胎動を感じない日ってあるの?時期や種類、病院に行く目安とカウント方法

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エコーでお腹の中の我が子の姿を見てはいるけれど、そのときだけしか見られないのでなかなか実感が沸かないという妊婦さん、多いのではないでしょうか。

私もそんなひとりで、胎動を感じてようやく、あ、赤ちゃんお腹にいるんだなと実感したのでした。

胎動を感じるようになったら、嬉しさとともに心配も多くなりました。

ちょっと動かない時間が長いと大丈夫かなと不安になったり。

この記事では胎動について詳しくご紹介します。

ポイントは6つです。

・胎動って?
・胎動の種類
・妊娠周期別胎動の感じ方
・胎動を感じない日があっても大丈夫?
・胎動10カウントのやりかた
・病院に行く目安は?

最後まで記事を読んでいただければ、胎動の異変にいち早く気づけるようになるはずです。

ぜひ、参考にしてくださいね。

目次

胎動って?

お腹の中で胎児が動くことを『胎動(たいどう)と呼びます。

一般的に胎動を感じる時期は16~20週ごろが一般的ですが、初産婦の方が経産婦よりも感じる時期が遅い傾向があり、18~22週ごろに感じる人が多いようです。

それ以前にもエコーなどで赤ちゃんが動いている様子は見ることが出来ますが、活発に運動するのがこのぐらいの時期になり、ママも動きを感じられるようになるからです。

お腹の中で手足を動かしたり転がったりするときに子宮の壁に当たることで感じる仕組みになります。

妊娠後期30週以降になるとママだけではなく、他の人がお腹を触っても感じられるようになり、パパやじいじばあばも、子や孫の誕生を実感できるようになるのです。

胎動の種類

胎動には大まかにわけて5つあります。

①手足を伸ばしたり曲げたりする。

お腹をぐにゅと押されているような胎動は、胎児の伸びをした手が子宮の壁に当たって感じることがあります。

②しゃっくり

ぴくぴくっと痙攣したような胎動はしゃっくりです。

異常があるのかもと心配するママもいますが、一定時間、一定期間のものであれば、しゃっくりなので問題はないでしょう。

③おしっこ

ぶるぶるっと震えるような胎動を一時的に感じたときはおしっこをしている可能性が高いです。

④キックやパンチ

ポコポコお腹を叩かれているような胎動は、赤ちゃんがキックやパンチをしています。

あまりにもその威力が強すぎて痛みを感じるママもいるとか。

⑤ごろごろ回転したとき

赤ちゃんがごろごろ羊水の中で身体を上下左右に身体を回転させているときがあります。

他の動作よりも胎動が大きいのでよく感じることができます。

妊娠周期別胎動の感じ方

〇妊娠初期(1~4か月)

一般的に胎動を感じ始めるのは4か月の後半からですので、この時期に感じることはまずありません。

赤ちゃんが小さいので力が弱く、感じるまでにいかないというのが理由です。

稀に感じる人もいるようですが、かすかになにかぽこぽこ?ぷくぷくしてるかも?というような曖昧なものぐらいでしょう。

〇妊娠中期(5~7か月)

かすかなものから大きなものまで胎動を感じることが増えます。

胎児の聴覚も発達し、外の世界の音も聞こえるようになります。

お腹をとんとんと軽く叩くと叩き返してくれるようになるものもこのころから。

目には見えませんがはっきりと赤ちゃんがお腹の中にいると実感できます。

妊娠期間中しかできないコミュニケーションなので、ぜひ楽しんでください。

〇妊娠後期(8か月~1 0か月)

お腹の中の赤ちゃんが大きくなり、手や足の形がママのお腹にくっきりとわかるぐらいにまでなることも。

特にやせ型のママは、お腹の脂肪が少ないのでこの状態になるようです。

太り気味の人は胎動を感じにくいと言われていますが、まったく感じないということはありえません。どんな体系の人でもちゃんと感じることはできます。

臨月になると赤ちゃんの頭が骨盤に入り込むので胎動を感じることが減ります。

しかし完全になくなるということはありません。

産まれるそのときまで赤ちゃんはお腹の中で動きます。

胎動はあるはずなのです。

ですので、いつもと違う感じ、胎動が弱い、少ない、そんな違和感を覚えたときは、迷わず医療機関を受診して胎児の様子を確認するようにしてください。

胎動を感じない日があっても大丈夫?

すぐに心配する必要はありません。

赤ちゃんはずっと起きているわけではないので、眠っている可能性があります。

20~40分おきぐらいで寝たり起きたりを繰り返しているのです。

他には、ママが何かに集中していたり買い物などで動いているときは胎動に気付かない場合もあります。

動いたりせずリラックスした状態で、1、2時間も胎動を感じない場合は、『胎児機能不全』になっている可能性もあるので受診したほうがよいでしょう。

※胎児機能不全とは

赤ちゃんが低酸素状態になっている状態のことを指します。

理由としては、呼吸や循環器にトラブルが発生している可能性が高い状態です。

胎盤剥離や前置胎盤などの胎盤のトラブルや、へその緒の異変、ママの糖尿病や心臓病の合併症など、原因はさまざま考えられます。

胎動10カウントのやりかた

お腹の中の赤ちゃんの状態を知るための方法として『胎動10カウント』があります。

自分で測れますし、最近では専用のアプリなども多くありますので、自分にあった方法で試してみるのもいいかもしれません。

やり方は以下になります。

①赤ちゃんが活発に動いている時間に測りましょう。

②カウントするときは、横になったり楽な体勢をしてリラックス状態にします。

③赤ちゃんが10回動くまでにかかった時間を計って記録します。

※妊娠中期が一番わかりやすく、身体の左側を下にして測るようにしましょう。

病院に行く目安は?

胎動が安静にしていても半日~1日もない場合は受診しましょう。

胎動10カウントを日ごろ行っている人は、胎動が普段と違い極端に少ない場合など病院に行ったほうが安心です。

過度に心配する必要はありませんが、楽観視もしては危険な場合もあります。

日ごろから赤ちゃんの胎動の様子を確認していると異変にも気づきやすいはずです。

赤ちゃんがぽこぽこお腹の中で動きだしたら、話しかけるなどコミュニケーションをとりつつ、胎動の様子もチェックするようにしておきましょう。

おかしいと感じたら念のために病院へ行きましょう。

不思議なことに、ママになった日からお腹の中の赤ちゃんのちょっとした変化に気付きやすくなります。

普段とは違う胎動の時は、迷わずかかりつけの病院を受診して赤ちゃんの様子に問題がないか確認するようにすると安心です。

普段から胎動がどんな様子なのかを知っておくことで異変も気づきやすくなります。

アプリを使用したり、スケジュール帳に書き留めたり、自分のお好きな方法で胎動日記をつけるのもいいかもしれませんね。