ここ数年注目されている『テンペ』という食品をご存知ですか?
実は私は子どもの離乳食についていろいろ調べるまで、このテンペという食品を知りませんでした。
テンペは大豆製品のひとつで、離乳食にも取り入れることができるとされていますが、まずはテンペについて詳しく知ることから始めましょう。
- テンペってなに?
- 赤ちゃんはいつからテンペを食べられる?
- テンペを離乳食に取り入れるならここに注意!
- テンペを使った簡単♪おいしいレシピ2選
離乳食のレパートリーに悩んでいる人や、赤ちゃんの体にいいものを与えたいという人におすすめのテンペ。
テンペについて詳しく知って、どんどん離乳食に取り入れてみませんか?
目次
赤ちゃんはテンペをいつから食べられる?注目のスーパーフード『テンペ』とは
日本ではまだあまり馴染みのないテンペですが、ここ数年健康食ブームの流れからテンペがじわじわと注目を集めています。
テンペはインドネシア発祥の大豆発酵食品で、日本でいうと納豆の仲間ですが納豆のようなにおいやクセはなく、あっさりとした味わいが人気です。
栄養価が高いことも魅力のひとつで、特に小さな子供や高齢者におすすめの食品として取り上げられるようになりました。
- ビタミンB群
- マグネシウム
- カルシウム
- 食物繊維
- アミノ酸
これらの栄養素がバランスよく含まれているテンペは、健康食だけでなく美容にも効果があるとして、女性にも人気です。
インドネシアでは4000年も前から食べられてきた馴染みの食材で、揚げ物や炊き込みご飯の具材として使うのが定番のようです。
テンペは日本でも製造販売している会社が増え、国産のテンペも食べられるようになりました。
(参照:株式会社テンペストフーズ様よりhttp://tempestfoods.com/about.html)
赤ちゃんがテンペを食べられるのは7か月頃から
テンペは栄養価が高く、赤ちゃんの離乳食にもおすすめの食品です。
特に発酵食品は赤ちゃんにもどんどん与えたい食品のひとつ。
離乳食としての扱いは、納豆とほぼ同じと考えていいでしょう。
テンペは細かくほぐして調理することができるので、離乳食が進んだ7~8か月頃から与えることができるようになります。
テンペは常温で保存することが可能で、調理工程も簡単なので離乳食にも向いている食品です。
テンペを赤ちゃんに与える際の3つのポイント
テンペは納豆と同様に栄養価が高く消化吸収も早いため、離乳食に向いた発酵食品です。
テンペが手に入るなら、どんどん離乳食に取り入れてみてください。
ここではテンペを赤ちゃんに与える際の3つのポイントを紹介します。
- まずは納豆を試してからテンペを与えよう
- 月齢に合わせた加工をしよう
- 与えすぎには注意!
テンペは納豆を食べられるようになってから
テンペは納豆と同じ発酵食品ですが、日本では納豆に比べて流通量が少なく、小さなスーパーでは扱っていないことも珍しくありません。
テンペを与える前に、日本の伝統食である納豆を与えてからテンペに挑戦してみるといいでしょう。大豆製品は赤ちゃんにとって貴重なタンパク源です。
納豆が苦手だという赤ちゃんでもテンペなら食べられた、といことも多いので、納豆が苦手な赤ちゃんにこそおすすめですよ。
テンペは月齢に合わせて加工をしよう
テンペはそのままでも食べることができる食品ですが、離乳食として赤ちゃんに与える際は赤ちゃんの月齢に合わせた加工をして与えることが大切です。
7~8か月・・・細かくほぐし、少しだけ粒が残るくらいの形状が理想
9~11か月・・・薄くスライスしたり1cm角にカットしたりしたものがおすすめ
1歳以降・・・手づかみ食べができるようにスティック状にすると食べやすい
与えすぎないように気を付けよう
テンペは納豆のようにクセが少ない発酵食品です。
食べやすい食品のため、モリモリと食べ過ぎてしまう赤ちゃんもいるようなので、与える量には気を付けたいところです。
1回に与える量は20gを超えないようにするといいでしょう。
簡単♪おいしい!テンペを使った離乳食2選
テンペについてはちょっとだけ詳しくなりましたが、次に出てくるのは「テンペってどうやって離乳食に取り入れたらいいの?」ということだと思います。
ここでは簡単なのにとってもおいしい、テンペを使った離乳食を2つ紹介します。
テンペとキャベツのチーズサラダ
材料を月齢に合わせた大きさにカットすることで、すべての月齢の赤ちゃんに対応することができる離乳食レシピです。
もちろん大人もOK!大人用にするには、オリーブオイルと塩をプラスしていただきましょう。
濃いめに味付けをしたものはクラッカーやパンの具材としてもおすすめですよ。
○材料(赤ちゃん1人分)
テンペ・・・10g
キャベツ・・・20g
カッテージチーズ・・・小さじ1杯
○作り方
1.テンペは月齢に合わせて加工します。
8か月までの赤ちゃんにはすり鉢で細かくすりつぶし、11か月の赤ちゃんには粗くほぐし、1歳以降の赤ちゃんには小さくカットしておきましょう。
2.キャベツは柔らかくゆで、こちらも月齢に合わせた大きさにカットしておきます。
3.テンペとキャベツを軽く混ぜ合わせ、最後にカッテージチーズを加えて混ぜたら完成です。
テンペと野菜のスープ
こちらも材料の大きさを変えれば、離乳食初期から試すことができるレシピです。
味付けは1歳以降からにしましょう。
○材料(赤ちゃん1人分)
テンペ・・・10g
ニンジンや大根、タマネギなどお好みの野菜・・・・30g
だし汁・・・50ml
○作り方
1.野菜は柔らかくゆで、月齢に合わせた大きさにカットしておきます。
2.テンペも野菜と同じ大きさにそろえてカットしておきましょう。
3.だし汁を鍋に入れ、すべての野菜を加えて弱火で加熱します。
4.5分ほど煮込んで味をなじませたら完成です。
5.赤ちゃんが1歳以降になったら、ほんの少しだけ味付けをしてもいいでしょう。
塩やしょうゆで味を調えてください。
赤ちゃんと一緒にテンペを食べよう
テンペという食材を初めて知った、という人も多いでしょうが、ここ数年テンペを扱うスーパーも増えてきています。
- 栄養が豊富
- 納豆嫌いでも食べやすい
- 離乳食に加工しやすい
など、テンペは離乳食に向いている食材といえるでしょう。
赤ちゃんだけでなく、美肌効果や整腸効果など、女性に嬉しい効果も期待されている食材ですから、赤ちゃんと一緒にテンペを取り入れてみてはいかがでしょうか。