妊娠初期の体温は何度くらい?基礎体温が下がる時と上がる原因と3つの体温調節方法

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妊娠をしていない健康な女性も、ホルモンバランスの関係で基礎体温が変化する期間がある事は、ほとんどの女性がご存知なのではないでしょうか。

一般的に、月経から排卵日までは低温期と呼ばれ低温が続く時期です。

そして排卵から2週間ほどは高温期が続き、体温が下がると再び月経が始まり低温期へと突入します。

妊娠中はその体温変化とはまた別に、様々な原因で体温が変化する事があるのです。

  • 妊娠すると高温期が続く?
  • 体温が急に下がった時は?
  • 体温が変化する時期はどうすればいいの?

今回は、妊娠中付き合っていかなければならない自分の体の体温変化についてまとめています。

特に妊娠初期の方はこれからの体の変化について一度目を通して見て下さいね。

目次

妊娠初期は高温期が続く!?

妊娠初期は熱っぽく、風邪と勘違いする方はとても多いです。

実は妊娠すると体温が上がり”高温期”が続くのです。

「高温期ってなに?」

「高温期って何度?」

と思う人もいるでしょう。

ここからは妊娠による体温変化についてお話していきます。

自分の基礎体温を知っている?

妊娠時の体温の変化を知るためには、まずは自分の基礎体温を知っておく必要があります。

基礎体温とは、人が生きている上で必要最低限のエネルギーしか使っていない状態の体温の事です。

いわゆる睡眠時の体温という訳ですが、寝ている時に体温を測る事はできません。

基礎体温の測り方は、朝目覚めた直後に布団の中で安静にしている状態で測ります。

この時に使用するのは一般的な体温計でも問題はないのですが、より正確に測るためには

基礎体温計を使用すると良いです。

一般的な体温計では読み取る事ができない微妙な変化も読み取る事ができます。

安静状態で測る事が大前提になりますので、目覚めて手の届く場所に基礎体温計を置いておきましょう。

基礎体温を測る事で自分の性周期を知る事ができますし、妊娠の可能性をチェックする事もできるのです。

平均的な妊娠初期の体温って?

妊娠初期の平均体温は36.5℃~36.7℃程度です。

しかしこれはあくまでも平均的な体温であり、個人差があります。

毎日基礎体温を測っている方であれば、自分の高温期は何度なのかがわかるので、妊娠の可能性のチェックをするときにも役に立ちますよ。

高温期が3週間以上続き、次の月経が来ない場合には妊娠をしている可能性が高いです。

関連記事⇒妊娠初期の基礎体温は何度が普通?いつまで高い?いつから下がる?

急な体温低下って?妊娠時基礎体温変化でわかること

妊娠初期に高温期が続いていたのに、突然体温が下がった。

これってどういう意味?と心配になる妊婦さんも中にはいるでしょう。

理由はいくつか考えられます。

胎盤が完成した

赤ちゃんに栄養を与える為に必要な胎盤が、お母さんの体の中で完成すると体温が下がり始めます。

これは、これまで卵巣から分泌されていたプロゲステロンというホルモンの影響です。

胎盤が完成する事により、プロゲステロンが分泌されるようになる為

基礎体温への影響が少なくなると考えられています。

体温の下がり方や、胎盤が完成する時期には個人差がありますので安定期と呼ばれる周期の前に体温が下がる事もあります。

基礎体温が下がったからといって、まさか流産しているのでは?と心配になる方もいるかもしれませんが、少し様子をみましょう。

流産の可能性もある

妊娠初期に体温がガクっと下がった時には、流産の可能性が全くないという訳ではありません。

しかし、基礎体温だけで判断するのはなかなか難しいのでまずは少し様子を見るようにしましょう。

1日、2日経っても高温期に戻らないという場合は胎盤ができあがった、もしくは流産の可能性も。

下腹部痛があったり異常を感じた場合にはすぐに産婦人科へ連絡をするようにしてください。

関連記事⇒妊娠超初期は体温が下がる?基礎体温が下がる時の妊娠や流産の可能性

体温が変化する時の4つの対処法

妊娠初期は高温期が続き、安定期に入ると低温期に入る妊婦さん。

上手に自分の体温を管理し、体調を崩さないようにしなければなりません。

特に注意することは以下の4つです。

1.高温期はこまめに汗を拭く

高温期は特に熱っぽく、汗ばむことも多いです。

そんな時に汗をかいたままにしておくと、体が冷えて風邪などで体調を崩してしまうこともあります。

こまめに汗を拭き、着替えるなどの対策を取り体調を崩さないように気をつけましょう。

妊娠中は自分が思っているよりも免疫力が下がっていて体調を崩しやすいです。

妊娠前と同じように考えていてはいけません。

2.腹巻きを使用して冷えを解消

妊娠中は冷えに悩まされる妊婦さんもとても多いです。

妊娠中の冷えは血流が悪くなってしまう事で体の疲れにも繋がりますし、安全なお産からも遠ざかってしまいます。

大切なお腹は特に冷やさないように、腹巻きを使用し体を冷やさないように注意をしましょう。

3.適度な運動をする

運動不足は更に血流を悪くしてしまいます。

無理な運動は禁物ですが、軽くウォーキングをしたり、ストレッチをする事をオススメします。

運動をする事で血流の促進にも繋がりますし、冷えの改善にも効果的です。

体が冷えてしまうとお腹が張りやすくなったり、足がつりやすくなったりもします。

全く運動をしていないなと感じる妊婦さんは、少しずつ適度な運動を取り入れていきましょう。

ただし、医師から安静指示が出ている場合は無理に運動するのはやめましょうね。

4.食事で体温をキープして

食生活を見直す事で、冷えを改善することもできます。

定番ですが、体を温める食材のショウガを食生活に取り入れてみましょう。

スープに少し入れてみるだけでも体がポカポカしてくるのを感じられますよ。

ショウガの他にも、お酢などもオススメです。

毎日の食生活に少しプラスするだけで、冷え対策に効果的ですので冷えに悩んでいる妊婦さんは是非参考になさってくださいね。

関連記事⇒妊娠超初期は基礎体温がガタガタになる?体温の変化の原因と3つの注意点

まとめ

妊娠中の体には様々な変化が起こります。基礎体温の変化もそのうちの一つです。

基礎体温が下がった=流産

などといった誤った情報に惑わされずに、しっかりとした情報を身につけておきましょう。

妊娠時体温をしっかりと把握することで、お腹にいる赤ちゃんの変化にも気づきやすくなります。

気になる点があればこまめに担当の産婦人科医に確認しておくと安心できますよ。

神経質になりすぎずに楽しい妊娠生活をおくりましょう。