豚肉の消費期限1日過ぎても大丈夫?危険かどうかの見分け方

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スーパーなどで購入する食品には必ず「消費期限」や「賞味期限」という表記があります。

豚肉の場合には消費期限が表示されています。

「2つの違いはわからないけど、なんとなくこの日にちまでが食べられるんだろうなぁ。」と認識している人が多いと思います。

しかしこの期限を1日過ぎてしまった食品は食べることができないいうわけではありません。

ここでは、消費期限についてや危険かどうかの見分け方などご紹介します。

目次

消費期限って何?賞味期限との違いは?

大辞林第三版によると、消費期限は「定められた方法で保存した場合に、品質劣化に伴う衛生上の危害が発生するおそれがないと認められる期限。」賞味期限は「定められた方法で保存した場合、品質の保持が十分に可能であると認められる期限。」とされています。

消費期限は生鮮品やお弁当など劣化が速い食品に表示が義務づけられていて、賞味期限は品質の劣化が比較的遅い食品に表示が義務付けられています。

食べれるかどうかの見分け方

豚肉には消費期限が記載されていますが、その日までは絶対安全で、その日を過ぎるともう食べることができないと言うわけではありません。

保管状態が悪ければその日よりも前に悪くなってしまいますし、逆にきちんと保管をすれば1日ぐらい過ぎても大丈夫です。

23時59分までは食べれて、0時を過ぎたら途端に悪くなるわけありませんからね。

元々消費期限は少し余裕を持って設定されています。

しかし、夏場など気温の高いときは悪くなりやすいので、調理前に悪くなっていないか確認するようにしましょう。

食べられるかどうかを見分けるには目と臭いでお肉を確認します。

・緑や黄色など変色している部分はないか
・白い点々(カビ)があるところはないか
・ネバネバやヌルヌルしているところはないか
・ツンとする臭いはないか
・カビっぽい臭いはしないか

上記のような所見があればそのお肉は悪くなっています。

食べるとお腹を壊してしまうこともあるので、もったいないですが廃棄しましょう。

正しい保存の仕方

豚肉が悪くなるのは、加工する時などに肉に付着した微生物が増殖することが原因です。

どんなに清潔な加工場でも微生物は存在していて、空気中にもいるので、空気に触れる部分が多いほど菌が付着しやすいです。

そのため同じ豚肉でも、ひき肉が1番悪くなりやすく、次にスライス、ブロックが1番悪くなりにくいのです。

消費期限もこの順番で設定期間が違うんですよ。

豚肉の消費期限は加工日から3日〜5日です。

安くて美味しい豚肉は家庭でもよく料理に使われます。

安い日にまとめて買って節約をしたいとも思いますよね。

ですが、たくさん買うと結局消費しきれず、廃棄してしまうということはありませんか。

お肉選びや保存をきちんとすれば豚肉の消費期限を過ぎても食べることが可能になります。

お肉を購入する時には、できるだけ新しいものを選びましょう。

その中でもお肉に赤黒い部分がないもの、ドリップが出ていないものを選ぶとよりよいです。

購入後は氷や保冷バックを利用して温度が上がらないように持ち帰り、家に買って帰ってきたらすぐに冷蔵庫へ入れましょう。

冷蔵庫へ入れる時には場所も重要です。冷蔵庫の温度は3〜5度が目安です。

しかし扉の近くは開閉で温度が上昇しやすくなります。

冷蔵庫内でも手前ではなく、奥の方に保存するようにしましょう。

すぐに食べないお肉は冷凍する

すぐに食べないお肉は冷凍しましょう。

新鮮なうちに冷凍した方が安全で、解凍後も美味しく食べられます。

まとめ買いをした時にはすぐに冷凍するようにしましょう。

水分があると悪くなりやすいので、キッチンペーパーを使って余分な水分を吸い取ってから空気に触れにくいようにラップでピッタリと包み、ジップロックに入れて冷凍します。

この時均一に冷凍できるように平らにするのもポイントです。

また雑菌が付くと悪くなりやすくなるので、調理用の手袋やトング、箸を使ってお肉はを手で触らないようにしましょう。

冷凍した場合消費期限から1か月は食べることが可能です。

ただ冷凍焼けをすると味が落ちるので、美味しく食べるなら2週間以内に食べるのがオススメです。

美味しさを逃さない解凍方法

冷凍したお肉は解凍方法もポイントになります。

冷凍のお肉を室内に出して自然解凍するという人もいますが、これは危険でお肉の味も落ちる方法です。

室内に出すとお肉表面の温度は上昇します。

その結果雑菌が繁殖しやすく腐りやすくなってしまうのです。

また溶ける時にドリップが出てお肉の味も落ちます。

オススメの解凍方法は2つ

冷蔵庫で解凍する方法と氷水に付けて解凍する方法です。

冷蔵庫で解凍する

冷凍していたお肉を冷蔵庫に移して解凍する方法です。

時間はかかりますが、お肉の外側と中心部の温度差があまりない状態で解凍されるので、ドリップが出にくく旨味成分を残したまま解凍できます。

溶け出したドリップが庫内に出るのを防ぐために容器に入れて解凍しましょう。

氷水に付けて解凍する

ボウルに氷水を入れてその中に冷凍したお肉を入れて解凍する方法です。

冷蔵庫で解凍するよりも早く解凍できます。

時々氷を足しながら氷水の温度は0〜-2度を維持するようにしましょう。

お肉の表面温度は低いまま解凍できるので解凍後のお肉の状態も良いです。

解凍したお肉はできるだけ早く調理をしてその日の内に食べきるようにしましょう。

まとめ

豚肉に限らず食材は消費期限以内に食べるのが1番良いのですが、毎日必要な分だけを買いに行くのは手間がかかります。

どうしても保管するようになってしまいますよね。

安全に美味しく食べるためには保管方法がとても重要です。

またおかしいなと感じたら食べないようにすることも大切です。