食卓にあと1品欲しいな。野菜のちょこっとした小鉢でいいのだけれど......。
夕飯は完成し後は食べるだけ。そんなタイミングで食事のバランスの悪さを感じ、あと1品作ればよかった!そう思った経験ってきっと誰にでもあると思うのです。そんな時に頼りになるのがたたききゅうり。カンタンに作れる上に、冷蔵庫に入れておけば2~3日程度の保存も可能です。
多めに作っておけばその間は野菜の小鉢に困ることはありません。
また、シンプルな味に仕上げておけばいくつもの味にアレンジできますので、飽きることなく食べきることができます。そこで今回は、たたききゅうりの基本的な作り方とアレンジレシピをご紹介します。常備菜として2~3本まとめて作っちやいましょう!
目次
たたききゅうりの基本的な作り方
ここからはたたききゅうりの基本的な作り方を紹介します。
たたききゅうりを作るためのキッチンツール |
まな板、包丁、めんぼう(たたくため)、ビニル袋×1まい、キッチンペーパー、付近、クリップ |
たたききゅうりの材料(5人家族の小鉢2~3日分として) |
≪食材≫
キュウリ×大2本 ≪調味料≫ 味塩、天然塩(ない場合は味塩だけでもOK)味の素(なくてもOK) |
たたききゅうりの調理ステップ |
ステップその1.キュウリを洗います。
ステップその2.キュウリをいたずりします。 ステップその3.キュウリをたたきます。 ステップその4.味付けをします。 ステップその5.しばらく置くいて味をなじませます。 ステップその6.盛り付けます。 |
たたききゅうりの調理ステップはこの6ステップです。その中の「ステップその2..キュウリをいたずりします。」は、省略してもOKなのですが、キュウリの青臭さが気になる人や、より美味しく口当たりをよくしたいならば、このステップは外さないのがベターです。
もしも、「手間は省きたいけど、どっちが自分(我が家)に合うかわからないな?」と、そんな時には両方の方法で作ってみましょう。味の違いが気にならない場合は省く、気になるなら省かないとするのがおすすめです。
ステップその1.キュウリを洗います。
まずはキュウリをキレイに洗います。その後、キッチンペーパーで水分をふき取ってから、キュウリをまな板にのせます。
ステップその2.キュウリをいたずりします。
次に天然塩(あじ塩)を手のひらに一つまみ取って、キュウリに強めにこすりつけながら、まな板の上でゴロゴロと転がします。
こうすることで、キュウリの青臭さが軽減され、キュウリの特徴であるぶつぶつの部分がな削れてなだらかになります。また、見た目もより鮮やかな緑色になります。
たたききゅうり作りのポイントその1 |
いたずりはしてもしなくても食べることはできますのでOK。ただし、青臭さ・口当たり・見た目のきれいさを求めるならば、いたずりはする方がベターです。 |
ステップその3.キュウリをたたきます。
ヘタの部分を切り落としてから、適当な大きさにカットします。ここでキュウリをカットする目的はビニル袋に入るようにすることと、たたきやすくすること。ですので、そんなに小さく切らなくても大丈夫。1本を2~3等分するくらいでOKです。
※ここで使用しているキュウリは一般的なものの約2倍くらいあったので、6等分くらいにカットして使用しています。
ビニル袋に全量入れて、空気を抜きます。ビニル袋が膨れるくらいに空気が残っていたら、たたいた時の衝撃でビニル袋が破裂することがありますので、できるだけでいいので空気は抜いておきましょう。
※一度に全量入りきらないときには、複数回に分けて行いましょう。
ビニル袋の口をねじる&クリップなどで止めてから......
まな板の上において、フキンやキッチンペーパーなどでカバーします。
※こうすることでビニル袋が破れる&破裂しにくくしています。
めん棒を用意して......
上からキュウリをばしばし叩きます。ただし、あまり強い力でばしばしたたくと、フキンやキッチンペーパーでカバーしていても袋が破れてしまいます。あくまでもキュウリをたたいてつぶす程度の力加減で行いましょう(*^_^*)
叩き終わったら一度チェックします。大きすぎるきゅりを見つけたら、袋の上から狙いすまして更にたたいて小さくしますます。今度はカバーがありませんので、ばしばしではなくやさしく叩きます。
今度は袋の中身をチェックします。ちょっと大きいキュウリも残っていますが、全体的には良い感じになりました。一旦はこれでOKとして、味付けのステップに進みましょう。
たたききゅうり作りのポイントその2 |
袋内の空気を抜いておく、強くたたきすぎないなど注意が必要です。それを忘れてしまった場合には袋が破れてしまうかもしれません。 |
ステップその4.味付けをします。
ここで登場するのがあじ塩です。たたききゅうりの味付けはまずはこれだけ。アレンジを楽しむために、あえてシンプルな味付けにしておきます。
叩いたキュウリの袋の中に直接味塩を振ります。塩の分量はキュウリの量で調整しましょう。もし、適量がわからない場合は少量振り入れてから......
シャカシャカと混ぜて味見をしてみます。ここでさらに塩をふり入れてシャカシャカします。少し薄いカナと思える味になればOK。そこまで繰り返しシャカシャカしましょう。
※味の濃さに迷ったら、薄めに仕上げておくのがおすすめ。あとから味を追加&チェンジできますのでご安心を。
たたききゅうり作りのポイントその3 |
味の濃さに迷ったら、薄味をチョイスしましょう。そうしておけばあとから味の追加、変更もできます。 ※ただし塩が薄すぎると日持ちがしにくくなりますので、ある程度の塩分は加えておきましょう。 |
ステップその5.しばらく置くいて味をなじませます。
袋のまましばらく冷蔵庫に入れておきます。20分程度まてば良い具合に味がなじみます。
時間が経過したら容器に移して、出来具合を見てみましょう。ごく浅い漬物のような感じに味がついています。
保存容器に移しておきましょう。
ステップその6.盛り付けます。
食べる分だけ器に盛り付けて黒ゴマをトッピング。まずはシンプルな塩味のたたききゅうから召し上がれ♥
たたききゅうりのアレンジレシピ
塩味&薄味ベースのたたきキュウリを作っておけば、アレンジの幅が広がりますのでオススメです。
ここでは我が家で取り入れているアレンジレシピの一部を紹介します。調味料・塩昆布などの乾物・納豆など手のかからない食材と合わせるだけですので超カンタンに仕上がります。良かったら参考にしてみてくださいね♫
たたきキュウリアレンジ:乗せるだけシリーズ
ここからは乗せるだけのアレンジを紹介します。
たたきキュウリ+男梅ふりかけ
我が家で人気の男梅ふりかけです。これはご飯にかけるだけではもったいないくらい美味しい。(我が家的に)そこであれこれ料理に使っていて、たたききゅうりにベストマッチだと発見しました。見た目も......
こんな風にすごくきれいに仕上がりますので自信を持っておすすめします!
たたきキュウリ+ゆかり
同じくふりかけ。定番のゆかりです。これ1袋あればキャベツやブロッコリーなど、いろんな野菜を美味しくしてくれます。もちろんたたききゅうりにもベストマッチで......
乗せるとこんな風に仕上がります。薄味に仕上げたたたきキュウリなら、ゆかりの塩分でちょうど良い塩加減になります。
たたきキュウリ+納豆
たたきキュウリに納豆をオンすると......
たったそれだけで美味しい+タンパク質の補給も可能になります。子どもはこのままで......
大人の分にはさらにブラックペッパーを加えれば、スパイシーな味に仕上げることができます。
そこにオリーブオイルをオンするのもおすすめ。納豆とオリーブオイルは驚くほど味の相性が良いので、美味しく食べることができます。加えてオリーブオイルをかけることで整腸効果が期待できます。
参考元:https://dot.asahi.com/wa/2017111500016.html?page=1
たたきキュウリ+塩昆布
たたきキュウリに塩昆布をオンします。すると......
ご飯にぴったりのたたきキュウリに変身します。アツアツご飯と一緒にどうぞ♪
たたきキュウリ+じゃこ昆布
たたきキュウリにじゃこ昆布をオンすれば......
外食レベルのルックスに。もちろん味も美味しく仕上がります。このまま食べるにはちょうど良い塩加減ですが、ご飯に合わせるなら醤油をちょこっと乗せてみても良いかもしれません。
たたきキュウリアレンジ:ちょっと手を加えるシリーズ
ここからはほんの少し手を加えて仕上げるアレンジレシピを紹介します。
たたきキュウリ+キムチの素+スライスチーズ
キムチの素とチーズを加えます。意外な組み合わせかもしれませんが、我が家では大好評。(大人向けですが(^_-))是非お試しください!
まずはアレンジしたいたたきキュウリをボールに移して......
スライスチーズをちぎって入れます。
全体をなじませるようにまぜまぜ。
そこにキムチの素(今回はお鍋用デス)を加えて混ぜ合わせて、お皿に盛り付けます。
そこに一味をオンしたら......
出来上がりです!一見すごく辛そうに見えますが、チーズが辛みを中和しつつ塩味をオンしてくれますので、見た目ほどは辛くありませんし、ちょうど良い塩加減になります。
たたきキュウリ+にんにくチューブ+ごま
にんにくチューブ&ごまの組み合わせです。これも大人向けかもです(*^_^*)
同じくアレンジしたい量のたたきキュウリをボールに移します。次にチューブのにんにくを適量入れて全体になじませれば、にんにく風味のたたききゅうりの出来上がりです。
それを器に盛り付けてごまをトッピングすれば完成です。ごまを合わせることで香ばしさが加わります。もうちょっと塩味がほしい場合には味塩をオンしましょう。この組み合わせのポイントはにんにくをある程度多めに入れること。少なすぎるとにんにくの風味が出ませんのでご注意を。
たたきキュウリ+梅干し+ごま塩
たたきキュウリと梅干しはイメージするだけで美味しいですので、この組み合わせに死角なし。のはずなのですが、我が家の梅干しは甘くて殆ど梅そのものの味。ですので少々塩分が足りない感じです。今は梅干しにもいろんな味がありますから、そうなるのでしょうね。
同じくアレンジしたい量のたたきキュウリをボールに移します。
次に梅干しを種から外して実を小さくちぎり、たたきキュウリと混ぜ合わせます。
そこにごま塩をオンしてみると、まずは見た目がとってもきれいに仕上がります。これなら食欲もわきますよね。もちろん味も凄く良い感じに整いました。
ごま塩なら香ばしさと塩分を同時に加えることができますのでオススメ。
※酸味・塩味が効いている梅干しを使う場合は黒ゴマだけ加えましょう。
アレンジレシピの注意点 |
たたきキュウリをアレンジする時には、ベースのたたきキュウリの塩加減と、アレンジ食材や調味料との塩加減のバランスに注意しましょう。 |
小鉢以外のアレンジレシピ
もしも小鉢として食べきれないときには、スープや炒め物に使っても案外美味しく食べることができます。それについてはまた今度紹介しますね。
たたきキュウリが大きすぎる場合
たたきキュウリのサイズが大きすぎるなら、アレンジする前に小さ目にカットしておきます。
保存容器内をチェックして、大きすぎるなと感じるたたきキュウリを見つけたら......
料理用のはさみでカットしておきましょう。包丁+まな板に比べると手軽にカットできますのでオススメです。
たたきキュウリは一度にたくさん作ってアレンジすればOK
たたきキュウリの基本的な作り方とアレンジレシピを紹介しました。そのままの味でも十分美味しいたたきキュウリですので、少し多めに作っておけば常備菜として活躍しれくれること間違いありません。あるいは、同じ味に飽きてしまうなら、アレンジすれば食べ切ることができると思います。
一年中カンタンに入手できて比較的ロープライスのキュウリは、下ごしらえもとってもカンタンな優秀食材です。夕飯の時短にたたきキュウリを取り入れてみてはいかがですか?