授乳中に甘いものを食べても大丈夫?母乳や赤ちゃんへの影響と注意点やレシピ

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授乳中は母乳への影響を気にして、大好きなケーキや揚げ物などを我慢している人も多いですよね。

育児で疲れていても、好きな食べ物が食べられないなんて、すごくストレスが溜まると思います。

私も授乳中、無理な我慢から衝動的にフラペチーノを一気飲みしてしまったことが…。

お母さんもたまには息抜きしたいですよね。

そこで今回は、甘いものについて紹介します。記事のポイントは3つです。

  • 授乳中に甘いものを食べても大丈夫?
  • 授乳中に甘いものを食べる時の注意点
  • 授乳中におすすめなスイーツレシピ

それでは解説していきます。参考にしてみてください。

目次

授乳中に甘いものを食べても大丈夫?母乳と食べ物の関係

先に結論を言うと、授乳中でも甘いものを食べて大丈夫です!

理由は、母体の栄養状態が大きく変化するほどの偏食をしなければ、お母さんが何を食べたとしても母乳はある程度一定の成分を保って作られるような仕組みになっているからです。

母乳生成のメカニズムとして、まずお母さんの食べたものは栄養素ごとに細かく分解され、胃や腸の壁から血液中に吸収されます。

また、もともと細胞内に蓄えられていた栄養素が血中に放出されることもあります。

母乳は、この全身をめぐる血液中の栄養素から作られるのです。

そのため、食べたものの成分がそのまま母乳中に出てくることはなく、甘いものを食べた後も、母乳が甘くなるなんてことはないのです。

揚げ物やクリームなどは乳腺炎の原因になると言われることもありますが、母体が脂肪分を摂取しても、母乳中の脂肪量は増えません。

また、成乳の脂肪直径は2.0μmであるのに対して、乳管の太さは2,000μm(2㎜)で毛細血管以上の太さがあるため、物理的にも乳管に脂肪が詰まることは考えにくいのです。

母乳とアレルギーの関係

洋菓子に多く含まれる卵・小麦粉・牛乳ですが、

特別な指示がなければ、授乳中も摂取して大丈夫です!

母乳育児で赤ちゃんに湿疹が出ると、アレルギーを気にするお母さんも多いと思います。

しかし、妊娠・授乳中のお母さんの食事制限は、母子の栄養不良を招き、赤ちゃんの発育発達障害を起こすことが報告されています。

赤ちゃんは母乳を介して微量ずつアレルゲンに接触することで、アレルゲンへの耐性を誘導する効果があるとされているので、アレルギーを気にしすぎて制限することはかえって良くないことでもあるのです。

また、予防のために食物除去をしても、アレルギー発症に有意な差が出なかったことも解ってきています。

食物除去に至るまでの判断は、専門の医師の継続的な管理の元で行われる必要があるので、自己判断はしないようにしましょう。

お母さん自身、または兄弟(姉妹)にアレルギー性疾患がある場合は、発症リスクの一つともされているので専門の医師に相談してみると良いでしょう。

授乳中に甘いものを食べる時の3つの注意点

UNICEF/WHOの『母乳育児支援ガイド』には、

「母親が種々の食品を十分に食べていれば、必要なたんぱく質、ビタミン、ミネラルがとれます。母親は母乳育児をしている時も、特別な食べ物を食べたり、特定の食べ物を避ける必要はありません」

と記されています。

神経質になり過ぎず、お母さんがおいしいと感じながら食ベることが大切だということです。

ただ、甘いものを食べる時に気をつけておいてほしい事が3つあります。

1.食べ過ぎない

どんな食べ物でもそればかり食べると栄養が偏ります。

甘い物の場合、糖分が多く含まれるため過剰に食べ続けると肥満や糖尿病になりやすくなってしまいます。

また、甘いものを食べ過ぎると満腹感により、母乳のために必要な食事が摂れなくなってしまうこともあるので、適量を意識しましょう。

2.素材を選ぶ

甘いものを食べてもそのまま母乳に悪影響があるわけではありませんが、定期的に食べる場合であれば栄養分として確実に蓄積されていきます。

肥満予防や母乳の栄養素などのためにも、少しでもカロリーが低くて栄養素の多い素材が使われているものを選ぶようにしましょう。

てんさい糖やきび砂糖、黒糖などの未精製砂糖を使用たり、甘みのある野菜を取り入れるのもおすすめです。

また、水ようかんは100gあたり170㎉で脂質0.1gであるのに対し、ショートケーキは100gあたり343㎉で脂質14gです。

商品により違いはありますが、和菓子の方が洋菓子より断然カロリー、脂質が低いので取り入れてみるのも良いでしょう。

関連記事:授乳中は和菓子を食べちゃダメ?母乳や赤ちゃんへの影響と2つの注意点

3.ご飯はしっかり食べる

ケーキを食べたからご飯を抜いてカロリーを調節しよう、という考えは母乳とって良くありません。

赤ちゃんへしっかりと栄養素を届けるために、栄養源のご飯はしっかり食べてください。

カロリーが気になる場合は、運動で消費するようにしたり、エネルギーをため込みやすい就寝前には食べないようにするといいでしょう。

授乳中におすすめなスイーツレシピ

「どうしても甘い物が食べたい!」となった時は、無理せず食べてしまいましょう。

自宅で手作りすれば素材やカロリーも調整しやすいです。

心置きなく楽しめる、ヘルシースイーツレシピを紹介しますね!

フルーツ牛乳寒天

寒天の食物繊維で便通改善効果も。

お好みのフルーツでアレンジできて、しっかりビタミン補給!

パンプキンタルト

かぼちゃの自然な甘みでカロリーオフ。

冷やして固めるだけのオーブン入らずレシピです。

まとめ

母体の栄養状態が変化するほどの偏食をしなければ、お母さんが何を食べたとしても母乳の成分はある程度一定に保たれるようになっているので、授乳中に甘いものを食べても大丈夫です。

甘いものの脂肪分による乳腺炎を心配される方もいらっしゃいますが、乳管の構造や血液中の脂肪の大きさからも、食べた物の脂肪分で乳管が詰まることは考えにくいです。

赤ちゃんは母乳を介して微量ずつアレルゲンに接触することで、アレルゲンへの耐性を誘導しているとされています。

また、適切でない食物除去は栄養不足になる可能性もあるので、アレルギーが気になる場合は、自己判断せず専門の医師に相談しましょう。

甘いものを食べる時は、素材を選び、食べ過ぎに注意して母乳の栄養源である食事は欠かさないようにすることが大切です。

我慢ばかりせず、時には甘いものを食べて気分をリフレッシュしながら母乳育児を楽しみましょう♪

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