを食べられる?」

「赤ちゃんにするめを食べさせるときに注意することはある?」

「赤ちゃんに食べさせやすくする調理法が知りたい。」

するめは、自然そのものもの食べ物なので、赤ちゃんも食べて良さそうに思えますが、実際にはどうなのでしょうか?

赤ちゃんとするめの疑問について次のことをご説明します。

  • 赤ちゃんがするめを食べられる時期
  • するめを食べさせるときの4つの注意点
  • カミカミ期のおすすめ調理方法

赤ちゃんへ食べさせて良いものや良くないものなど、たくさんの種類や数があるので、全部覚えておくのは大変なことだと思いますが、頭の片隅に置いておくだけでも、いざという時に思い出されて参考になるかと思います♪

目次

赤ちゃんはするめをいつから食べても大丈夫なの?

するめは、いかを干したもので、自然そのものの食品であることから、おしゃぶり代わりに、歯固め代わりに食べさせているご家庭もあります。

しかし、市販されているほとんどのするめは、大人が噛んでもすぐには噛みきれない硬さのものが多く、赤ちゃんが飲みこもうと頑張って、喉に詰まらせてしまう可能性があり、危険なのです。

また、するめには多くの塩分が含まれているので赤ちゃんには味が濃すぎます。

それだけでなく、保存料などの添加物が含まれていることが多いので、するめは赤ちゃんには不向きな食べ物です。

市販の大人が食べる用のするめを食べさせるのは、2歳半から3歳以降に少量ずつ食べさせるようにしましょう。

1歳以降のパクパク期にどうしても食べさせなければならない機会があれば、食塩不使用・無添加のするめもあるので、そちらを選んで、無理に飲み込まないようにしっかりと様子を見ながら与えてみましょう。

1歳未満の赤ちゃんには、まだ噛む力や消化器官も未熟なので、食べさせないように注意しましょう。

赤ちゃんにするめを食べさせないほうがよい理由と注意点4つ

アレルギーが出やすい食品である

アレルゲンになりやすい特定原材料7品目に「いか」は含まれておらず、アレルゲンの表示義務がありません。

しかし、特定原材料の次にアレルゲンになりやすい20品目の中に、いかが含まれています。

製造過程でアレルゲンに接触している可能性もあるので、必ず表示を確認しましょう。

えびやカニなどの甲殻類アレルギーがある人もですが、軟体類も注意が必要で、もしアレルギーの反応が出始めると、口の周りや中が赤く腫れる場合があります。

その他にも、蕁麻疹やかゆみ、喘息、下痢や嘔吐などの症状が出て、最悪、アナフィラキシーショックを引き起こす可能性もあります。

日常の離乳食で、いかのアレルギーの確認をしていないときに、急にするめを食べさせることは、危険なので、注意してくださいね。

塩分が多く含まれている

するめは、大人が食べても濃いなと感じるほど、塩分が多く含まれています。

赤ちゃんの一日当たりの適切な塩分量としては、ゴックン期は必要なし、モグモグ期は0.3g、カミカミ期は0.5g、パクパク期は1.5~2.0gとされています。

一般的なするめは100gあたり3gの塩分が含まれています。

想像しているよりは少ない量かもしれませんし、赤ちゃんが大量にするめを食べるというのは、ほとんどないことなので、少し食べる程度であれば問題が無いように思えますよね。

モグモグ期で例えると、1日に10gのするめを食べてしまうと1日分の塩分摂取量となります。

他のおやつや食事で塩分を取らせることができないので、大人にとっては少ない塩分量に思えても、赤ちゃんにとっては多めの塩分量となってしまうのです。

味が濃い

塩分量が多い事もあるのですが、いかは噛んでいると濃い味がしみだしてきます。

それが美味しいのですが、赤ちゃんは何より薄味を大切にしていく必要があります。

赤ちゃんは生後まもない頃から5歳前で味覚が形成されていきます。

味の濃い食事やおやつを頻繁に食べていると、薄味のものを食べても味を感じなくなる可能性があるのです。

また、味が濃いものを食べていると、薄味のものを食べなくなる傾向にあります。

赤ちゃんの時期から幼少期までは、素材そのものの味や、薄味で食事やおやつを楽しませて、豊かな味覚を形成してあげられるように、親は努力していかなければなりません。

噛みきりにくいので喉に詰まらせてしまう

するめは、噛んでも噛んでも、なかなか噛みきれません。

赤ちゃんは尚更です。

もし、大きめのするめを赤ちゃんが食べてしまったら、そのまま喉にひっかかってしまったり、詰まってしまう原因になってしまいます。

しかし、噛む力を鍛えたり、顎を鍛えたり、歯並びが良くなる、噛むことで脳への刺激を与える利点はあります。

どうしても、赤ちゃんにするめを食べさせなければいけないのであれば、とても小さく切って、そのまま飲みこんでも大丈夫というくらいの大きさにするか、口の中に全部入りきらない長さで縦に細長く切ってから手に持たせたままカミカミできるようにして、食べさせてあげるようにしてくださいね。

カミカミ期(1歳~1歳半頃)のおすすめ調理法

殺菌・塩抜きの方法

<材料>

  • するめ 1つ
  • 水 適量

<作り方>

1.たっぷりの鍋に水をいれて、沸騰させます。

2.グツグツ沸騰したところに、するめを入れて2分ほど茹でます。

3.鍋からするめを取り出して、乾燥させたら出来上がりです。

スルメイカの雑炊

<材料>

  • するめ 20g
  • 薄めのだし汁 400㏄
  • ご飯 150g
  • 小葱 5㎝程

<作り方>

1.するめを細かく小さく刻み、鍋に入れて、薄めのだし汁400㏄を加え、一晩放置します。

2.1の鍋を火にかけて煮立たせてから、さっと洗ったご飯を加えます。

3.弱火で15分煮たら、小葱のみじん切りを加えてひと煮立ちさせて、出来上がりです。

まとめ

赤ちゃんや小さな子どもにはあまりおすすめできないするめですが、1歳を過ぎてから、食塩不使用で無添加のものであれば、アレルギーの確認と、喉に詰まらせないようにカットしてあげてれば、食べさせても大丈夫です。

イカ自体も、パクパク期から推奨されているので、するめも1歳以降のパクパク期から少しずつ食べさせてみましょうね。

するめは、顎を鍛えたり歯固めの代わりになると考えられていますが、味が濃いことや、塩分量が多いので、1歳未満の赤ちゃんに食べさせることや、毎日のように食べさせることはしないように注意していきましょう。