今日は私の祖母の教えを元に作った「玉ねぎトン汁」を紹介します。
私が幼いころ、忙しかった母に変わって私を育ててくれたのは祖母、そしてお料理をいろいろ教えてくれたのも祖母でした。
そんな教えの中で、最も印象的で今も私の料理の原点となっているのが、
「美味しければいいのよ」という言葉。
これは、何かの料理を作りたい時に材料が足りないと騒ぐ私に、「なければあるもので作ればいいの。美味しければそれで大丈夫だよ」というやさしい教えでした。
私の日々の料理のはこの教えが基本にあって、美味しく食べられることを何より大切にしています。
そこで今回紹介したいのが、たまねぎトン汁。
ある日、冷蔵庫の中にあるものだけでトン汁を作ってみたら、これが我が家で大ヒット。
もう、ビックリするくらいに美味しくて、明日も食べたい!と、子どもたちからリクエストをもらうくらいになりました。
そこで今回は、我が家の大人気メニュー、「玉ねぎトン汁」を紹介します!
目次
我が家の大人気メニュー、玉ねぎトン汁の作り方
本来のトン汁ならば、たくさんの食材で作るのがスタンダードですよね。
私もこの具だくさんのトン汁良く作ります。
しかし今日紹介するのは、最小限の具材で作る方の「玉ねぎトン汁」。メインの具材は玉ねぎと豚肉だけ。
何もなければそのままでいただきますし、何か冷蔵庫に具材となるものがあればそれを入れてもOKというとってもシンプルなトン汁です。
ということで、今回は賞味期限ギリギリセーフの豆腐があったので、玉ねぎ+ぶた肉+豆腐で作っていきたいと思います。
必要なキッチンツール |
|
たまねぎトン汁を作るのに必要なキッチンツールは全部で5点。特別なツールは不要です。
玉ねぎトン汁の材料 ※大人3人、子ども2人の材料として書いています。 |
≪食材≫
≪調味料≫
|
玉ねぎと豚肉以外の食材はなくても、あるいは冷蔵庫の残り物でもOKです。
たまねぎトン汁の調理ステップ |
|
玉ねぎトン汁は全部で5ステップです。通常の味噌汁を作るのにプラスして、炒める工程が追加されています。
※お肉の種類、好みによっては炒める工程はナシでもOKです。
ステップその1:食材をカットします。
まずは玉ねぎ4個。(小さ目)
いくら小さいサイズの玉ねぎとはいえ、味噌汁に玉ねぎ4個は多いと思われるかもですが、これがトン汁をおいしく仕上げる秘密です。
今回の玉ねぎはスーパーで1個10円で購入したのカナ?多分。
ですので占めて40円。
コスト的にも合格ラインです。
キレイに洗って皮をむいても、こんな感じで一部食べられない部分があります。
全部剥くのはもったいないので、こんな風にカットしていきます。
半分にカットして、根っこが映えていたおしりの部分も取り除きましょう。
そしてスライスしていきます。
厚みはこれくらい。
余りこだわりはありませんが、薄すぎるくらいがちょうど良いと思いつつ、無理のない範囲でカットしていきましょう。
こんな感じで玉ねぎ4個全部をカットしていきます。
玉ねぎカットのポイント |
(やわらかく仕上げたいなら、繊維を断ち切りますが、ある程度の食感が欲しいなら繊維を残す方向でカットしましょう。) |
今度は豚肉です。
豚肉の種類は、バラ、ミンチ、こま切れ肉、しゃぶしゃぶ用と、薄切りであれば何でもOKです。
今回は肩ロースのこま切れ肉を使用しました。
冷凍だったので生解凍モードでチンします。
一口大にカットしましょう。
とはいえ、こま切れ肉を伸ばして並べてカットするのはとっても手間がかかりますので、私の場合は全体を中央にぐっと寄せます。
まるで一枚のお肉のように。それをあたかも一枚のお肉をカットしていくように切り分けていきます。
そうすれば、なんとなく一口大になっていますのでOKかと思っています。
ですが、お肉のサイズをそろえたい、キレイに仕上げたいという場合は、お肉を開く⇒並べる⇒カットとしてくださいね。
これで食材の準備は完了です!
豚肉カットのポイント |
|
ステップその2:食材を炒めます。
我が家の場合、私がある程度豚肉の油を溶かしてカットしたい、ちょっと香ばさが欲しい派なので豚肉を少し油で炒めます。
※お肉の状態にこだわりがないなら、炒める工程は省いても全然OKです。
お鍋に油を入れてお肉を炒めていきます。
炒め具合は、全体がこんがりときつね色になる程度でOKです。
この後煮込みますので、多少赤い部分が残っていても全然大丈夫です。
炒めるのはお肉だけですので、炒め工程はこれにて完了です。
後は煮込みのステップで加熱調理していきます。
豚肉を炒める時のポイント |
|
ステップその3:煮込みます。
カットした玉ねぎ全部をお鍋にドサッと入れていきます。
「全部入りきるの?」と心配になりますが、お鍋がのフタが持ち上がるくらいでも加熱するとカサが減っていきますので大丈夫です。
ここで、お水をまずは100ml投入します。
一旦お水はこの分量でOK。玉ねぎからいくらか水分が出てきます。
一旦フタをして煮込んでいきます。
煮込んで10分ほど経過したら、ここで豆腐を投入します。
私はいつも豆腐はカットせず......
スプーンを使用します。
カットするよりも断面がギザギザになりますので、その分味が染み込みやすくて美味しいデス。
見た目もキレイに仕上げたいので、一口大に丸くすくってお鍋に入れていきます。
これはカットするよりもある意味面倒かもしれないですが、こっちの方が美味しいのでココだけは手間を惜しまずに毎回この方法にしています。
豆腐2丁を全部乗せたらこんな感じ。
ワイルドですよね(^_^.)
火を弱めてから、更に10分程度煮込みます。
ここで、玉ねぎと豆腐から出てきた水分である程度お鍋の中がタプタプしてきます。
水分が足りているならそのままでOKです。
もし、水分が少なければ必要な量を足して行きます。
今回はほんのちょっと足りないカナという感じでしたので、50mlくらいの水を足しました。
煮込む時のポイント |
※お鍋の種類によっては焦げ付くことがありますので、火加減には十分注意しましょう。 |
ステップその4:味付けをします。
沸騰したら、料理酒、和風だし、お味噌で味を調えて、一煮立ちすれば完成です!
ステップその5:盛り付けます。
今日の玉ねぎトン汁は我が家の大人気メニューですので、普段よりもちょっと大きめの器に多めに盛り付けます。
このままでも良いのですが、色合い&栄養価をちょっとでも加えたいので、刻みネギをのせて完成です!
美味しくて、体があったまるよ~。
熱いので気を付けて召し上がれ(*^_^*)
玉ねぎトン汁のオススメの具材
ここからは、一緒に入れると美味しいオススメの具材を紹介します。
冷蔵庫のお片付け時に活用してみてくださいね(*^_^*)
お肉の種類 |
|
一般的な野菜 |
などなど、なんでもOKです。 個人的にオススメなのがとろろいも。煮込むとほっくほくになって超美味デス(*^_^*) |
入れると美味しい加工品 |
などなど ソーメンはちょっと塩分があるので、薄めの味付けに仕上げておきましょう。 |
冷蔵庫にあるものだけで作った玉ねぎトン汁は絶品のお味でした。
今日は玉ねぎで作るトン汁を紹介しました。
「美味しければいいのよ」亡き祖母のやさしい教えて生まれた我が家の大人気メニューがこの玉ねぎトン汁です。
豚肉と玉ねぎだけで作っても十分美味しいのですが、豆腐を加えることで栄養価も美味しさもかなりのグレードアップです。
普通のトン汁は具だくさんなので作るのがちょっと大変に感じることも。
でも、玉ねぎトン汁なら気楽に作れて美味しいですので、良かったら挑戦してみてくださいね。
もしかすると、あなたの家でも人気メニューになるかもしれません。