炒め物や、揚げ物、煮物など、さまざまな料理に使われる玉ねぎ。
常備野菜として、必ず冷蔵庫にストックしておきたい野菜ですよね。
玉ねぎには切ると涙が出たり、特有の匂いが合ったりしますが、この匂いの元となる成分はビタミンBの吸収をよくする作用があります。
また玉ねぎは、肉や魚の臭みを取るのにもおすすめの野菜です。
玉ねぎは長期保存することもできますが、正しい保存方法で保存しないと劣化が早くなるので注意が必要。
玉ねぎの正しい保存方法、消費期限、おすすめのメニューなどを紹介します。
目次
玉ねぎはどのくらい日持ちする?賞味期限は1ヶ月!
玉ねぎは、長持ちする野菜ですが保存方法が大切。
まずは、新鮮な玉ねぎの選び方ですが、玉ねぎは頭部分から劣化していきます。
皮が乾いていて、頭が柔らかくないものを選びます。
頭部が硬くてしっかりしているものが新鮮。
また、持ったときにずっしりと重いものがいいですね。
芽が出ていたり根が生えていたりするものは、時間がたっている可能性があるので避けましょう。
時間がたっていると、水分が抜けてしまうので日持ちがしません。
玉ねぎの皮は透明でつやのあり実がしまっているものが、新鮮な証拠です。
玉ねぎの保存方法!
玉ねぎはみなさんどのように保存していますか?
玉ねぎは常温、冷蔵、冷凍で保存することができるので、保存期間を考えて適した保存方法で保存しましょう。
玉ねぎの正しい冷凍保存方法
玉ねぎを冷凍保存するときは、みじん切りや千切りなど、料理に使いやすい大きさに切って、ラップに包み保存袋に入れて冷凍します。
切った状態で冷凍すると、甘みが増すのでおすすめ。
カレーに使うときは、あらかじめみじん切りしている玉ねぎがあると、とても楽ですよね。
切った状態の玉ねぎは凍ったまま、料理に使うことができます。
玉ねぎの冷凍保存期間は、1ヶ月。
玉ねぎの正しい冷蔵保存方法
玉ねぎを冷蔵するときは、夏場は新聞紙で包んで、温度が下がり過ぎない野菜室で保存してください。
皮をむいたり、切ったりした使いかけの玉ねぎはラップにぴったりと包むか、密封容器に入れて冷蔵庫に保存。
冷蔵庫で2週間は保存可能ですが、切ったものは早めに食べてください。
その他の方法
玉ねぎを保存するのに一番長持ちするのは、実は常温保存。
日陰で風通しがよく、湿気がない場所に、ネットに入れてつるして保存。
これはが一番長く保存できる方法です。
この保存方法で2ヶ月は保存可能。
常温で保存していると、芽が生えてくることがあります。
そうなったら、日のあたる場所に玉ねぎを移して、10~15cmの長さまで伸びるのを待ちましょう。
そのくらい伸びたら、切って炒め物やスープに入れて食べることができます。
このとき、通常食べる玉ねぎの実の部分は食べられません。
ワンポイントアドバイス
玉ねぎは冷やしてから切ると、涙が出にくくなります。
常温で保存した玉ねぎも使う少し前に、冷蔵庫に入れて冷やしてから使うと涙が出ません。
また、通常の玉ねぎと違って、新玉ねぎは消費期限が短いので注意が必要。
新玉ねぎは水分が多くて長持ちしないので、ラップに包んで野菜室に保存して、1週間以内に食べるようにしてください。
冷凍しておいた玉ねぎを使った4つのメニュー
冷凍した玉ねぎは甘みが増してとてもおいしいです。
凍ったまま使えるのでとても便利ですね。
冷凍玉ねぎのおすすめメニューを紹介します。
玉ねぎと牛肉炒め
牛肉といためた玉ねぎのボリュームメニュー。
飽きの来ない定番の味なのでおすすめ。
【材料】
冷凍玉ねぎ1個分
牛薄切り肉 1~2枚
にんじん 1/3本
ピーマン 2個
えのきだけ 1袋
★ いりごま白 大さじ2
★ しょうゆ 大さじ1.5
★ 酒 大さじ1.5
★ 塩こしょう 少々
① 玉ねぎは薄切りにして冷凍したものを使います。
② にんじんは皮をむいて千切りにします。
ピーマンは種を取り除き千切りにします。
えのきだけは根元を切り落とし半分に切り、ほぐします。
③ 牛肉は1cmの幅に切ります。
④ ★の材料を合わせておきます。
⑤ フライパンにサラダ油を入れて熱し、牛肉を強火で手早く炒めます。
肉の色が変わったら、玉ねぎ、にんじん、ピーマン、えのきだけの順番に加えて炒めます。
玉ねぎは凍ったまま炒めます。
⑥ 野菜に火が通ったら、★の材料を合わせて出来上がり。
オニオンリング
食事だけではなく、おつまみにも最適なオニオンリング。
子供も大好きなメニューです。
【材料】
冷凍玉ねぎ1個分
衣(卵1個、小麦粉大さじ5)
かつお節 適量
① 玉ねぎは1cmの幅に切って冷凍したものを、自然解凍してバラバラにしておきます。
② 衣の材料を合わせて、衣を作り、玉ねぎをくぐらせ、削り節をまんべんなくつけます。
③ 揚げ油を170度に熱して、衣をつけたたまねぎをからっと揚げます。
天つゆにぴったりなので、おろししょうがと天つゆでで食べてください。
玉ねぎのひき肉はさみ
玉ねぎの甘みがおいしいはさみ煮です。
じっくり煮込んで味がしみこんでいます!
【材料】
玉ねぎ 3個分
合いびき肉 250g
★ 万能ネギみじん切り 大さじ2
★ にんにくのみじん切り 小さじ1
★しょうが汁 少々
★ 酒 大さじ1
★ しょうゆ 大さじ1
★ 砂糖小さじ1
★ こしょう 少々
★ 水大さじ3
片栗粉 少々
いりごま白少々
ごま油 大さじ1
① ボールにひき肉を入れて、★の調味料入れて、粘りが出るまでよくこねます。
こねたら8等分にします。
② 玉ねぎは4mmの厚さに輪切りにして冷凍したものを16枚 、自然解凍しておきます。
玉ねぎに小麦粉を薄く振ります。
③ 片栗粉をまぶした面が内側になるように、肉を2枚の玉ねぎで挟みます。
④ 鍋にごま油を入れて③の玉ねぎを入れてさっと焼きます。
酒大さじ2を振り、水1カップを加えて、煮立たせます。
⑤ 煮立ったら砂糖大さじ1、醤油大さじ2.5を加えて、ひっくり返しながら蓋をして15分煮ます。
⑥ 器にもっていりごまを全体にふって、出来上がり。
簡単オニオンスープ
冷凍玉ねぎで簡単にできるオニオンスープです。
【材料】
冷凍玉ねぎ 1/2個分
コンソメ 小さじ1
醤油 小さじ1/2
水 350cc
塩コショウ 少々
① 玉ねぎは薄くスライスして冷凍したものを凍ったまま使います。
② 玉ねぎと水を鍋に入れて沸騰させます。
沸騰したらコンソメと醤油を加え、弱火で煮込みます。
③ 玉ねぎが煮えたら塩コショウで味を調えて出来上がり。
玉ねぎの作り置きメニュー
玉ねぎは、色々な料理に使うことができるので、作り置きメニューも多数。
おすすめの玉ねぎの作り置きメニューを紹介します。
玉ねぎのマリネ
玉ねぎをたくさんマリネにして常備菜にしましょう。
あると嬉しい玉ねぎのマリネです。
【材料】
玉ねぎ 1個
セロリ1/2本
★ 塩少々
★ こしょう 少々
★ 酢 大さじ2
★ サラダ油 大さじ4
① 玉ねぎは縦半分に切って、繊維にそって薄切りにして、水にさらします。
セロリは筋をとって薄い小口きりにします。
② ★の材料をよく混ぜ合わせ、水気を絞った玉ねぎとセロリを加えてあえます。
10分程度置いて味をなじませたら出来上がり。
玉ねぎとかまぼこのサラダ
玉ねぎとかまぼこの組み合わせがおいしいサラダ。
【材料】
玉ねぎ 1個
かまぼこ1/2個
★ マヨネーズ 大さじ3
★ すりごま白 大さじ2
★ 塩 少々
① 玉ねぎは縦半分に切って、薄切りにして水にさらします。
かまぼこは薄切りにします。
② 玉ねぎの水気を切って布巾に包んで水を祖彫り増す。
③ ボールに★の材料を入れてよく混ぜ、玉ねぎとかまぼこをあえて出来上がり。
まとめ
玉ねぎの正しい保存方法と消費期限、おすすめのメニューを紹介しました。
一番玉ねぎが長持ちするのは、常温でつるしての保存。
2ヶ月も持つのは、常備野菜としても活用でき助かりますよね。
また、みじん切りなど使いやすいように切って保存することで、すぐに使えて甘みも増すので、使いかけの玉ねぎは冷凍保存がおすすめです。
正しい保存方法で保存した玉ねぎで、色々なメニューも作ってくださいね。