赤ちゃんはいつから醬油を使って大丈夫?4つの注意点とおすすめレシピ

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目次

赤ちゃんは醤油をいつから使って大丈夫?4つの注意点とおすすめレシピ

日本料理には欠かせない、醤油。ひとくちに醤油といっても、種類は様々。

出汁が効いたものや少し甘めのものなど。

独特の香りと味は、料理の味の決め手となります。

赤ちゃんは一体いつから使えるのでしょうか。

4つの注意点と醤油を使った簡単レシピを紹介します。

この記事のポイントは次の4つです。

  • 赤ちゃんはいつから醤油を使えるのか
  • 醬油を使った料理を食べさせる時の4つの注意点
  • 醤油アレルギー対策!
  • おすすめレシピ

それでは紹介します!順にみていきましょう♪

赤ちゃんはいつから醤油を使える?

赤ちゃんが調味料を使ったものを食べられるのはカミカミ期(9〜11ヶ月)以降となります。

この頃から少量ですが、砂糖・塩・醤油といった調味料を使ったものを食べることができます。

醤油は塩分濃度が高いので、使える量は以下のようになります。

カミカミ期(9〜11ヶ月)…1回あたり0.84g

パクパク期(1歳〜1歳6ヶ月)…1回あたり3g(小さじ1/2)

醤油を与えるときの注意点4つ

赤ちゃんに醤油を与えるときには以下の4つに注意して下さい。

1つめは、醤油の量をしっかり測ること。

醤油には塩分が多く含まれています。

腎機能が発達な赤ちゃんは、塩分を上手に処理することができません。

目分量で醤油を入れて、必要以上に塩分を摂取してしまうと、体内の塩分濃度が濃くなります。

赤ちゃんの体は、塩分濃度を薄くしようと他の臓器から水分を摂り、脱水症状や多臓器不全などを起こしてしまう可能性があり、最悪には食塩中毒で死にに至ります。

日本中毒センター定めている醤油の致死量は体重1kgあたり2.8~25mlです。

9カ月の赤ちゃん、体重8kgだとすると、22.4ml~200mlとなります。

大さじ1でおおよそ5mlなので、大さじ4杯以上だと危険です。

2つめは、あまり使わないこと。

醤油は塩分濃度が高いので、あまり多様しないようにしましょう。

赤ちゃんが濃い味付けばかり食べてしまうと、若い頃から生活習慣病になってしまうかもしれません。

高血圧や心臓病、腎臓病などの生活習慣病は塩分を多く摂取することが引き金となります。

確かに、塩分は体にとって大事な栄養素です。

しかし、現代社会では日常生活の中では塩分が含まれている食事に溢れているので、あえて積極的に摂る必要はないのです。

それよりも、減塩に努める方が体に良いでしょう。

離乳食は素材の味を大切に、なるべく塩分濃度は高くしないようにしましょう。

また、周りにいる離乳食にあまり詳しくない人が、赤ちゃんに好意で塩分濃度の高い大人の食品をあげようとしていたらきちんと説明して、赤ちゃんの為にやめてもらいましょう。

3つめは、与える前に味見をすること。

これは醤油などの調味料を使わなくても、熱くて火傷しないか、食材は変な味はしないか、大人の舌できちんと確認してあげてください。

誤って多く入れていないかの最終確認です。

カミカミ期(9〜11ヶ月)に与えられる醤油の量は本当に少しで、香りだけで味がしないぐらいです。

醤油の味がした時点で、入れすぎです。

4つめは、初めて与える時は加熱すること。

醤油には、稀ですがアレルギーを引き起こしてしまう可能性があります。

なので、初めて与える時は必ず加熱し、アレルギー反応が出ても重篤化しないように、必ず加熱したものを与えましょう。

万が一赤ちゃんが醤油を誤飲してしまったら。

ちょっと目を離した隙に赤ちゃんが醤油をお茶のように飲んでしまったら、数時間以内に次のような症状が現れます。

頭痛、嘔吐、めまい、発熱、下痢…等。もしそんな事態になってしまったら、すぐに救急車を呼ぶか病院に向かって、可能ならば嘔吐するように促してください。

もし家で嘔吐出来ても、その後できちんと病院受診をして診てもらいましょう。

赤ちゃんが醤油を飲んでしまい、食塩中毒でなくなるという事故は実際に起こりえます。

醤油アレルギー

いざ醤油を使ってみたらアレルギー症状が出てしまった…なんてこと、ありえるんです。

あまり知られていませんが、醤油は大豆と小麦からできています。

醤油を作る過程で、大豆も小麦も、アレルギー物質は分解されているのですが、何故か醤油でアレルギー反応を起こしてしまう子もいます。

なので、初めて醤油を与えるときは少量で、必ず加熱して下さい。

アレルギー症状

嘔吐、発熱、下痢、湿疹、唇腫れ、痙攣など。

急性的なアレルギー反応だったらすぐに分かりますが、湿疹など小さな反応の場合は食物を特定するのはとても難しいものです。

またアレルギーを発症するのは、その食材の状態、食べた本人の体調によっても変わります。

対応と治療法

アレルギーの急性反応が出た場合、すぐに救急車を呼びましょう。対応が手遅れになると、最悪の場合死に至ることがあります。

病院でアレルギーの食材が醤油と判断された場合、専門医の元で指導を受け、除去食と必要ならば薬を使います。

除去食とは、アレルギーの原因食材を食べず、代替品で生活するということです。

醤油の場合、大豆と小麦以外でてきたものを使います。

最初は除去食ですが、医師の指導の元少しずつ食べて負荷試験をして、最終的には食べられるようにする。

その過程は大変ですが、今後の赤ちゃんにとってもお母さんにとっても食事のストレスが減ります。

醤油に含まれているアルコール

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ときたま醤油の表示成分の中にアルコールと記載されているものがあります。

妊婦さんや赤ちゃんはアルコールを摂取はしていけないので見つけた時にビックリしていますよね。

なぜ醤油にアルコールが添加されているのでしょうか。

元々、食品表示にアルコールと書いていなくても醤油にはアルコールが含まれています。

そして、本来ならば醤油を作る過程でアルコールが発生しますが、アルコールの発生がうまくいかなかった場合に、醤油の独特の風味を出すためや腐るのを防ぐためにアルコールを添加しているのです。

日本アルコール産業株式会社によると、これらに含まれているアルコールはとても微量なので、お皿に出して空気に触れている間にほとんどが蒸発してしまいます。

また、赤ちゃんにあげる離乳食はほとんどが温かいものですよね。

アルコールは熱に弱いので、赤ちゃんが醤油のアルコールで肝臓負担が大きくなることはまず有り得ません。

支援センターや、今では一般家庭でも消毒する時にアルコールを使います。

そのアルコールと同様のモノと考えていただければわかりやすいと思います。

醤油を使ったおすすめレシピ!

カミカミ期(9~11カ月)向け!

ブロッコリーの中華あんかけ〜お好みて野菜にかけるだけアレンジ自由自在〜

材料:ちりめんじゃこ…5g

ブロッコリー(小房)…2房

醤油…ごく少々

水溶き片栗粉…少々

作り方:1.ちりめんじゃこは熱湯をかけて塩抜きし、粗みじんに切る。

2.ブロッコリーは食べやすい大きさに切り、熱湯で柔らかくなるまでゆで、湯をきる。

3.鍋に水大さじ4、1を入れてさっと煮、醤油を加え、水溶き片栗粉を加えてとろみをつけ、2にかける。

パクパク期(1歳~1歳6ヶ月)向け!

わかめうどん〜うどんは食べやすいように切って

材料:わかめ(水で戻したもの)…5g

ゆでうどん…1/6玉(35g)

にんじん(2mm厚さの輪切り)…2枚(6g)

和風出汁…1/4カップ

醤油…ごく少々

作り方:1.わかめは1cm台に切る。ゆでうどんは2cm長さに切る。

2.にんにんじんは型を抜いて水から柔らかくなるまでゆでる。

3.鍋に和風だしを煮立て、1を入れてうどんふぁクタっとなるまで煮、醤油をたらす。

4.器に盛り、にんじんをのせる。

★レシピ上の少々とはおおよそ0.6gぐらいです。

まとめ

赤ちゃんと醤油について、いかがでしたでしょうか。

赤ちゃんが醤油を使った離乳食を食べられるのはのカミカミ期(9〜11ヶ月)から。

醤油には塩分がたくさん含まれているので、あまり取り過ぎないようにしましょう。

万が一、醤油のアレルギーが発症してしまった場合は、すぐに病院に行くようにしてください。

醤油にはアルコールが含まれていますが、すぐ蒸発してしまうので気兼ねなく赤ちゃんにも使えます。

少しずつ調味料に慣らして、赤ちゃんと楽しい食事をして下さい。