赤ちゃんの離乳食でトマトはいつから食べて大丈夫?注意点と3つのポイント

スポンサードリンク

離乳食のはじめの頃は、赤ちゃんが母乳やミルク以外を摂取するための練習期間です。

少しでもおいしく、また食べたいと興味を持ってもらえるようにしたいですよね。

そんな離乳食初期の食材選びには、慎重になるお母さんも多いと思います。

離乳食初期にむいているのは、アクやクセがなくペースト状にできる野菜です。

そこで今回は、甘みがあり柔らかいトマトについて。

記事のポイントは3つです。

・赤ちゃんはトマトをいつから食べて大丈夫?
・赤ちゃんがトマトを食べるときの注意点
・赤ちゃんにおすすめのトマトレシピ

それでは解説していきます。

参考にしてみてください。

目次

赤ちゃんはトマトをいつから食べて大丈夫?

トマトは、離乳食の初期から食べられる野菜です。

トマトには、免疫力アップに効果的なビタミンCや余分な塩分を排出する働きのカリウム、そして抗酸化作用のあるリコピンや整腸作用のあるペクチンなどが含まれています。

ただし、歯が生えそろっておらず消化機能が未熟な赤ちゃんにとって、トマトの皮は飲みこみにくく、消化しにくいので下処理が必要です。

さらに、トマトによっては酸味が強いものも良くありますよね。

トマトの酸味は加熱によって和らげることができるので、食中毒予防も兼ねて加熱調理がおすすめです。

それでも酸っぱさが残る場合は、ミルクやお粥と混ぜると食べやすくなります。

赤ちゃんがトマトを食べるときの2つの注意点

赤ちゃんが安心しておいしくトマトを食べるために、気をつけてほしいポイントが2つあります。

それでは1つずつ見ていきましょう。

皮や種の下処理をする

離乳食期の赤ちゃんにとって、トマトの皮は飲みこみにくく、消化の負担になってしまいます。

また、喉や口の中にはりついて、誤嚥の危険もあります。

これは、トマトの種にも同じことが言えます。

少し手間はかかりますが、できれば離乳食が完了する頃までは皮と種を取り除いてあげるようにしましょう。

トマトの湯むき方法

①トマトのヘタを取り、ヘタの反対側に十字に浅く切り目を入れる

②沸騰した湯にトマトを入れる

③トマトの皮にしわが寄ったら、すぐに冷水につけて皮をむく

アレルギー症状に注意する

トマトを食べてアレルギー症状が出る頻度はそれほど高くありませんが、初めて食べるときには注意が必要です。

トマトで出やすいアレルギー症状は、口の中の痒みや腫れなどの違和感、じんましんなどがありますが、まれに喘息や呼吸困難などの全身症状が出ることもあります。

初めて食べるときは口の中などをよく観察するようにし、万が一の時の対応を考えて平日の午前中にしましょう。

赤ちゃんにおすすめのトマトレシピ

ここで、離乳食各期に合わせたおすすめトマトメニューを紹介します。

離乳食初期

基本のトマトペースト

材料

・トマト 1個

作り方

①トマトのヘタを取り、ヘタの反対側に十字に浅く切り目を入れる

②沸騰した湯にトマトを入れる

③トマトの皮にしわが寄ったら、すぐに冷水につけて皮をむく

④トマトを半分に切り、種を取り除く

⑤すり鉢や裏ごし器ですりつぶす

⑥製氷機などの小分けにして冷凍しておく

離乳食中期

トマトパンがゆ

材料

・トマト     1/4個
・玉ねぎ     1/8個
・ツナ水煮    大さじ1
・食パン6枚切り 1/2枚
・調整したミルク 100cc

作り方

①〝基本のトマトペースト″①~④の後、トマトを1/4個分細かく刻む

②玉ねぎを細かく切って、レンジか茹でて柔らかくする

③パンを細かくちぎる

④小鍋に調整したミルクを温め、①②③とツナを入れてさらに煮込む

⑤パンがトロトロになってきたら完成

離乳食後期

ナポリタン

材料

・マカロニ    30ℊ
・トマトペースト 40ℊ
・にんじん    5ℊ
・玉ねぎ     5ℊ
・ほうれん草   5ℊ
・鶏ひき肉    30ℊ
・ベビーコンソメ 1包(2~3ℊ)
・水       30cc

作り方

①マカロニを柔らかく茹でておく

②にんじん、玉ねぎ、ほうれん草を細かく刻み、鶏ひき肉と一緒に炒める

③具材に火が通ったら、トマトペースト、水、ベビーコンソメを入れて煮込む

④アクをとり、具材が柔らかくなったら完成

トマトペーストをまとめて作っておけば、いろいろな料理に応用することができますね!

まとめ

トマトは、離乳食の初期から食べられる野菜です。

トマトには、免疫力アップに効果的なビタミンCや余分な塩分を排出する働きのカリウム、そして抗酸化作用のあるリコピンや整腸作用のあるペクチンなどが含まれています

離乳食期の赤ちゃんにとって、トマトの皮や種は飲みこみにくく、消化の負担になってしまうので、離乳食が完了する頃までは取り除いてあげるようにしましょう。

トマトを食べてアレルギー症状が出る頻度はそれほど高くありませんが、初めて食べるときには口の中を痒そうにしたり、腫れていないか、またはじんましんが出ていないかなどに注意しましょう。

トマトには酸味の強いものもありますが、加熱やミルクを混ぜることなどで抑えることもできます。

最初の湯むきや種取りを乗り越えれば、いつものお粥や野菜スープに加えるだけで彩りも栄養価もぐっとあがります。

ぜひトマトをレシピに取り入れてみてください!