妊娠中の食事は消化不良になりやすい?妊婦の消化不良3つの原因と4つの対策法

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妊娠期間中のトラブルとして、消化不良があります。

それはどんな症状なのかというと、『常に胃がむかむかしていて気持ち悪い感じ』です。

私も経験しましたが、食べ過ぎてもいないのにどうして?と不思議でした。

消化不良の主な原因は妊娠したことで胃腸の機能が低下したこととホルモンバランスの影響で、多かれ少なかれ、妊婦さんの誰もがなる症状なのです。

私も経験がありますし、ママ友も皆、悩まされたといっていました。

そこでこの記事では、消化不良を起こす原因や対策法をご紹介します。

ポイントは4つです。

・妊娠中の消化不良って?
・消化不良になる3つの原因
・改善するための4つの対策法
・消化不良が起きたときはどうしたらいい?

最後まで記事を読んでいただければ消化不良も怖くない?

ぜひ参考にしてくださいね。

目次

妊娠中の消化不良って?

通常の消化不良は、暴飲暴食やストレスなどが原因となり、胃腸の機能が低下し、胃もたれや胸焼け、胃痛などが起こることを言います。

妊娠中は食べすぎたりしていなくてもホルモンバランスの変化に伴い、免疫力や消化器機能が低下します。

それにともない、少しの要因でも妊娠前よりも胃腸の調子が悪い状態になってしまう可能性が高くなるのです。

この消化不良は妊娠期間中、常につきまとう症状といっても過言ではないでしょう。

つわりが始まる前から胃もたれを感じていたという人もいるほどです。

消化不良になる3つの原因

①つわり

妊娠4~6週ごろからつわりが始まります。

だいたいは11~12週ごろ終わりますが、出産直前まで症状がある人もいます。

大小の個人差はありますが、つわりの主な特徴として胸焼けや食欲不振があげられます。

つわりの原因はホルモンバランスの変化によるものとされていますが、原因はまだよくわかっていません。

すっぱいものを食べたくなったり、油っぽいものがほしくなったり、人によってつわりの現れ方はさまざまですが、中には吐いてばかりで水分さえ受け付けなくなってしまう人もいます。

消化不良の主な症状としては、常に胃がむかむかしていたり、胸焼け気味だったり、吐き気を感じたり、様々な胃の不調が起こります。

妊娠中は消化器官機能が低下するので、つわりの軽い人でも消化不良を少なからず感じるでしょう。

私もつわりはそれほど酷くなかったのですが、胸焼けや消化不良が頻繁に起こりました。

つわりが治まってくる安定期になると、消化不良も幾分和らいだので、つわりの一種だったのだと思います。

②ストレスや胃の病気

妊娠中は、赤ちゃんの成長が心配になったり、仕事がつわりの影響で思うようにいかなくなったり、産後の生活が不安になったりと、なにかとストレスを感じやすい時期です。

蓄積されていったストレスが、胃の不調を招くことになります。

胃痛が酷い場合は一度病院でみてもらうようにしましょう。

ストレスのほか、妊娠による身体の不調とは別の病気が潜んでいる可能性もあります。

③食べ物

唐辛子などの刺激物は胃に負担がかかり、胃痛や消化不良の原因になってしまいます。

ほかに、バターやマーガリン、ピーナッツなど、油っぽいものを食べると胃の不快感に繋がります。

ミカンも胃が弱っているときは刺激物となって吐き気を誘発するので調子が悪いときは食べないようにしましょう。

コーヒーや紅茶などに含まれるカフェインも消化不良の原因となります。

カフェインは胎児に悪影響を与えるリスクもありますので、1日1杯程度にとどめておくのがおすすめです。

辛いものを好きな人には酷ですが、妊婦は消化機能が低下しているので妊娠期間中は辛さを抑えるようにしてください。

消化不良を改善するための4つの対策法

①少しずつ何回かに分けて食べましょう。

消化不良ぎみのときは、少量を何回かにわけて食べると胃の不快感が和らぎます。

1日5回食事をとるようにしてみましょう。

1回目は7時ごろ、2回目は10時ごろ、3回目は12時ごろ、4回目は3時ごろ、5回目は7時ごろ。

1日分の食事を5回に分けてとるようにします。

食べ方のコツとしてはよく噛んで食べるようにすること。

噛み砕くことで消化を助けてくれます。

②栄養バランスがよく消化によい物を食べましょう。

妊娠中の食生活のポイントは、適度なバランスの良い食事です。

食べすぎは消化不良の原因につながりますのでNG。

妊娠中の摂取カロリーは初期で1850キロカロリー、中期で2050キロカロリー、後期で2300キロカロリーです。

これを超えないように心がけ、良質なたんぱく質とビタミン、カルシウムや鉄を積極的にとるようにしましょう。

塩分の取りすぎは妊娠高血圧症候群を発症するリスクが高まりますので、減塩を心がけてください。

おすすめの食材は以下になります。

卵、脂肪分の少ない肉、大豆製品、大根、オクラ、山芋、かぼちゃ、小松菜、ほうれん草、きのこ類、しらすや鮭、牛乳やヨーグルトなどの乳製品、海藻類。

油っぽいものは消化不良の原因になります。

あっさりした食材や味付けを選び、主食はご飯を胃が受けつけない場合はうどんがおすすめです。

しかしうどんも毎度食べると飽きてしまいます。

スープと一緒に食べることで消化を助けてくれるので、白米をそのままではなく、おかゆや雑炊にして食べるようにしましょう。

③適度な運動を心がけましょう。

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食後に30分程度、散歩をすると消化を助けてくれます。

食べてすぐだと逆に胃に負担をかけますので、20分~30分後ぐらいから始めてください。

つわりや体調が悪いときは無理しないのが鉄則。

体調が良いときに身体を動かすようにしましょう。

適度な運動は、ストレスの解消や肥満防止につながります。

私は妊娠中、夕食後の散歩を日課にしていたのですが、体重もぐんと増えることなく、消化不良もあまり感じることがなく過ごすことができました。

医師にそのことを伝えると、『運動がよかったんだろうね』を言われましたので、消化を手助けしてくれることは間違いないでしょう。

何度も言いますが、無理のない程度に運動を日課することをおすすめします。

④ストレスをためない生活をしましょう。

ストレスは万病のもとというように、ためた分だけ身体が不調になります。

妊娠期間中はホルモンバランスの影響もあり、どうしても気分が落ち込み気味です。

今後の生活が不安になる気持ちは充分わかります。

私も考え込んでは不安になっていました。

でも、赤ちゃんとの生活は考えるだけ無駄なことがけっこうあります。

『なんとかなる』んです。

妊娠生活や子育てにはいろいろなサポートがあるので、安心してください。

ストレスをためた分だけ損をすると考え、貴重な妊娠生活を楽しむようにしましょう。

たまってきた、気分がふさいできたなと感じたら、外出したり、好きなテレビをみたりして自分にあった気分転換をするようにしてください。

妊婦は食事に常に気を使わなきゃいけませんが、そういうときは思いっきり好きなものをたくさん食べたってかまいません。

なにより『ストレス』をためてしまうことがよくありませんので、それを解決するよう心がけましょう。

消化不良が起きたときはどうしたらいい?

どんなに対策をしても、消化不良になってしまうこともあります。

しょうがないんです。

妊娠中は消化できにくいように身体がなってしまっているからです。

ですので胃が不調を訴えた場合は、『諦めて』横になるなどして、身体を休めましょう。

家事も食事の準備もそういうときはしょうがないと諦めて、周囲の人に手伝ってもらったり、体調がいい日にやるようにして、とにかく身体を休めることを優先してください。

妊娠中市販薬は飲んではいけません。

どうしても薬などを用いて楽になりたいのなら、担当医にその旨を伝え処方してもらうようにしましょう。

けっして自己判断で市販の胃薬などを使用しないようにしてください。

消化不良にならないための対策が大事です。

妊娠中の消化不良は仕方のないことです。

でも、できれば苦しくなく過ごしたいですよね。

そのためには、消化の良い食事と適度な運動、ストレスをためない生活です。

するとしないとでは大きな差が出てきますので、妊娠を機会にぜひ、規則正しい生活をするように心がけてください。

消化不良の改善のほか、習慣生活病の予防にもなるので一石二鳥ですよ。