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赤ちゃんにたらはいつから食べさせていい?3つのポイントとおすすめ離乳食
冬になると白身魚のたらがスーパーに並びます。
生のたらはフライにしたり煮付けにしたりするとおいしいですし、塩たらは寄せ鍋には欠かせない食材ですよね。
我が家もたらが旬を迎えるといろいろなメニューとなって食卓に上がります。
我が家には娘が一人いるのですが、娘が離乳食期には「たらっていつから食べられるんだっけ?」と疑問に思ったことがあります。
- 赤ちゃんはいつからたらを食べられる?
- 塩たらも食べさせていいの?
- 赤ちゃんにたらを食べさせるときに気を付けることはある?
- 簡単なのに赤ちゃん喜ぶ離乳食レシピを知りたい!
たらに限らず、初めての食材を赤ちゃんに与えるときには、アレルギーのことも気になりますよね。
アレルギーを含め、安心して赤ちゃんに食材を食べさせたいものです。
たらについて、私も気になった点をとことん調べてみましたので、赤ちゃんの離乳食作りの参考にしてみてください。
赤ちゃんはたらをいつから食べても大丈夫なの?
たらは白身魚の仲間です。
鯛やヒラメ、カレイなど柔らかく淡白な味わいの白身魚は離乳食を始めてお粥になれた5か月頃から与えることができます。
しかしたらに関しては、9か月以降の『カミカミ期』以降に与えることができるようになります。
スーパーでも手軽に購入することができ、白身魚の中まであることから、すぐに使えると思っている人も多いですが、たらだけは例外的に食べさせてもいい時期が遅くなっています。
たらはアレルギーの心配があるため
「なぜたらだけは9か月からなの?」と思う人もいるかもしれません。
実は私も離乳食を始めたばかりのころは、たらも白身魚なのですぐに与えていいと思っていました。
たらを与えてもいいのが9か月以降とされているのは、ほかの白身魚に比べるとアレルギー症状を示すことが多いからです。
消費者庁が発表したアレルギーに関する情報では、たらはアレルギー表示を推奨する食品として挙げられていませんが、白身魚の中では出やすいということを頭に入れておくと安心ですよ。
(参照:消費者庁『アレルギー表示について』)
赤ちゃんにたらを食べさせたときに、次のような症状があらわれたらかかりつけの小児科に相談することをおすすめします
- 口の周りが赤くなる
- 口の中や喉が赤くはれている
- 咳
- 鼻水
- 目の充血
- おう吐
- 下痢
たらでアレルギー反応が起こると、青魚などでも反応を起こす可能性があるので、与えるときは慎重に与えるようにしましょう。
赤ちゃんには塩たらも与えていいの?
スーパーに並んでいるたらの種類は、生のたらと塩たらの2つがあります。
生のたらは、
- まだら
- スケトウダラ
- こまい
この3種類が多いのではないでしょうか。塩たらに関しては国産のものではなく輸入物が大多数を占めています。
赤ちゃんには9か月頃からたらを与えてもよいと紹介しましたが、食べさせていいのは塩漬けされていない生のたらが基本です。
塩たらは意外と塩分量が多く、塩抜きをしてもしょっぱさを感じてしまうほどです。
赤ちゃんの内は生のたらを与えるようにしましょう。
塩たらは早くても2歳を過ぎてから少量を与えることが理想です。
赤ちゃんにたらを与えるときの3つのポイント
「9か月を過ぎればタラを与えてもいいというけど、どんなことに気を付ければいいのかわからない」という人もいるのではないでしょうか。
赤ちゃんには安全なものをおいしく食べてもらいたいですよね。
ここでは赤ちゃんにたらを与えるときに気を付けたい3つのポイントを紹介します。
- たらはしっかり加熱したものを与えよう
- 骨や皮は取り除く
- 食べやすいように調理しよう
たらは中までしっかり加熱しよう
離乳食期の赤ちゃんには、生の食品は厳禁です。
たらには寄生虫のアニサキスが潜んでいる場合がありますので、調理前には一通り全体を確認して、アニサキスがいないかを確認しましょう。
加熱しすぎるとパサつきが気になりますが、アニサキスの感染を防ぐためには、しっかり中まで加熱することが重要。
アニサキスは70℃程度の熱で死滅しますので、これを目安にして充分に熱を加えるようにしましょう。
たらの食感や風味を失わないためには、沸騰したお湯でぐつぐつゆでるよりも、沸騰手前の温度でゆっくりと時間をかけてゆでるほうが、たらのパサつきを押さえることができるので、ぜひ試してみてくださいね。
たらの骨や皮はきれいに取り除こう
赤ちゃんにたらを与えるときには、骨と皮をきれいに取り除き、身だけを与えます。
たらはイワシやサンマなどの青魚に比べると小骨が少なく摂りやすいですが、見逃さないように気を付けてください。
たらをゆでたあとに骨と皮を取り除くと作業が簡単なのでおすすめです。
赤ちゃんが食べやすい調理法で与えよう
たらは鯛やヒラメと比べると、身がやや固い魚です。
たらを食べられるようになる9か月頃は、歯茎でつぶせるくらいの固さのものまで食べることができますが、弾力がありパサつきが気になるたらは、飲み込みづらく感じることもあるかもしれません。
ゆでて軽くほぐしたたらをそのまま与えてもいいですが、赤ちゃんが食べやすいように調理してあげることも大切です。
- あんかけ
- ムニエル
- お粥やリゾットの具として
上記の3つは比較的赤ちゃんでも食べやすく感じてくれるので、離乳食のメニューに取り入れてみてくださいね。
赤ちゃん喜ぶ!簡単♪たらの離乳食レシピ
たらは寄せ鍋や煮付けなどにして食べることが多いですが、赤ちゃんの離乳食にはどんなメニューがおすすめなのか、ということも知りたいポイントですよね。
先にも少し紹介しましたが、赤ちゃんが喜んでくれて、さらに簡単に作ることができるたらの離乳食レシピを紹介します。
9か月からOKのものを紹介するので、ぜひ作ってみてくださいね。
たらの野菜あんかけ
○材料(赤ちゃん1人分)
たら・・・30g
ニンジン・・・5g
タマネギ・・・5g
ホウレンソウ・・・1枚
片栗粉・・・適宜
水溶き片栗粉・・・少々
だし汁・・・大さじ2杯
○作り方
1.たらに片栗粉をまぶし、沸騰するかしないかの温度の湯でゆでます。
2.野菜は柔らかくなるまでゆで、粗みじん切り程度の大きさにカットします。
3.だし汁に野菜と水溶き片栗粉を加え、レンジで30秒加熱します。
4.レンジから一度取り出しかきまぜたら、もう一度30秒加熱します。
5.ゆで上げたたらに野菜あんをかけたら完成です。
たらのトマトミルクリゾット
○材料(赤ちゃん1人分)
軟飯・・・50g~70g
たら・・・20g
ミニトマト・・・2個
タマネギ・・・10g
牛乳・・・大さじ3杯
水・・・大さじ1杯
○作り方
1.ミニトマトは皮を剥き、ある程度種を取り除いて細かく切っておきます。
2.タマネギはみじん切りにし、耐熱容器に入れ分量外の水を振りかけて1分ほどレンジで加熱します。
3.鍋に水と牛乳を入れて火にかけ、ふつふつしてきたら軟飯と野菜を加えて5分ほど弱火で煮ます。
4.この間に、たらをゆでて身をほぐしておきましょう。
5.最後にたらを加えてひと煮立ちさせたら完成です。お好みで粉チーズを少々ふりかけてもOKです。
赤ちゃんの様子を見ながらたらを食べさせよう
白身魚は離乳食初期の5か月頃から食べさせることができますが、たらは9か月まで待つなんて、ちょっと驚いた人もいるのではないでしょうか。
私はこのことを知らなかったので、詳しく調べてみてよかったと思っています。
- たらは9か月を過ぎてから少しずつ
- 生のたらを与える
- 食べやすいように調理する
この3つのポイントを押さえて、赤ちゃんにもたらを食べさせてあげてくださいね。
ちなみに、私が住む地域では、たらにたらこや白子が一緒についてくることが多いのですが、たらこはタラと同じく9か月頃から茹でただけのものを、ご飯に混ぜて与えていましたよ。
白子は3歳を過ぎたころに本人の興味が出てきてから一口だけ食べさせました。
参考にしてみてください。