妊娠がわかり喜びの真っただ中にいる方、つわりのさなかで大変な日々を送っている方、体調不良とは無縁の快適なマタニティライフを満喫している方……
ひとくちに「妊娠初期」とはいえ、ママさんたちの状態もひとそれぞれ。
みなさん、いかがお過ごしですか?
わたしは現在妊娠11週目の、絶賛つわり真っ最中な初産婦です
幸いにもつわりの程度は重くないものの、むらっ気のある症状に日々悩まされております。
つわりによる体調不良で困っているママさんも多くいらっしゃるのではないでしょうか?
それでも、わたしたちの体は大事な赤ちゃんにとってのおうちの役割を担っています。
特に妊娠初期は胎盤が出来上がる前の大変不安定な時期ですから、生活の一つ一つに気を遣う期間でもありますね。
今回は、まさに妊娠初期にいるわたしが、生活をするうえで気を付けていることをご紹介します!
目次
普段の生活で気を付けていること5つプラスα
妊娠初期の今は、多くの妊婦さんがつわりの症状に振り回されがち……。
しんどいつわりと付き合いながら、おなかの赤ちゃんのためにわたしが気を付けている5つとプラスαをズバッと公開。
①食事
「何はともあれ生活の基盤は食事」
ってなことを言われたってこちとらつわりで大変なんじゃ、といった具合。
食べられるものが偏り、食生活は見事に崩壊しました。
驚いたのは、“食べたいものしか食べられなくなる”ようになってしまったこと。
つわりの症状がさほど深刻ではないわたしは、比較的食べられるものの種類も多いように思います。
が、しかし!「今はピザが食べたい」と思ったら、いくら空腹で気持ちが悪くなろうともピザ以外受け付けないのです。
逆に、何も食べられず炭酸水や飴などでやり過ごす日もしばしば……。
食の偏りで不安なのは、赤ちゃんへの栄養ですよね。
しかしご安心ください。
胎盤が出来上がる前の妊娠初期は、赤ちゃんはママさんの胎内に蓄えられた栄養で育ちますから、心配ありませんよ。
「食べられるときに、食べられるものを、食べられるだけ」口にすることが重要です。
食に対するストレスがつわりを助長させる原因になってしまうケースもあるので、自分のペースで食事をしましょう。
つわりによる味覚の変化もひとそれぞれです。
自分の口に合った食べ物を探してみたり、「これが食べたい!」という直感に従って食事をしてみたりするのもいいかもしれませんね。
「え!?こんなものを食べたくなるなんて」という自分の変化が面白かったりしますよ♪
そして食欲のない日でも気にしなければならないのが水分補給です。
何も食べられなくても、水分だけは積極的に摂るようにしています。
栄養補給もかねてOS-1などの経口補水液等が推奨されていますが、これも自分の味覚に合うかどうかを優先して選んであげると良いでしょう。
わたしの場合は、無糖の炭酸飲料がつわりの味方になっています。
つわり中は炭酸が飲みたくなる、というのは本当だったんだなあと実感しております。
※ただし、いくら自分のタイミングでとはいえ何も食べられず、水さえ摂れないという状態が続く場合は、直ちにかかりつけのお医者さんへ相談しましょう!
➁睡眠
食事に続いて重要な睡眠ですが、これもつわりに振り回されて思うようにいかないものの一つ。
つわりによる胃の不快感のせいで、右を向こうが左を向こうがあお向けだろうがうつ伏せだろうが、なっかなか寝付けません。
さらに眠りが浅いときも多く、夜中に何度も目が覚めては気持ちの悪さに眠れない、という負のループを繰り返すことになる日も多々あります。
はじめのうちは自分の体が思う通りにいかなかったり、あまりの変化に追いつけなかったりする不安から、隣ですやすやと眠る旦那さんが心底憎かった時もありました(笑)
とはいえ、いくら眠れないからといって眠らないわけにもいきません。
何度も寝返りを打って姿勢を変えてみたり、氷を舐めて口の中をすっきりさせたりすると比較的眠りにつきやすかったです。
気持ちが悪いことから緊張して凝り固まってしまった肩首や、肩甲骨の間を撫でてもらうのも効果がありました。
現在もつわりは続行中ですが、自分にとって最適な眠り方を発見したおかげで以前よりは快適な睡眠をとれているように思います。
わたしの場合は左を下にして、右脚をやや曲げる、あるいは何かに抱き着くような形(「シムス型」と呼ばれ妊婦さんの眠りやすいとされている体勢)でいるとすとんと眠れるようになりました。
それから、寝る前のスマホやテレビなどは控えたほうが良いでしょう。
特にスマホなどは気晴らしにと手に取ってしまいがちですが、液晶のブルーライトが交感神経を優位に働かせるために、寝つきを悪くする原因となってしまいます。
睡眠不足はつわりを悪化させるほか、様々な体調不良を引き起こしかねません。
万が一倒れてしまうようなことがあっては、おなかの赤ちゃんへ多大なる被害をもたらしてしまいます。
つわりや体の変化で寝苦しいことが増えますが、うまく眠るコツはずばり、眠気に任せて眠たいときに眠ってしまうことです。
「御飯がまだだし…」「お風呂にも入らなきゃ…」なんてやらなくてはいけないことが頭をよぎっても、今だけは、と自分を許して寝てしまうことをおススメします。
眠りづらい時期の睡魔は逃しちゃいけません!
ただし、できることならお化粧だけは落としておきましょうね(笑)
➂体調管理
声を大にして言わせてください。
妊婦さんは!免疫力が!低下しています‼
普段は風邪知らずの健康な方でも、ちょっとしたことで体調を崩しかねません。
それに、体調を崩しても妊婦さんはおいそれと薬に頼ることができないのです。
母体は赤ちゃんへ直結しています。
赤ちゃんへの影響も考えて、ウイルス対策はきちんとしたいところですね。
人込みでのマスク、帰宅後の手洗いうがいに加え、我が家では玄関をくぐる前に衣服を払うというひと手間を実施中。
もちろん、旦那さんにもお願いしております。
はじめのうちは慣れない習慣に戸惑っていたものの、「洋服!手洗い!うがい!OK!」のやりとりはいまや帰宅時の風物詩となりました(笑)
一緒に暮らしている旦那さんやご家族にも、体調管理に協力してもらうと良いですね。
④スキンケア
書いていて涙が出そうになるのですが、とにもかくにも恐ろしく肌が荒れました。
手前味噌で恐縮ですが、どこへいっても「肌がきれいだね」と褒めてもらえるほどだった肌も、今や鏡を覗くのも嫌気がさすほどの荒野……。
いくら保湿をすれども追いつかないほどの乾燥と、ホルモンバランスの乱れによる吹き出物の嵐。
顔の肌荒れに加えて、腕や脛など、全身の砂漠化も止まりません。
もとより敏感肌気味のわたしは涙目になりながら、さらに低刺激性かつ保湿重視の基礎化粧品に一新し、入浴・洗顔後は即保湿を徹底しています。
お風呂から上がったあとは体力を消耗していてどっと疲れていることも多く、正直化粧水だのボディクリームだのを塗る元気もないことがしばしばあるのですが、「可愛いママであるためじゃ」と自己暗示をかけながら塗りこめています。
妊娠線対策にも、体の保湿には気を使いたいところですね♪
⑤気晴らし
つわりが続いて体調が悪く、本当はやりたいこともやれずに落ち込んでしまうことが多いわたし。
情緒が不安定なことも相まって訳も分からず泣いてしまうことも少なくありません。
自分のからだやこころなのに、上手くコントロールできないことに嫌気がさして思い詰めてしまいがちでした。
そんなわたしを救ったのは旦那さんの「お散歩に行こうか」のひとこと。
元来じっとしていることが性に合わないためか、表の風を浴びながら近所をぷらぷらと歩くだけで気が紛れました。
ほかにも、両親とおしゃべりをしたり、テレビを見ながら馬鹿笑いをしたり、映画鑑賞や読書など、何か没頭していることがあった日は比較的体調も良く、思い悩むことも減りました。
具合が悪く、ふさぎ込みそうなときほど気晴らしが大きな力を発揮してくれます。
もちろん無理は禁物ですし、体がしんどい時は安静にしているに越したことはありませんが、心の衛生のためにも、わたしは適度な気晴らしを大切にしています。
おまけ:旦那さん・家族との関係
旦那さん、実両親・義理の両親には本当に助けられている毎日です。
なんといってもお母さんは一番身近な先輩ママですから、食事やつわりの乗り越え方なんかを教授してもらっています。
そして何より、わたしの一番近くで尽力に努めてくれているのは旦那さん。
体調が悪く料理のできないわたしに代わって食事を作るなど、家事を率先してやってくれることには感謝の嵐ですし、情緒が不安定なわたしの話し相手にもなってくれるという献身ぶりに頭が上がりません……。
というのもこれは、話し合いの結果が生んだ賜物なのです。
急激なホルモンバランスの変化により感情のコントロールが難しくなり、つわりなどの体調不良から余裕のなくなってしまうママさんに、多くのパパさんたちは困惑することでしょう。
特にもわたしたちは初産ですから、何から何まで初めてで旦那さんの不安も大きかったはずです。
妊娠をきっかけに夫婦の仲が険悪になってしまう、なんていう不穏な噂を耳にしていたこともあり、わたしたちは話し合いという形で先手を打っておきました。
「つわりが始まったらきっと人格が変わってしまう」とか「間違いなくものすごい迷惑をかける」とか、ほとんど脅し文句のそれですが、今となっては言っておくに越したことはないなと実感しています。
支えあいたいはずのひとと揉め事ばかりでは、気が滅入ってしまいますからね。
旦那さんに限らず、身近にいて、自分を助けてくれるひとと上手に関係を築いていくには「皆まで言う」ことが重要なのかなと思います。
これは嫌だからやめてほしい、これをやってくれて嬉しかった、ありがとう、ごめんね。
気が付いたときに、普段なら口に出さないような細かなことまで、きちんと自分の要望や気持ちを伝えることが互いにとっての過ごしやすい生活を生み出すきっかけになります。
辛くて辛くて、周りが見えなくなってしまうこともあります。
それでもふとした時の、わずかな時間でも、自分と赤ちゃんを支えてくれているひとのことを顧みることができたら、ふっと気持ちが軽くなるかもしれませんよ。
おわりに
正直わたし自身も、つわりとはこんなにしんどいものか、と未体験の苦しみに苦悩する毎日です。
が、おなかに赤ちゃんを宿す母である身、その責任は決して小さくありません。
ここまでいくつか、生活をするうえで気を使いたいことを挙げてきましたが、なによりも大事にしていただきたいのは「無理をしないこと」。
なにもしないのも考え物ですが、神経質になりすぎたり、あれをやらなきゃこれもやらなきゃ、と気負ってしまったりすることはもっと良くないです。
文献や資料などはあくまで参考程度に、あなた自身に合ったやり方で赤ちゃんを気遣い、素敵なマタニティライフを過ごしましょう♪