卓を使った名前25選~卓の意味や由来と読み方を徹底解説!

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目次

「卓」という漢字について

字画数:八画
音読み:たく
訓読み:――

「卓」の意味や由来や成り立ちと特徴

「卓」は、「頭の大きい人」「机」「手をついて跪く人」の、3つの絵から生まれた漢字です。

机を挟んで上座にとても偉い人が座り、机を挟んでその人に手をついて跪いている人の様子から「ひときわ高く優れているひと」という意味になりました。

絵の中の上座にいる人の頭が大きいことから単に身分の高さだけを表したものではなく、賢さと徳の高さを併せ持った人だと考えられています。

よほど高潔で徳が高く民衆に尊敬された王が古代の中国にいたのでしょうか。

しかし、この漢字の代表的な意味は「机」です。

この時代に「机」を単体で表す漢字がなかったことから便宜上用いられるようになったと言われています。

同時期に「すぐれている人」を表す他の漢字ができて、この漢字があまり使われなくなったこともあるかもしれません。

それでも「卓」ですでに表されていた「すぐれている」意味を持つ熟語が多かったことから区別をつけるため、中国ではのちに机を表す「卓」によく似た別の漢字が作られました。

しかし、日本ではそのまま「卓」を用いて現在まで続いています。

ですから、熟語には「机」を表すものと「すぐれている」を表すふたつの意味の言葉が混在しているのです。

意味が「すぐれている」から「机」に変わった理由は理解出来ましたが、漢字の成り立ちには諸説あります。

そのひとつが、「机」を表している絵が「太陽」だとされている説です。

つまり、太陽の下に「普通の人」がいて、太陽の上に「太陽よりも偉大な人がいる」ということをあらわしたのが「卓」だということです。

真ん中の「日」が太陽で、その上下の縦横の線が「人」ですね。

これだともはや「人」というよりは「神」を表すことになってしまいます。

だから恐れ多いということで、あまり「すぐれている人」という意味では使われなくなったとも言われています。

この「人」「太陽」「人」の説を知ってふと頭に浮かんだのは、過去の大阪万博で作られた「太陽の塔」です。

人間の科学的進歩とエネルギー、そして人間の愚行さを表した巨大なモニュメントです。

芸術家、山本太郎氏の作品ですが、彼は人間の科学的進歩の象徴を太陽に例えましたが、塔の背中には黒くて暗い顔が描かれています。

行き過ぎた進歩は自らの身を滅ぼすことになると警鐘を鳴らしているのです。

現在では様々な分野で科学的技術が発展して、もはや人が自由にできないのは「生死」くらいだと言われるようになりました。

とてもすごいと思う反面、怖いと感じることも少なくありません。

人間は今一度立ち止まり、間違った方向へ進んでいないか考え直す時期にきているのかもしれません。

「卓」を使った熟語

教卓

意味:教師が授業の際に用いる机のこと。

卓越

意味:他よりも抜きん出てすぐれていること。

食卓

意味:食事をするための机、テーブル。

卓筆

意味:筆跡、または文章がとても優れているさま。

食卓塩

意味:食事に振りかけられるように食卓上に供されている塩。

卓袱台

意味:「ちゃぶだい」と呼ぶ。和室の畳の上で用いられる脚の短い食卓。

円卓会議

意味:会議に参加者する人の上下関係が表に出ないようにするための丸い形状のテーブル。

卓上演説

意味:宴会などで自分の席から簡単にすませる挨拶。その様子。

卓上氷山

意味:まるで人工建造物 のように見える四角または長方形の巨大で平らな氷山。

「卓」の説明の仕方

電話や役所の受付などで名前を伝える際、どういう漢字を書くのか聞かれる時があります。

その場合、どのように説明すればよいのか悩みますよね。

ここではその例を紹介したいと思います。

例えば、あなたの名前が卓子(たかこ)だとします。

・「たかこのたかは、食卓の卓です」

これは簡単ですね。

「卓」はいろんな言葉に使われています。

自分が説明しやすいように例をいくつか考えておくとよいですね。

「卓」を使った名前の有名人・芸能人

神山 卓三さん(昭和期の俳優、声優)
井出 卓也さん(俳優、アーティスト)
永岡 卓也さん(俳優)
坂寄 卓士さん(俳優、タレント)
城 卓矢さん(昭和の歌手、作曲家)
尾形 卓哉さん(俳優)
吉村 卓也さん(俳優、タレント)
末野 卓磨さん(俳優、タレント)
夏目 卓実さん(俳優)
熊谷 卓三さん(昭和期の俳優)
中村 卓史さん(宇宙物理学者、理学博士)
角野 卓造さん(俳優、声優)
山本 卓さん(俳優、演出家)

「卓」を使った名付け候補

美卓香(みたか)
菜卓祢(なつね)
卓歌(つねか)
卓美(たくみ)
卓莉(すぐり)
卓瑠(とおる)
卓紀埜(つきの)
卓弥子(たみこ)
卓音美(つねみ)
穂卓(ほたか)
亜卓(あたか)
眞卓(まつね)
卓華(ひでか)
卓都(まこと)
卓胡(とくこ)
奈卓(なつな)
伊卓紀(いつき)
李卓子(りつこ)
磨卓(まひで)
卓奈(たかな)
卓英(たくえ)
卓乃(たくの)
美卓(みすぐ)
卓帆(たかほ)
梨卓(りつ)

まとめ

「卓」の意味はもともと「ひときわ高く優れている人」です。

そのため、どの漢字と組み合わせても損なわれない知的さと気品を持っています。

まだ家長制度の厳しかった時代は「すぐれている」という意味から「卓」は女性につけられることは少なかったのです。

けれども、これからは女性も男性と同じように社会に出て活躍しなければなりません。

自信をもって社会に出て行ける女性になるように。