独特の香りが特徴的な春菊、鍋物には欠かせない緑黄色野菜ですよね。
鍋物の時期、11月から春先が旬の野菜で、寒さが増す冬に多く出回ります。
柔らかい食感に、ほのかな苦味があり、おいしい味が特徴の野菜です。
茎の部分と葉の部分両方が料理に使えるので、無駄がありません。
春菊は栄養も豊富で、特にビタミン類が豊富なので積極的にとりたい野菜ですね。
春菊は葉ものなので、傷みやすく、保存方法も工夫が必要。
ここでは春菊の保存方法、消費期限、おすすめのメニュー、作り置きメニューなど、詳しく紹介します。
目次
春菊はどのくらい日持ちする?賞味期限は1週間!
葉物野菜は傷みやすいので、水分を補給して保存すると長く保存できます。
春菊は冷蔵庫の野菜室で1週間持つ野菜。
長もちさせるためにも、新鮮な春菊を購入することが大切です。
春菊は、茎が細くて葉が根元近くまでついているものが、いい春菊。
また、茎がしっかりしていて短いものは品質がいいので、購入するときは茎に注目してください。
葉は緑色が鮮やかでしおれていないもの。
春菊は鮮度が悪くなると、葉の色が黄色っぽくなりしおれてきますので、避けましょう。
春菊の保存方法!
春菊は、冷凍でも、冷蔵でも保存できる野菜です。
しかし、正しい保存方法で保存しないと、傷みやすくなるので注意してください。
春菊の保存方法について紹介します。
春菊の正しい冷凍保存方法
春菊は冷凍保存ができる野菜です。
冷凍保存するときは、生のまま使いやすい大きさに切って、保存袋に入れて保存します。
また、湯がいて保存袋に入れて冷凍すると、おひたしや鍋物にすぐに使えるので便利ですね。
使うときは凍ったまま調理に使ってください。
保存期間は1ヶ月です。
春菊の正しい冷蔵保存方法
春菊に限らず葉物野菜は、寝かせて冷蔵保存すると傷みやすくなるため、立てて保存しましょう。
ペットボトルを半分に切ったものに入れて立てると、倒れないので便利です。
袋に密閉すると蒸れてしまうので、新聞紙に包むか密封しないようにして立てます。
春菊は冷蔵庫の野菜室で1週間くらいは持ちます。
使い残した場合は、根元にキッチンペーパーを濡らしたものを巻いて、袋に入れて保存すると持ちますが、なるべく早く使い切ったほうがいいですね。
ワンポイントアドバイス
春菊は最初に水分を補給してあげると長持ちする特性があります。
ボウルに水を張って、根の部分から水分を補給します。
その後に野菜室で立てて保存すると生き生きした状態をキープ。
すぐに使わない場合は、冷凍保存がおすすめですね。
冷凍しておいた春菊を使った5つのメニュー
冷凍した春菊は、なるべく凍ったまま調理するのがおすすめです。
冷凍した春菊を使ったおすすめメニューを紹介します。
春菊と豚バラいため
春菊は生で冷凍したものを使います。
すぐにできるので忙しいときもぴったり。
【材料】
冷凍した春菊 1束
豚ばら肉 200g
ねぎ 20cm
しょうが 1かけ
★ オイスターソース 大さじ2
★ 酒 大さじ2
★ しょうゆ 少々
ごま油 大さじ2
① 春菊は茎と葉に分けてざく切りして冷凍したものを使います。
② しょうがをみじん切り、豚ばら肉は食べやすい大きさに切り、ネギは斜めに切っておきます。
③ フライパンにごま油を入れて熱し、しょうが→ねぎ→豚ばら肉の順に炒めます。
次に春菊の茎、葉の順にくわえていためて、★の調味料を入れて一気にいためて出来上がり。
春菊とツナの和え物
春菊は、塩ゆでして水気を切って冷凍したものを使います。
【材料】
冷凍しゅんぎく 1束
ツナ缶 1缶
★ だし 大さじ1
★ オイスターソース 大さじ2
★ いり白ごま 大さじ1
① 春菊はゆでて2cmくらいの長さに切って冷凍したものを自然解凍します。
② ツナ缶汁を切って粗くほぐします。
③ ★の材料を合わせます。
④ 春菊とツナと③を混ぜてあわせます。
春菊の卵とじ
丼にしてもおいしい卵とじ。
冷凍した春菊を使って簡単に。
春菊 1束
卵 2個
水 15cc
昆布つゆ3倍濃縮 大さじ2
砂糖 小さじ1
① フライパンに水を入れて昆布つゆと砂糖を加えて火にかけます。
② 春菊は2cmにカットして冷凍したものを使います。
卵は溶いておきます。
③ 煮汁がわいたら、凍った春菊を茎から葉の順番に入れます。
④ 春菊に軽く火が通ったら、卵をまわしいれて固まったら完成!
ボリュームを出すために、豆腐やはんぺんをいれてもおいしいです。
おつまみにもおすすめ。
春菊のごまあえ
春菊は塩ゆでして、4cm幅に切って冷凍したものを使います。
【材料】
春菊 2束
★ 黒すりごま 40g
★ 砂糖 30g
★ ひとつまみ
① 春菊はさっとゆでて解凍し、冷めたらよく絞ります。
② ★の材料を合わせて、よく混ぜます。
③ 春菊と②をよく混ぜ合わせて、お皿にもって出来上がりです。
春菊は固めにゆでて、食感が残るようにすると、よりおいしいです。
春菊の味噌汁
冷凍した春菊はみそしるや鍋に使いやすいですね。
春菊と相性のよい油揚げを使います。
【材料】
冷凍春菊 1本分
油揚げ 2枚
みそ 大さじ1
本だし 小さじ1/4
水 400cc
① 油揚げを細く切って、熱湯をかけて油抜きします。
② 春菊は小口きりにして冷凍していたものを使います。
③ 水を沸かしてだしを入れて、油揚げと春菊を凍ったまま入れて解凍します。
④ 味噌をいれて、沸騰させないように暖めたら出来上がり。
春菊が余ったときにもおすすめのメニュー。
小口きりにした春菊を凍らせておけば、いつでも味噌汁を使えます。
春菊の作り置きメニュー
春菊は特に茎の部分が常備菜にむいています。
春菊を使ったおすすめの作り置きいメニューを紹介します。
春菊の茎のつくだ煮
固い茎は使いづらいですが、別にしてつくだ煮にすると、おいしくておすすめ。
作り置きして、お弁当やおかずにしてください。
【材料】
春菊の茎 1/2束
ちりめんじゃこ35g
★ しょうゆ 大さじ1
★ みりん 大さじ1
★ 砂糖 小さじ1/2
七味唐辛子 少々
① おひたしの後などの残った春菊の茎を、細かく刻みます。
② フライパンにサラダ油を熱して、春菊→じゃこの順番に入れて炒めます。
③ ★の調味料を加えていためながら全体に絡めます。
仕上げに七味を入れて出来上がり。
春菊と昆布のきんぴら
常備菜にぴったりの珍しい春菊のきんぴら。
葉の部分はおひたしに、茎の部分を使います。
【材料】
春菊の茎 1束分
だしをとった後の昆布 適量
ごま油 大さじ2
★ みりん 大さじ1
★ しょうゆ 大さじ1.5
① 春菊の茎を4cmくらいに切り、昆布は4cmの幅で千切りにします。
② 鍋にごま油を熱して千切りにした昆布を炒めます。
油がまわったら春菊の茎を加えて弱火でゆっくりと炒めます。
③ ★の調味料を入れて、強火でいって、照りが出たらできあがり。
春菊味噌
ごはんのおかずに、お茶漬けに、おにぎりに大活躍の春菊味噌。
味と香りが特徴的です。
【材料】
春菊 6本くらい
ごま油 大さじ1
味噌 大さじ2
みりん 大さじ1
砂糖 小さじ1
七味唐辛子 小さじ1/2
① 春菊は小口切りにします。味噌とみりん、砂糖は最初に混ぜておきます。
② フライパンにごま油を入れて熱します。
春菊をいためながら水分を飛ばします。(約5分)
③ ①で混ぜた調味料を加えて、弱火にしてゆっくり炒めます。
④ 春菊全体に味噌が絡まった火を止めます。
七味を加えて出来上がり。
まとめ
鍋に欠かせない春菊は、葉物野菜なので保存の仕方に注意が必要です。
今まではそのまま保存して、葉の部分はすぐにしおれてしまった人も多いのではないでしょうか。
春菊は水分を補給して、立てて保存することで長期間保存することができます。
また、鍋料理以外に春菊の料理を思いつかないというかたのためにも、おすすめのメニューをいくつか紹介しましたので、参考にしてくださいね。