タブレット学習をする10つのメリット・デメリットとは?効果や人気のタブレット教材

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タブレット学習は小・中学校の教育現場でも取り入られるようになりました。

しかし、タブレット学習はメリットだけでなくデメリットもあります。

学校での導入にあれこれ口を出すことはできませんが、自宅での学習の際には、

保護者がタブレット学習のメリットやデメリットを把握したうえで利用させるようにしたほうがよいでしょう。

また、自宅での学習でタブレット教材を利用することで、どのような効果が期待できるのでしょうか?

パソコンでの学習や本(紙)の教材による学習に比べて、どのようなことに利点があるのでしょうか。

他にもオンラインになるので、保護者の知らないところでネットに繋がってしまうなどの心配もありますね。

「タブレット学習ってどのような内容で学習できるの?」

「タブレット学習のデメリットについて知りたい。」

「自宅用に人気のタブレット教材は何?」

など、様々な疑問や効果などについて、詳しくご説明していきます。

・タブレット学習とは

・タブレット学習の5つのデメリット

・タブレット学習の5つのメリット

・人気のタブレット教材4選

これから自宅にタブレット教材を取り入れようと考えているご家族、

学校でタブレット学習が導入されてどのようなものか知りたい保護者の方などの参考になればと思います。

子どもにタブレット教材を使わせる前に、まずは保護者も一緒になって教材の良し悪しや使い方について学び、

子どもの学習効果をさらに高めることができるような環境作りのお手伝いができれば嬉しいです。

目次

タブレット学習とは?どのようなことができるの?

タブレット学習やタブレット教材という言葉は聞いたことがあり、

タブレットを使って勉強することはなんとなく分かりますが、

実際にどのような学習展開が行われているのでしょうか。

タブレット学習は様々な会社からサービスが提供されており、それぞれ特徴や料金が違います。

料金は500円~6,000円前後があり、お試し期間なども設けられています。

例えば、英語や算数などに特化した教材、プログラミングができる教材など種類も豊富。

自宅にあるタブレットでアプリをダウンロードして学習できるものもありますし、

教材として専用のタブレットが届き子どもに学習させるというものもあります。

内容も様々ですが、動画をみて学ぶ、1問1答形式でドリルを解く、質問を交換する、

課題をクリアすることで冒険や着せ替えなどの特典を楽しむことができるなどがあります。

家庭教師や個別教室のような内容の学習サービスもあります。

たくさんの参考書や鉛筆、消しごむ、ノートなどは必要なく、タブレット一つで学ぶことができるのも、

大きな特徴のひとつでしょう。

それぞれの教材の内容については、後ほど詳しくご紹介していきますね。

さて、これだけで見ると手軽で便利なタブレット学習ですが、メリットだけでなくデメリットもあります。

タブレット学習の購入を悩ませる5つのデメリットとは?

タブレット学習にはデメリットもあります。

これから学習教材もどんどん電子化していき、電子機器の取り扱いは必要なスキルになりつつありますが、

次に挙げるデメリットも把握したうえで、子どもに持たせるようにしたほうがよいでしょう。

視力を落とす原因になる

タブレットは液晶画面での学習になるので、紙に比べると目が悪くなる可能性があります。

ブルーライトにより視力の低下が考えられます。

もちろん、毎日時間を決めて、明るい部屋で学習すれば問題はないのですが、

何時間も暗い部屋で画面を見続けることを繰り返すことで目に影響が出るのです。

そのため、タブレット学習の際には、明るい部屋で時間を決めて利用させるとよいでしょう。

視力の低下はタブレットだけの原因ではなく、漫画やゲームなども考えられるので、

一概にタブレットの影響だとは言えないのですが、注意は必要です。

長くは遊ばない可能性もある

自宅でのタブレット学習では、子どもが基本的に1人で取り組みます。

学校では先生や周りのお友だちと一緒に勉強しますが、1人でタブレットに黙々と向き合うことに、

飽きてしまう子どももいるようです。

そのため、せっかくタブレット本体を購入したとしても、無駄になってしまうことがあるのです。

1ヶ月無料お試しができるタブレット学習などのトライさせてみて、

子どもとタブレット学習の相性をみてみるのもよい機会になるでしょう。

もし、1ヶ月の間であまり遊ばなければ、子どもがタブレット学習を楽しむのはまだ早いか、

その教材と子どもが合わなかった可能性もあります。

紙に鉛筆で書く方がよいタイプなのかもしれませんね。

たくさんの教材があるので、色々試した中で、子どもに合うものを探してみましょう。

インターネットやゲームアプリで遊んでいる

タブレット学習教材ではなく、普通のタブレットを使用していると、

ゲームアプリなどのダウンロードも可能になります。

学習教材のアプリとゲームアプリを並べて配置していると、気づいたらゲームばかりしているなんてことも。

また、インターネットにつないでアニメなどの動画を見ている子どももいます。

ダメとは言いませんが、せっかくの学習時間が別のことに向いてしまうので、

そのまま学習アプリを使用しなくなってしまうことも考えられますね。

iPadのタブレットには『ペアレンタルコントロール』という制限をかけることができるシステムもあります。

『システム環境設定』から設定することができるので、子どもにタブレットを持たせるときには有効な方法です。

→『ペアレンタルコントロール』の設定方法はこちらから

上手にタブレットを活用しながら学習させていきたいですね。

回答がすぐに得られるようになる

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親の世代も同じですが、何か分からないことがあれば携帯やパソコンで調べて、

すぐに分かるようになってきました。もちろん便利なので活用してしまいますよね。

タブレット学習でも、答えをみたいときなどボタン一つで回答を得られることができます。

しかし、それでよいのだろうかという意見もたくさん出てきています。

以前は分からないことがあれば、よく考えてみる、辞書で調べる、親に聞くなど様々な手段を使って、

答えを導き出そうと行動し考えていました。

現代は考える力が低下してきているため、「考える能力」を鍛えることも課題となっています。

タブレット学習でも「考える力」を重視しているコースもあるので、内容の見極めも必要そうです。

書くという経験が減る

タブレットは操作することに比べて、ノートは紙に字を書くという作業に違いがあります。

黒板の内容をノートに写す、問題の答えを書く、日記や作文を書くなど、

小学生、中学生においては学校で書く作業が多くカリキュラムに入っています。

書くことで自分の思いや考えを見えるようにすることで、思考を整理することができます。

書くことで頭に刻まれ記憶にも残りやすいという人もいますね。

そのため、「暗記の際にはどんどん書いて覚えていた!」などの経験をした人も多いでしょう。

タブレットになると、鉛筆で書く感触や、記憶に刻まれていく感覚が養われないということになります。

もし忘れてしまったとしても、タブレットに答えがあるので困りませんし。

これからの社会で、それが当たり前になっていくのかもしれませんが、やはり書くという経験は、

まだまだ育てていきたい力なのではないでしょうか。

―参照 小学校では、なぜ「書くこと」を大事にするのか?|ベネッセ教育情報サイトよりー

やっぱりタブレット学習を取り入れてみたいと思える5つのメリット

デメリットはあれども、デメリットを工夫により軽減させることは可能です。

学力向上に効果が期待できるタブレット学習を取り入れたいと思うようなメリットもあります。

辞書や教材で場所をとらない

タブレット学習ではなく、毎月届く教材学習という選択もあります。

毎月教材が届くので、「本の数が増えて置く場所に困る。」「結局捨ててしまった。」なんてことも耳にしますね。

タブレット学習は、一つの中にすべての教材が入っているので、資源の節約になり、

本棚もすっきりとした状態を保つことができます。

分からないことがあれば、辞書を探し持ち出す必要もなく、調べることができます。

辞書を引く力は育ちませんが、それでも便利といえば便利なのです。

添削が早い

問題を解いて、すぐに答えを知りたいと思うのはみんな同じです。

テストをすれば、1週間後に戻ってきて、解いた問題の内容なども忘れがちです。

しかし、タブレット学習であれば、数秒~1日で答えが返ってきます。

答えがすぐに分かるので、悩む必要がなく、すぐにすっきり解決できます。

タブレットが家庭教師の先生のような存在になるのです。

音声や動画でさらにわかりやすくなる

参考書や教科書などの教材は、動かない絵や長い文章で勉強しますが、

タブレット学習では動画や音声付きで、さらに分かりやすく問題を解くことが可能です。

問題の理解度があがるので、分からないことが減るため、学習にも幅が増える可能性があるのです。

また、英語のネイティブな発音や理科の実験の様子など、学校や自宅では学ぶことができない内容まで、

自宅で、タブレット一つで学ぶことができるというメリットがあります。

外出先でいつでも学習できる

外出先に持って行くのも便利です。

教科書、ノート、鉛筆に消しゴム、下敷きなど様々な教材を持ち運ぶ必要がなく、

タブレットがあればどこでも学習することが可能です。

また、1人での学習だけではなく、お友だちも一緒に楽しむことができるものもありますね。

場所を選ばずに学習できるのも、タブレットのメリットのひとつと言えるでしょう。

子どもが自分で頑張ろうという仕組みができている

子ども向けの教材なので、さすが!と思うような子どもを惹きつける教材がたくさんあります。

動画や可愛いアニメーション付き、ポイントを集める制度、ゲーム感覚で楽しむことができる学習など、

子どもが飽きないで、楽しみながら学習できる工夫が盛りだくさんです。

例えば、自宅で計算ドリルをするとしますが、やはりずっと数字ばかり見ていて計算していると、

5分もすれば飽き飽きしてしまいますが、タブレットは音やイラストで興味を惹いてくれるので長続きします。

口コミでも人気のタブレット学習教材4選

進研ゼミ チャレンジタッチ

『こどもチャレンジ♪』でお馴染みの進研ゼミのタブレット学習です。

年長さんから小学6年生まで対応しており、3,000円~6,800円と学年に応じて値段が変わります。

動画で考え方を学習した後に問題に取り組むという形式です。

授業理解から演習、テスト対策という流れで理解と定着を図るので、予習にも向いています。

また、子どもががんばった取り組みが、毎日お母さんの携帯に届くようになっているので、

声掛けなどもしやすく、子どもがどんなことをしているのか理解も深まります。

内容は、国語、算数、理科、社会と英語の5教科です。

追加受講料無料でプログラミング的思考が身につく教材も利用できますよ!

新学習指導要領に対応したバランスの良い教材です。

新1年生入学応援キャンペーンで専用のタブレット14,800円が無料となっています。

その他はタブレットの費用が必要となるので、初期の費用が高くなります。

―参照 チャレンジタッチ|進研ゼミ小学講座公式サイトよりー

RISU(リス)算数専用タブレット教材

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算数に特化したタブレット教材で、成績がグンと上がると人気の教材です。

年中の後半から中学校受験レベルまでに分かれており、個別に応じた教材が提供されます。

無学年生なので、問題が解ける自信をつけて先に進むことができます。

一度覚えたものを再度繰り返す経験をしないと忘れていくという忘却曲線に沿って、

忘れがちなタイミングでの復習や間違えやすい問題の復習などを自動で出題してくれます。

算数のみの強化ですが、文章題が多く国語力を伸ばすことも可能です。

専用タブレットの費用は無料で、月額2,480円で利用することができます。

入会金や追加料金はありません。

また、解約時に以前の問題などはタブレットを使用することができ、解約手数料は必要ありません。

算数が苦手なお子様も多いのですが、わざわざ塾に行かせるとなると送迎や料金も負担になりますね。

まずは、RISUのタブレット教材を利用してみてはどうでしょうか。

―参照 RISU算数|RISU塾よりー

Z会小学校タブレットコース

レベルの高い教材として人気のZ会のタブレット教材です。

小学校3年生から6年生まで対応しています。

学習スケジュールを自動で作ってくれるので、学習の習慣が身につけやすくなります。

タブレット学習と聞くと、答えのボタンを押して回答するというイメージですが、

Z会のタブレット教材は書くことにもこだわりを持ち、漢字などを書いて答えるようになっています。

学習の状況は、保護者の携帯に連絡がきますが、さらに担当の指導者にも連絡がいくようになっています。

そのため、保護者だけでなくZ会も一緒に、子どもの学習の成長を見届けてくれるので安心です。

科目は国語、算数、理科、社会、英語、総合学習の6つで、セットで月に5,910円~7,440円と、

学年によって会費が違います。

タブレットは自宅にあるものでできるので、iPad端末とタッチペンが必要になります。

―参照 小学校タブレットコース|Z会公式サイトよりー

スマイルゼミ

小学生向けの通信教育で中学生コースもあります。

専用のタブレットがサラサラと書きやすく、紙のように書くことができます。

毎日学習したくなるような工夫もされており、みんなの前でアバターが表彰されることや、

学習したらその分だけたくさんのアプリを楽しむことができるので、飽きないとも評価が高いです。

英語学習やプログラミング講座などもあり、新学習指導要領にも対応しています。

小学生タブレットの顧客満足度でナンバー1です。

月額で2,980円~6,600円まであり、学年やオプション、標準クラスや発展クラスで金額が違います。

標準コースには国語、算数、英語、理科、社会が含まれています。

バランスよく、楽しく学ぶことができるタブレット教材です。

―参照 スマイルゼミ小学生向け通信教育公式サイトよりー

まとめ

タブレットの学習にはメリットもありますが、デメリットもあるので導入の前に一度把握しておきましょう。

サービスを提供している会社により、内容も全然違うので、子どもに合うものを探すのもポイントです。

また、専用のタブレットが用意されている会社、自宅のiPadを使用する会社などもあるので注意しましょう。

ネットに自由に繋がってしまうこともあり、不安要素がある場合には、制限をかけるか、

専用のタブレットがある教材を選ぶと安心ですね。

お子さまの興味や関心にあった素敵な教材に出会えると嬉しいです。