無事に出産を終えると、自宅に帰るまで約4~6日病院で過ごさなくてはいけません。
出産は思った以上に体力を消耗しているため、医師や看護師・助産師さんたちが、ママの回復をサポートや育児指導など、さまざまなことを学ぶ時間でもあります。
今回は、出産の入院日数はどれくらいなのか、入院中に一体何をして過ごすのかについて、私の体験談をもとにご紹介します。
現在、出産を終えたばかりで入院中の方、これから産後の入院を迎える方は、暇つぶし回避法などもお伝えするので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
出産後の入院日数は病院によって異なる!
出産する病院は、大きく分けると大きな総合病院と個人病院の2つにわけられます。
私の場合、市民病院と個人病院の2つで出産経験があるのですが、入院日数が大きく違いました。
【総合病院】
初産婦:6日間
経産婦:5日間
【個人病院】
初産婦:5日間
経産婦:4日間
一人目を10数年前に出産し、未子を去年(2017年)に出産したのですが、年々産院が閉所されているせいもあって、入院日数が昔に比べると短くなっているそうです。
実際、個人病院で2回出産しているのですが、1回目よりも2回目は退院まで1日短かったです。
ベッド数の問題や医師や看護師不足なども関係していると、スタッフの方がおっしゃっていました。
また、最近の医療は昔に比べるとどんどん改善されているため、こういった点からも出産後の早期退院が目指せているとも考えられます。
出産後の入院生活の流れは?
「出産後ってあまりやることがないのでは?」と思われている方が多いと思います。
でも実際は、
・赤ちゃんのお世話
・沐浴指導
・悪露交換/洗浄
・栄養指導
・毎日3回の検温と健診
・退院指導
など、さまざまなスケジュールが組み込まれているので、実際はゆっくり休めるのは数時間だけです。
赤ちゃんは3時間おきの授乳になるため、母乳育児に専念している病院だと、おっぱい指導や飲ませ方など助産師さんが直接教えてくれます。
こういったスケジュールの合間に、家族や友達が面会に訪れるので、ママにとって1日は本当に忙しいです。
出産後すぐの私のスケジュール
朝6時:陣痛促進剤により分娩計画(分娩室へ移動)
昼12時:無事出産
午後2時:部屋へママだけ移動
午後2時30分:遅い昼食
午後3時:家族が到着→談笑
午後5時:赤ちゃんお披露目(無理を言って部屋に連れてきてもらいました)
午後5時:両親などが到着
午後6時:部屋の片隅で夕食&家族が持ち込んだお祝い品を食べる
午後8時:家族が帰る
午後9時:就寝
午後10時:授乳
私が出産した病院では、面会できる人に制限がなかったため、家族や友人など多くの方が日替わりで駆けつけてくれました。
出産した初日、部屋の中には10人ぐらいの人数が集まり、生まれたばかりの赤ちゃんを見たり、私と話したり・・・。
出産後はハイテンションになりやすいといいますが、さすがに午後5時あたりから眠気との戦いでした。
翌日も合間を見て昼寝(30分程度)や入浴、家族と面会、指導などとにかく1日がハードです。
夜は3時間おきの授乳なので、多くのママもゆっくり休む時間はほとんどないのではないでしょうか。
出産後の入院中はいつからシャンプーできるのか?
出産する時期や陣痛時間などにもよりますが、ほとんどのケースで汗をたくさんかきます。
無事、出産を終えた頃には、パジャマが汗で濡れてしまうほど、ママは力を振り絞っているのです。
出産を終えても分娩台から2時間は動けず、やっと動けたとしても悪露が多く、歩く・座る・寝るなどの動作も淡々とこなせません。
一刻も早く入浴したい気持ちはありますが、出産した初日のシャンプーなどは、体力面などからできない病院がほとんどです。
私が出産した病院では、翌日からシャワーならOKでした。
浴槽に浸かるのは、会陰切開した部分などから雑菌が侵入する可能性があるためNG。
また、シャワーもできるだけ短めにといわれていました。
出産後の入院で使うシャンプー類は多めに持参しよう!
出産後、入院日数にもよりますが、毎日シャワーに入れます。
というか、私は汗っかきだったため、毎日入っていました。
入院中に使うシャンプーやボディソープ、洗顔フォームは2.3日分ではなくて1週間分と多めに持ち込むのがおすすめです。
売店や途中で家族に持ってきてもらうこともできますが、ちょうどよく入手できないこともあるため、前もって多めに用意しておくとすきなタイミングでシャワーを浴びられます。
出産後の入院中の暇つぶしといえば?
出産後、入院期間が短いほど1日がハードスケジュールとなるのですが、その中にも暇な時間があります。
というか、赤ちゃんとゆったりとできる唯一のひとときですね。
この時間は明日退院となる、前日の午後に多いです。
あまりやることもないし、頻繁に看護師や助産師さんもお部屋に入ってこないので、時間が長く感じます。
そんな時、私がよくおこなっていた暇つぶしをいくつかご紹介します。
人間観察
私が入院したお部屋が、交通量の多い道路に面していたため、時間があれば椅子に座って外の景色を楽しんでいました。
普段、ゆっくりと景色など楽しむ時間がないため、こんな機会はとても新鮮です。
・ベビーカーを押して散歩するママ
・急ぎ足で歩くサラリーマン(営業の方かな?)
・右に行ったり左に行ったりと道に迷っている人
・3人の子供を連れて一人が歩かず困っているママ など
外を歩く人達を見ているだけで、いろんなストーリーが頭に浮かんでしまい、なんだか楽しくなっていました。
出産内祝いを選ぶ
出産内祝いは妊娠中に決めてしまうべきといわれていますが、わが家は誰からどれくらいくるのかわからなかったので、出産後決めることにしていました。
病院では出産内祝いのカタログや雑誌が豊富に置いてあり、どれにするか選ぶのにとても迷います。
ネット検索もいいですが、産後は目の疲れが激しかったので、雑誌を軽く見てあれこれ選んでいました。
コレ!と決めるのではなく、ざっくりと誰には◯◯と決めておくと、自宅に帰ってから出産内祝いを決める時に便利ですよ。
普段読めない漫画を読む
病院内に置いてあったマンガ本を、あれこれ読んで暇つぶししていました。
上の子達の育児や仕事などで、普段マンガ本や雑誌など読めないため、とても楽しかったです。
赤ちゃんが生まれると、今まで以上にマンガ本などが読めなくなるので、入院中の暇つぶしにとてもおすすめですよ。
赤ちゃんの写真を撮影する
日に日に赤ちゃんの顔は変わるため、その日の顔は写真に収めておくことをおすすめします。
私は、暇さえあれば生後すぐの赤ちゃんを、1日に何枚も写真に収めていました。
あとから「もう少し写真撮っておけばよかった」と後悔しないためにも、暇な時間は赤ちゃんの寝顔を目に焼き付けておくといいですよ。
とにかく寝る
暇つぶしではありませんが、とにかく暇ができたら寝るのが一番です。
よく「出産後は寝不足が続くよ」といわれますが、人によると思いますが1歳過ぎまで寝不足が続きます。
わが家の子供たちは1歳まで夜間の授乳があったため、約1年間は確実に深夜に起きます。
その後、卒乳すると夜泣きがスタートするため、2歳あたりまでは寝不足との戦いです。
今しか眠れない!ことが多いため“寝貯め”はできませんが、ゆっくり寝る時間を堪能することをおすすめします。
まとめ
今回は、出産後の入院日数と入院中は一体何するのかについて、私が出産した経験をもとに実際の産後の入院スケジュールをご紹介しました。
再度、出産後の入院日数についてまとめます。
【総合病院】
初産婦:6日間
経産婦:5日間
【個人病院】
初産婦:5日間
経産婦:4日間
入院日数は自然分娩や帝王切開などで個人差がありますが、早ければ4日で退院できる産院が増えています。
また、早期退院により入院中に暇な時間が減り、育児や沐浴指導、面会や検査など時間に余裕があまりできません。
入院中はハードスケジュールとなるケースが多いため、少しでもゆったり過ごしたいのであれば面会は控えてもらうなど、こちらで段取りを組んでおくことをおすすめします。