1年中、よく使う薬味といえば、しょうが。
しょうがの旬は6月~8月ですが、しょうが焼き、冷奴の薬味など、料理に使う幅が広いので、一年中食卓にある野菜です。
今は手軽にチューブのおろししょうがが、売っていますが、やはりしょうがをきちんとすりおろしたほうが、風味もありおいしいですよね。
すりおろし以外でもみじん切り、スライスして使用することが多いので、固形のしょうがを上手に保存して使いましょう。
しょうがの保存方法、お勧めメニュー、消費期限などを紹介します。
目次
しょうがはどのくらい日持ちする?賞味期限は常温で1週間!
しょうがは、少しずつ使うことが多いので、1回に全部使い切れない場合が多いですよね。
なるべく新鮮なものを選んで、適切な方法で保存するのがポイント。
新鮮なしょうがの選び方は、まず見た目で切り口や皮が乾燥していないもの。
色は全体的に均一で、ふっくらとした張りがあり、触ってやわらかくないものが新鮮なしょうがです。
後は傷やしわがあると、そこから傷んでしまうので、傷やしわがないものを選びましょう。
しょうがは乾燥に弱い野菜なので、購入するときも乾燥していないものを選ぶともちがいいですね。
常温で1週間の消費期限ですが、やはり冷蔵や冷凍したほうが長持ちするし、新鮮なまま味が落ちません。
しょうがの保存方法!
しょうがは、常温でも冷凍でも冷蔵でも保存することができる野菜です。
冷凍できるのはあまり知られてないのではないでしょうか?
上手なしょうがの冷凍保存、冷蔵保存の方法を紹介します。
しょうがの冷凍保存方法
しょうがを冷凍で保存するときは、丸ごとでも保存できますが、できれば、細切り、みじん切り、スライス、おろし、などいろいろな形で冷凍保存すると、料理に使うときにすごく便利です。
1回に使う量を小分けにしてラップに包み、保存袋に入れて冷凍保存します。
新鮮なときに冷凍保存することで、風味を損なわずに長期間保存することができます。
また、おろした状態のしょうがは、棒状にして冷凍すると、使うときに必要な分だけ、ポキっと折って使うことができるので、使いやすいですね。
丸ごと冷蔵した場合は、凍ったまますりおろして使用します。
しょうがは冷凍で1ヶ月もちます。
使うときは、凍った状態で使うようにしましょう。
しょうがの冷蔵保存方法
しょうがは、冷蔵で保存するときは、少しコツがいります。
そのまま冷蔵庫で保存すると乾燥して、変色してきますので、タッパにしょうがをいれ、しょうがが、かぶるくらいに水を入れます。
この状態で冷蔵庫に保存。
水に浸して保存するだけで、使うときにみずみずしさがまったく違います。
丸ごと水に入れてもいいですし、使い残しのしょうがや、切った状態のしょうがでもこの保存方法は可能です。
また乾燥をさせないという点では、丸ごとのしょうがを湿らせた新聞紙に包み、保存袋で保存する方法も有効です。
使いやすいのはやはりタッパに水を張った方法でしょうか?
水は3日くらいで取り替えて保存してください。
その他の方法
しょうがは、常温でも保存することができます。
すぐに全部使い切るなら常温保存でも大丈夫。
しょうがは、乾燥すると香りが抜けてまったくしょうがのよさがなくなりますので、すぐに使い切れないなら、乾燥させないように冷蔵、または冷凍保存がお勧めです。
ワンポイントアドバイス
しょうがをおいしく食べるためには、皮を厚く切りすぎないのがお勧め。
しょうがの皮には、しょうがの風味が詰まっていますので、包丁でむくのではなく、包丁の背でこそぎ取るように、削るのがいいでしょう。
皮を乾燥させないように、保存してください。
冷凍しておいたしょうがを使った3つのメニュー
冷凍したしょうがは、解凍せずに凍ったまま使います。
冷凍したしょうがを使ったお勧めのメニューを紹介します。
しょうが焼き
しょうがのおいしいメニューといえば、しょうが焼き。
子供から大人まで大好きなメニューですよね。
おろして冷凍したしょうがを使えば、風味を損なわずおいしく食べることができます。
【材料】
豚ロース肉 300g~350g
つけ汁(酒大2、冷凍おろししょうが 大1かけ、醤油大3、みりん大1)
ごま油 大1/2
レタス 適量
きゅうり 適量
トマト 適量
① 冷凍したしょうがをそのまま使い、しょうゆ、みりん、酒を入れてあわせます。
② 肉の筋きりをし、焼く10分前に肉をしょうが汁につける、裏表5分ずつ漬けます。
③ フライパンサラダ油とごま油をいれ熱し、肉は1枚ずつ入れて焼いていきます。
④ すべての肉を両面とも軽く焼き、一度とって、最後に肉をフライパンに戻し、残った漬け汁を肉に手早くかけて、一気に焼き上げます。
知るがなくなったら出来上がり。
⑤ 皿に盛り、付け合せの野菜も盛り付けます。
なすとトマトのしょうがマリネ
しょうがは、マリネにするといろいろな野菜に合います。
特になすとトマトにはピッタリ!
夏は冷やしたしょうがのマリネが、すっきりとおいしいですよね。
【材料】
なす 小さめが3本くらい
トマト 中1個
冷凍千切りしょうが 半欠片
冷凍おろししょうが半欠片
ごま油 大1
★ しょうゆ大1
★ 酢 大1
★ 砂糖 小2
① トマトはざく切り、千切りのしょうが、おろししょうが、★のつけ汁とあわせます。
② ナスは大きめの乱切り、水にさらしてあく抜きします。
③ フライパンにあく抜きしたナスを並べ、ナスの上にごま油を振りかけ、フライパンより一回り小さいふたをかぶせて火にかけます。
5~7分くらい。
④ ふたを取りナスをひっくり返し、3分強火にします。
⑤ ナスを先ほどのトマトのボールに入れ、漬け汁に浸ししみこませます。
⑥ つけ汁がなすにしみたらざっくりと混ぜ合わせ、粗熱が取れたら、冷蔵庫で冷やします。
ジンジャーティ
風邪を引いているとき、のどが痛いときなどにお勧めなのが、暖かいジンジャーティ。
簡単に作れて、体も温まるお勧めのお茶です。
【材料】
熱湯200cc
ティーパック1袋
冷凍のしょうがおろしの絞り汁 小さじ1
グラニュー糖5g
① 通常のとおり、熱湯にティーパックを入れて紅茶を作ります。
② しょうがの絞り汁と、グラニュー糖を入れて出来上がり。
しょうがの作り置きメニュー
しょうがの簡単作り置きメニュー紹介します。
しょうがの佃煮
しょうがを佃煮にすることで、長持ちしていろいろな使い方も楽しめます。
暖かいご飯に混ぜる、冷奴の上にのせてもおいしい佃煮です。
【材料】
みじん切りしょうが 100g
水 100cc
しょうゆ 大2
みりん 大1
砂糖 大2
だしの素 小1
① なべにしょうが以外の材料を全部入れて、そこにしょうがを加え中火にかけます。
② ①をかき混ぜながら、水分がなくなって煮詰まったら出来上がりです。
できた佃煮は冷蔵庫で保存してください、使うときは清潔なスプーンを使用します。
冷蔵庫で2週間くらいもつ、佃煮です。
しょうが蜂蜜
保存食にお勧めしょうが蜂蜜、しょうがの辛さと蜂蜜の甘さがマッチして、パンチのあるおいしさです。
使い方はいろいろ、生姜湯や紅茶に入れてジンジャーティにしてもいいですし、焼肉のたれにもなる、簡単で万能な保存食です。
【材料】
すりおろししょうが 200g
蜂蜜 200ml
① しょうがをすりおろしてなべに入れます。
② なべに蜂蜜を加えて、弱火で20分煮込みます。
③ 出来上がったら、さまして、清潔な瓶に入れて冷蔵庫で保存します。
まとめ
しょうがは、料理の味付けに使うだけではなく、肉や魚の臭みを取るのにも最適の薬味です。
チューブの下ろししょうがよりも、きちんとすりおろしたものが、香りも味もいいですよね。
風味を損なわないためにも、しょうがは乾燥させないようにするのが大切。
しょうがの、冷凍保存と冷蔵保存のコツをまとめたので参考にしてください。