妊娠をしてから、どうもトイレが近くなったような気がする・・・。
と感じている妊婦さんも多いのではないでしょうか?
妊娠中に頻尿に悩む妊婦さんはとても多いです。
- どうして妊娠すると頻尿になるの?
- 頻尿はいつまで続くもの?
- 3つの対策方法!
今回は妊婦さんのマイナートラブル「頻尿」についてまとめています。
この記事を読んでいるあなた。自分だけではありませんので安心してくださいね。
是非この記事を参考になさってください。
目次
□妊娠すると頻尿になる?
どうして妊娠すると頻尿になってしまう方が多いのでしょうか?
それは、体のつくりに原因があるのです。
■膀胱は子宮のすぐ側にある
頻尿になるのは、子宮と膀胱の位置関係に大きな原因があります。
子宮のすぐ後ろに膀胱があるために、赤ちゃんが育っていくにつれ大きくなる子宮に膀胱が圧迫されてしまうのです。
そうなると、尿がたくさんたまっていなくても、おしっこに行きたい!と感じてしまうのですね。
妊娠初期も妊娠前に比べるとトイレに行く回数が増えるかもしれませんが、中期、後期とどんどん子宮が大きくなっていくと、トイレにいく回数も増えていく方がほとんどです。
■ホルモンの影響も
妊娠するとたくさんのホルモンが分泌されますが、そのうちの一つ「黄体ホルモン」が影響していると考えられます。
この黄体ホルモンには、膀胱や子宮などの筋肉を緩める働きがあるのです。
よって、まだそこまで子宮が大きくなっていない妊娠初期にも頻尿に悩まされてしまうという訳ですね。
□頻尿は続く?
この妊娠による頻尿はだいたいいつまで続くものなのでしょうか?
■いつまで続くの?
頻尿はいつからいつまで!という期間はありません。
個人差が大きく、妊娠初期に頻尿を感じる人もいらっしゃいますし、出産までの間ずっと頻尿だったという人も。
しかし、妊娠中はどんどん子宮が大きくなっていくので出産と同時に頻尿に悩まされる事はなくなったと感じている方が多いです。
■我慢すると膀胱炎になる恐れも
頻尿の時期に大切な事は、我慢しない事です。
おしっこを我慢してしまうと膀胱炎になってしまう恐れがあります。
こまめにトイレに行くようにしましょう。
おしっこをした後にも残尿感があったり、おしっこをする際に痛みがある。
また、おしっこの色が濁っているという方は膀胱炎にかかっている可能性があります。
これらの症状が見られた方は、早めに医師に相談するようにしましょう。
また、妊娠中はホルモンの影響でおりものが増えます。
膀胱炎の原因となる菌も繁殖しやすい状態になりますので要注意です。
常に清潔を保つ事を心がけてくださいね。
□3つのオススメ対策法
頻尿にお悩みの方にオススメの方法をご紹介します。
■寝る前は水分を控える
頻尿で、夜中に目が覚めてしまい寝不足だという方も多いのではないでしょうか。
夜中に何度もトイレにいくのは辛いですよね。
私も経験があります。時計を見ても時間があまり経っていない時には悲しくなりました。
そんな方は寝る前に水分を控えてみましょう。
これだけでも随分と違ってきますよ。
■カフェインの摂取を控えて
妊娠中のカフェイン摂取は、多少であれば問題はないとされています。
しかしカフェインには利尿作用がありますので、トイレの回数を増やしてしまう事に。
妊婦さんは水分補給がとても大切です。
カフェインを含まないミネラルウォーターやルイボスティーなどに変えてみてはいかがでしょうか?
■尿漏れパッドやナプキンを使用して
子宮が大きくなり、膀胱が圧迫されると頻尿だけではなく「尿漏れ」に悩まされる方も。
大きな声で笑ったり、くしゃみをした時にヒヤッ!とした経験がある方も多いのではないでしょうか。
くしゃみなどで腹圧がかかると膀胱が子宮に圧迫されたはずみで尿漏れが起こってしまうのです。
仕事中や外出時に尿漏れが起きてしまうと大変。
心配な方は尿漏れパッドやナプキン、おりものシートなどを着用しておくと安心ですね。
尿漏れはどうしても臭いが気になってしまう事もあります。
そんな方はおりものシートやナプキンではなく、尿漏れパッドがオススメです。
種類も様々ですが、尿漏れパッドであれば臭いを気にしなくても良いですし何より吸収力に優れています。
おりものなどの汚れと兼用で使用できるものもあるので、是非自分に合うものを探してみてはいかがでしょうか。
ただし、尿漏れパッドはこまめに交換するようにしましょう。
まとめ
頻尿や尿漏れは妊娠特有の悩みといっても過言ではありません。
特に夜中目が覚めてしまうのは、私もとても億劫でした。
ただでさえ眠れない事が多いのにやっと眠れたと思えば、トイレに・・・。
仕方の無い事ですが、自分で寝る前には水分を摂らないようにするなどの工夫が必要ですね。
多くの妊婦さんが悩んで居るものです。私だけじゃないんだ!と思って残りの妊娠生活を過ごしていきましょう。
参考資料
「たまひよ新・基本シリーズ 初めての妊娠・出産」
「HUMAN+ Baby+ お医者さんがつくった妊娠・出産の本」