1ヶ月分の家族の食費にはどのくらいかかっていますか?
毎月の家計のやりくりで頭を抱えているお母さん、食費を抑えられるかもしれません!
雑誌やネットでは上手に食費を節約している人もいますが、真似してみると難しくて、
面倒だし長続きしないってことよくありますよね。
簡単にできる食費を抑えるためのコツを掴めば、ちょっとめんどくさがり屋さんの人でも節約できます。
節約した分、旅行などのご褒美に回すこともできますし、節約が苦にならないような目標をもち、
毎日コツコツと食費を抑えてみませんか?
「周りの家族の食費ってどのくらいかかっているの?」
「食費を抑える買い物の仕方があるって聞いたけど、本当?」
「食費を抑えるにはどうすればいいの?コツやレシピも知りたい!」
など、無理はしたくないけど、食費を少し抑えていきたいと考えている主婦の方も多いはずです。
今回は、簡単に、しかも月に1万円ほどの食費を浮かすことができるコツについてご紹介していきます。
・世帯別の食費の平均
・食費を抑える買い物の仕方4つのポイント
・食費を抑える8つのコツ
・食費を抑えても美味しいレシピや献立
夫婦二人暮らしで老後の貯蓄を増やしたい、子どもが生まれたので将来の教育費を貯蓄したい、
車や家が欲しい、海外旅行に行きたいなど、節約をしようと思い立った人たちの参考になれば嬉しいです。
目次
食費の平均はどれくらい?世帯別の食費について
日本FP協会が「働く女性と暮らしに関する調査」を3月に発表しました。
結果によると、家計の見直したときに負担を減らしたい(節約したい)と考える費目の1位は、
食費だったのです。
家計のやりくりを考えたときに、電気やガスなどの公共料金の節約も必要ですが、
基本料金などもあり大幅な節約は難しく、まずは食費から節約しようと考える人がたくさんいます。
総務省の「家計調査報告」によると、勤労者世帯で2人以上の世帯の食費の平均額は、
ひと月で74,584円であることが分かりました。
ちなみに一人暮らしの単身世帯は、40,202円でした。
この金額は、外食やお酒などの費用がすべて含まれた金額です。
食費と手取り月収の割合としては、手取りの16%以内に食費が収まればやりくりに問題がないといえるので、
それぞれ金額は高く感じますが、皆さん上手にやりくりをしているということになります。
まずは、それぞれの世帯の収入の手取り分を計算し、食費が何割占めているのかを確認してみましょう。
計算式にすると、「食費÷収入の手取り分×100=16%以内が好ましい」なので、
当てはめて計算してみてくださいね。
―参照 家計調査報告(家計収支編)|報道資料一覧|総務省トップよりー
食費を抑えるためには買い物の仕方から見直そう!4つのポイント
食費を抑えるために必要なのは、まず食材を買うところからにあります。
ストック分があるのに買い足してしまった、冷蔵庫の中で野菜を悪くさせて捨ててしまったなど、
余分に買ってしまうことや、食べきれずに捨ててしまうことはありませんか?
まずは冷蔵庫の中やストック分の確認と把握をする
買い物に行く前に、自宅に何があるのかを知っておく必要があります。
冷蔵庫の中が整理整頓されていないと、何がどれだけあるのか把握しづらいですよね。
まずは、冷蔵庫の中のものをすべて出して、整理整頓しましょう。
100円ショップなどのケースも冷蔵庫で使うことができるので、ケースに分けていれておくと、
すっきりとし取り出しやすくなるので、ストレスもたまりにくくなります。
冷凍庫や野菜室も同じように、一度外に出して入れ直してみましょう。
ついでに拭き掃除もしてしまいましょう♪
ケチャップや缶詰など常温で保管しているものもあるので、そちらも一度目を通しておくとよいでしょう。
電子マネーに2万円や3万円をチャージする
イオンのワオンカードなど、よく買い物をするお店に電子マネーカードがあれば、利用しましょう。
毎月の食費の目標をたてて、その分だけ月初めにチャージします。
チャージした金額以上は使わないと決めて、毎回の買い物をすると、無駄遣いが減り、
どれだけ残っているのかなどを把握しやすくなります。
さらに、電子マネーカードを使用しているとポイントも溜まるので1石2鳥です。
食材はできれば使い切ってから買い物に行く
買い物は週にどのくらい行っていますか?
冷蔵庫にまだ食材がたくさん余っていませんか?
特売日やセールの日に買い物をまとめてするのはとても大切なのですが、
余計なものを買いがちになります。
そのため、冷蔵庫にまだ食材が残っているのであれば、無駄に買う必要はありません。
なくなってから買い物に出かけるようにしましょう。
粉ものや調味料、乾物は業務用スーパーを利用する
業務用スーパーには、何もかもたくさんの量で販売されています。
そこで購入するのは賞味期限の長いものに絞りましょう。
例えば、お好み焼きなどを作るための粉もの、ドレッシングなどの調味料、わかめなどの乾物は、
業務用スーパーで購入することで、食費の節約に繋がります。
2~3ヶ月に1回の頻度でまとめて買い物に行きましょう。
本題!食費を簡単に抑える8つのコツ
買い物の仕方を見直したら、次は食費を抑えるコツについてみていきましょう。
その前に、先に知っておいてほしいことがあります。
食費を抑えるためには今まで通りの生活というわけにはいかなくなります。
食費を抑えるために手間暇がかかりますし、家族の協力も大切です。
少し我慢も必要になるかもしれません。でも、節約はできます!
外食・酒にかかっているお金を見直す
先ほど、世帯別の平均の食費についてご紹介しましたが、そのうちの2万円前後は外食費となっています。
1回の外食で5,000円~1万円程を、2回~4回ほど月に行っているということです。
外食がダメなわけではありませんし、毎日家事をしているお母さんにとっても助かります。
しかし、そんなにたくさん行く必要があるでしょうか?
「おうちで簡単にご飯を作る日」や「お父さんや子どもたちが料理をする日」に変更できませんか?
外食費1回で1週間ほどの食費がかかることもあるので、少し考え直してみましょう。
また、お酒を夫婦で飲んでいる場合、1日ビール1本200円×2人×30日でいくらでしょう?
「12,000円」かかっています。
お酒を我慢するのは難しいのかもしれませんが、「肝臓を休める日」を3日に1回くらい作ってみましょう。
また、安いワインなどもあるので、果物を付けてサングリアなどにアレンジして飲んでみるのも美味しいですね。
食費の大きな負担は、外食費と酒代です。ここを抑えるだけでも、簡単に節約になります!
冷凍保存で食材を長持ちさせる
お肉や野菜など冷蔵庫にいれておくと1週間ほどで美味しくなくなってきますね。
せっかくセールで安く買った食材も無駄になってしまうかもしれません。
ひと手間かかりますが、冷凍保存をうまく活用してみましょう。
お肉やお魚は、軽く洗って綺麗にキッチンペーパーで拭く取って、空気を抜きながらラップに包みます。
さらに、ジップロックなどにいれて再度空気を抜き、蓋を閉じて冷凍庫にいれます。
鶏もも肉などの大きな塊の肉は、使い切る量に切り分けてから保存しておくと、
解凍する際に便利です。
ほうれん草は軽く茹でて小分けにし、水分をキッチンペーパーで拭き取りラップに包み冷凍します。
かぼちゃは洗って水分をふき、小分けにしてジップロックの保存用袋にいれて冷凍します。
キャベツは芯の部分に包丁で十字に切り込みをいれ、ジップロックの保存用袋にいれて冷凍します。
小口ねぎは小さく切って、ジップロックの保存用袋にいれて冷凍します。
こう見てみると、たくさんの食材は冷凍保存できることがわかります。
下処理をする必要がありますが、長持ちしますし、使いたいときに使えるのでとても便利ですよ。
お弁当を作る
共働きの夫婦や、子どもがいる場合、1人暮らしの場合など、
昼食は毎回コンビニや外食を利用しているご家族も多いようです。
そこで、お弁当を作るようにしてみましょう。
簡単でもいいんです!昨日の晩御飯の残り物も活用できます!
おにぎりにおかずが2~3品でも立派なお弁当ですし、愛情もたっぷり入っています。
朝、30分ほど早起きしてお弁当を作ることで、食費やお小遣いの大きな節約になります。
また、コンビニなどのお弁当には保存料などの添加物も含まれているので健康面も心配ですね。
毎日作るのは苦であるのであれば、週に2回など回数を決めて頑張ってみましょう。
1週間分のメニューを決めておく
週の初めに、まとめて1週間分のメニューを決めておくとよいでしょう。
それをローテーションしてもよいと思います。
「さすがに副菜まで考えるのは大変かも…」というときには、メーンのおかずだけ決めましょう。
すると、買い物のときに何が必要なのか明白ですし、無駄な買い物も減ります。
また、材料は必要分しかないので余ることも減ります。
さらに、毎日の「あー今日の夜ご飯どうしようかな。」という悩む時間もなくなります。
1週間分のメニューを決めておくことは、たくさんの面からみてもメリットがありますよ。
インターネットのレシピを活用する
毎日3~4品おかずを作っている叔母に「どうやってレシピを決めているの?」と聞いたことがあります。
すると、「毎日クックパッドを見ているよ!」とのこと。
50代の人も活用しているネットでのレシピは、節約するときにも重宝します。
普通の利用の仕方では『食べたいものがある→ネットで調べる→足りない食材を買いに行く→作る』という、
流れになるでしょう。
しかし、これでは節約になりませんし、冷蔵庫に食材が余ってしまっていることもあります。
節約する人の使い方は『冷蔵庫を確認→余っている食材を発見→「やまいも レシピ」と検索→
家にある材料で作れるレシピを探す→作る』です。
外に買い物には行きません。
家にあるもので作り、足りない時には他のもので代用します。
この方法で、おかずが1品から2品増えるので、節約の人の使い方で利用してみましょう。
家計簿をつける
当たり前といえば当たり前ですが、今一度家計簿をつけてみましょう。
お金のやりくりに興味がある人は、家計簿をつけるのを楽しみに食費を抑えようと頑張ることができます。
また、お金のやりくりが苦手な人は、家計簿を付けることで、
どのように家計のお金が回っているのか、使いすぎている部分などを発見することができます。
調味料はできるだけ作る
みそだれ、ごまだれ、中華の調味料など、即席のものを買うのが当たりまえになっていませんか?
実は、家で簡単に混ぜ合わせるだけで作れるものが多いのです。
回鍋肉やマーボー豆腐などの中華料理、豚の味噌漬けなどのみそだれなど、たくさんの調味料は、
家で作ることが可能です。
インターネットで「ごまだれ 作り方(レシピ)」と検索すると、たくさん出てきます。
合わせ調味料を買うと100円から200円かかりますし、他にも余分なものを買ってしまうこともあるので、
家で作れそうな調味料は作るようにしてみましょう。
意外と市販のものよりも家族に好評で、嬉しい言葉をもらえるかもしれません♪
節約に繋がる食材を活用する
節約するために自炊をするほうがよいのですが、自炊の仕方を間違えると意味がないこともあります。
たとえば、野菜の平均金額を知らずに旬でない高いものを買ってしまった、
高い食材を買ったけど、少ししか使わなかったなど、無駄に浪費している場合があります。
そこで節約に繋がる食材、量増し食材をいくつかご紹介します。
・卵(卵焼き、目玉焼き、お菓子作り、揚げ物など何でも大活躍。)
・豆腐(量増し代表、冷凍保存できる、そのままでも美味しい。)
・うどん(乾麺うどんや冷凍うどんは、茹でるだけで出来て、1食20円~30円。アレンジ幅広い。)
・キムチ(そのまま、味付け、サラダなどに向き、ストックもできる。)
・胸肉(安い!下処理でやわらかく美味しく食べることができる。)
・食パン(冷凍保存可能、朝ごはんの主役。細かくすればパン粉に変身。)
・もやし(1つ20~30円でボリュームたっぷり、足ははやいが冷凍保存もできる。)
・ホットケーキミックス(アメリカンドッグなどいろいろなアレンジができる、主食になる。)
などです。コストパフォーマンスがよく、お腹もいっぱいになり、アレンジもできる食材です。
たくさん活用してみましょう。
まとめ
家族の人数や年齢、世帯数によっても食費はバラバラです。
しかし、節約をしようと考えたときに食費の見直しは必要不可欠です。
一度、月にかかっている食費を見直し、目標をたてて、冷蔵庫の中を整理する。
これだけでも、食費を抑えるために十分な初めの1歩となります。
手間暇はかかりますが、マイホームなど大きな目標のため、家族の健康のためにも、
コツをつかんで頑張っていきましょう。