食卓に欠かせない野菜トマトは、サラダやソース、ジュース、イタリア料理にと出番が多い野菜です。
生で食べるイメージですが、トマトは焼いてもおいしいので、輪切りにして焼くだけでもOK。
赤いトマトほど熟しておいしいだけでなく、リコピンとカロチンが増えてビタミンAが増します。
リコピンは抗酸化作用が強く、生活習慣病やがんの予防にも適しています。
トマトの旬は夏ですが、保存方法によっては安い夏の時期に大量に買って、長く保存して色々な料理に活用することができますね。
ここでは、トマトの正しい保存方法、消費期限、おすすめのメニューなど詳しく紹介します。
目次
トマトはどのくらい日持ちする?賞味期限は2週間!
トマトは赤いものほどリコピンが多いですから、すぐに食べる場合は赤く熟したものを買って食べるのがいいですね。
温度が高くなると、赤く熟すので、青いトマトは冷蔵庫に入れないで室温で赤くなるまで待って食べましょう。
新鮮なトマトを選ぶときは、ヘタが変色していなくて濃い緑色のもの。
実はずっしりとした重さがあり、丸くて皮にハリがあるものを選んでください。
トマトは種類によって糖度も違いますが、白く筋が入っているものは、糖度が高くて甘いです。
ヘタの周囲がひび割れているトマトは、劣化している可能性が高いので避けましょう。
トマトの保存方法!
トマトは古くなると実が柔らかくなって、ぐずぐずになりますよね。
正しく保存することで、新鮮なまま保存することが可能。
トマトの正しい保存方法を紹介します。
トマトの正しい冷凍保存方法
トマトは冷凍保存すると、保存期間が延びるので、たくさん買ってきたときは冷凍保存がおすすめです。
冷凍保存するときは、いくつか方法があります。
丸のまま保存するときは、ヘタをとって1個ずつラップで包み、ヘタ部分を下にして保存袋に入れて保存します。
凍らせたトマトは、水に漬けるとすぐに皮が向けるので、ソース作りのときはとても便利。
冷凍したトマトは1ヶ月保存することができます。
また、切って生のまま保存することもできます。
粗くみじん切りにして保存袋に平らに入れて、冷凍します。
平らに入れると、使う分だけ折って使えるので便利です。
柔らかくなったトマトは、みじん切りにして煮てトマトソースを作って冷凍すると、いつでも簡単に使えるので、忙しいときに最適。
プチトマトは、ヘタをとってまるのまま保存袋に入れて保存しましょう。
トマトは冷凍すると甘みが増すので、冷凍保存がおすすめです。
トマトの正しい冷蔵保存方法
トマトは冷蔵庫で保存するときは、1個ずつラップで包んで、ヘタ部分を下にして野菜室で保存します。
むき出しで保存すると、柔らかくなってきますので、ラップに包んで保存してください。
冷蔵保存で2週間保存が可能です。
ミニトマトの場合は、保存容器に入れて水をいれ保存します。
水は、3~4日ごとに変えてください。
トマトは冷えすぎると低温障害を起こしてしまいます。
低温障害をおこすと、中身がぐずぐずの状態になっておいしくなくなりますので、冷やしすぎには注意してください。
その他の方法
トマトは冷やしすぎると低温障害を起こすので、夏場以外は常温保存で大丈夫。
風通しのいい冷暗所に保存します。
常温で保存するときもヘタ部分を下にして、重ねないで保存してください。
また、青いトマトは温度によって赤くなりますので、赤くなるまで常温において赤くなったら、冷蔵・冷凍してくださいね。
ワンポイントアドバイス
トマトのヘタには、雑菌がつきやすいのでお弁当などに入れるときは必ずとって、へた部分をよく洗ってから入れてください。
ヘタ付きのままお弁当に入れると、他の食材に菌が移る可能性があります。
また、トマトの葉と茎には毒性のある物質が含まれています。
大量に摂取すると毒性があるので、トマトを栽培している方は、葉と茎は食べないようにしましょう。
冷凍しておいたトマトを使った3つのメニュー
冷凍したトマトは、色々な料理に使うことができますし、冷凍して甘みが増しているのでとてもおいしいです。
おすすめの冷凍したトマトを使ったレシピを紹介します。
いかのトマト炒め
簡単にできるイタリアン。トマトソースは作って冷凍しておいてもいいですね。
【材料】
★ 冷凍トマト 大5個
★ にんにくのみじん切り 1かけ
★ 玉ねぎのみじん切り 1/2個
★ トマトケチャップ適量
いか1杯
パセリのみじん切り 少々
① トマトソースを作ります。トマトはみじん切りで冷凍したものを使います。
② 鍋にサラダ油を入れて、にんにくと玉ねぎのみじん切りをいれ、焦がさないように炒めます。トマトは凍ったまま入れてつぶしながら炒めます。
③ 塩 小さじ1こしょう少々を振って混ぜ、アクを取りながら30分煮てください。トマトの皮は取り除いて、塩こしょう、トマトケチャップで調味します。
④ いかは胴を輪切りにします。足は1本ずつ切り離します。
⑤ フライパンにサラダ油を熱し、イカを炒めます。トマトソースを1/2カップ強とイカのワタを入れて煮て、塩コショウで味を調え、パセリを散らして出来上がり。
夏野菜炒め
夏野菜がおいしい時期におすすめのメニュー。さっといためて作ります。
【材料】
冷凍トマト 4個
なす 3個
ピーマン 2個
ズッキーニ 1本
オリーブオイル 大さじ2
① 丸ごと1個冷凍したトマトを水にさらして皮をむきます。種も取り除き大きくざく切りに。
② なすとズッキーニは半月切りにします。ピーマンは4cmの角切りにします。
③ フライパンにオリーブオイルを熱して、②の野菜を炒めます。最後にトマトを加えて強火で炒めます。
④ 塩小さじ2/3、こしょう少々で味付けをして出来上がり。
トマトの挽肉詰め
焼いたトマトは、甘みが増しておいしいですよね。ボリュームがあるメニューです。
【材料】
トマト 4個
あいびき肉 150g
玉ねぎ 1/2個
にんにく 1かけ
パセリ
ナツメグ 少々
① トマトはヘタをくりぬいて、上の部分1/3を切りスプーンで種を取ってカップのようにします。
② 切り取った①のトマトは5mm角に刻みます。
③ 玉ねぎ、にんにく、パセリは千切りにしてください。
④ ボールに挽肉をいれて③と塩小さじ1/2、こしょう少々、ナツメグを加えてこねます。②を混ぜて4等分にして、①のトマトのケースに詰めます。
⑤ 耐熱容器にトマトを並べて、200度のオーブンで30分焼いて出来上がり。
トマトの作り置きメニュー
休みの日に大量に作っておきたい作り置きメニュー。
おいしいトマトの作り置きメニューを紹介します。
トマトソース
基本のトマトソースの作り方です。作っておくと、パスタや煮込み料理にとっても便利。
【材料】
完熟トマト 6個
玉ねぎのみじん切り 1/2個
にんにくのみじん切り 1かけ
セロリのみじん切り 1/2本
オリーブオイル 大さじ2
ローリエ 1枚
固形スープ 1/2個
トマトピューレ 100g
① トマトは熱湯に通して皮をむきます。横に半分に切って絞って種を取り除き3cm角に切ります。
② 深い鍋にオリーブオイルを熱し。玉ねぎを狐色になるまで炒めます。にんにくとセロリのみじん切りを加えて炒めます。
③ トマトを加えてひと炒めして、ローリエ、固形スープ、塩小さじ1、こしょう少々を加えて煮立ったら弱火にしてください。
④ 焦がさないように時々混ぜながら、弱火で30分煮ます。
⑤ 水分が飛んでぽってりしたら、トマトピューレを加えてさらに10分間煮詰めて出来上がり。
まとめ
トマトの正しい保存方法、おすすめのメニューなどを紹介しました。
トマトは赤く熟したものほど、リコピンがアップするので、赤くなったものを食べるのが栄養面でもいいですよね。
冷凍保存すると甘みが増すので、冷凍保存にむいているトマト。
おいしく熟したトマトを冷凍保存して、使ってくださいね。
トマトは、色々な料理に使うことができますので、おいしいトマト料理を楽しんでください!