冬瓜は、冬という文字が入っているので、冬が旬の野菜だと勘違いしていませんか?
実は旬の時期は7月~9月と、夏の野菜なんですね。
夏になるとスーパーなどに並ぶようになる冬瓜ですが、丸のままだと保存性が高く、冬まで保存することができることから、冬瓜という名前がついたのです。
食べるとみずみずしさを感じる冬瓜ですが、それもそのはず!
実の部分の95%は水分で、あまり栄養成分はありません。
でも、その分とても低カロリーなので、たくさん食べてもカロリーが低く、ダイエット食材としておすすめ。
皮部分は、ユウガオの代わりにかんぴょうとして使うこともできます。
冬瓜は保存性に優れている野菜ですが、正しい保存方法で保存しないと劣化します。
ここでは、冬瓜の正しい保存方法と消費期限、おすすめのメニューなどを紹介します。
目次
冬瓜はどのくらい日持ちする?賞味期限は5日!
冬瓜は状態によって保存期間が変わってきます。
一番保存期間が長いのが、丸のままの冬瓜ですが、なかなか1個丸ごとは買ってこないし使い切れないですよね。
丸のままの冬瓜を選ぶときは、皮が濃い緑のもので持ったときにずっしりと重いものがおいしいので選んでください。
カットして売っているものを選ぶときは、冬瓜の切り口が真っ白なもの。
すが入っていなく、種までびっしりと実が詰まっているものが新鮮でおいしいです。
カットした部分から乾燥して、黄色く変色しやすくなるので、必ず白いものを購入してくださいね。
また、皮の表面が粉をふいているものは完熟して食べごろなので、すぐ食べるにはいいですが、長期保存にはむきません。
冬瓜の保存方法!
冬瓜は丸のままのものとカットしたものでは、保存方法も、保存期間も違います。
冷蔵でも冷凍でも保存できるので、保存期間によって適した保存方法を選んでください。
正しい冬瓜の保存方法を紹介します。
冬瓜の正しい冷凍保存方法
冬瓜を冷凍保存するときは、皮をむいて種と綿を取って、使いやすい大きさに切ります。
皮は固いので厚めにむくようにしましょう。
5mm~7mmを基準としてむきます。
重ならないように冷凍用の保存袋に並べて、保存します。
凍ったまま使うことができるので、料理のときはとても便利。
冷凍での保存期間は1ヶ月です。
冬瓜の正しい冷蔵保存方法
冬瓜のカットしたものを購入したときは、冷蔵庫で保存します。
冬瓜は水分が多い野菜なので乾燥が敵。
カットした部分から水分が抜けて変色してしまうので、カットした部分を乾燥させないように保存するのが大切です。
冷蔵で保存するときは、傷みやすい種と綿を取って、キッチンペーパーに包み、ラップで包んで、野菜室で保存しましょう。
冬瓜は冷蔵保存で5日は持つ野菜です。
その他の方法
冬瓜は丸々1個の場合、常温で保存が可能、しかも保存期間も1~3ヶ月ととても長いです。
まるまる1個保存する場合は、新聞紙で包んで、風通しのよい冷暗所に保存します。
長く保存できるので、まるで一個購入するといざというときの保存野菜になりますね。
ワンポイントアドバイス
冬瓜は、水分が多いので傷みやすい野菜です。
すぐに食べるとみずみずしい冬瓜を味わうことができます。
長期で保存するときは、冷凍保存がいいですね。
冷蔵保存するときは、切り口から乾燥しますので、乾燥させないように保存するのがポイントです。
冷凍しておいた冬瓜を使った4つのメニュー
冷凍した冬瓜は、そのまま料理に使うこともできますし、少しの間自然解凍するだけで、すぐに使うことができます。
おすすめの冷凍した冬瓜を使ったメニューを紹介します。
冬瓜と手羽先の煮物
鶏のだしが冬瓜にしみこんで、とてもおいしい煮物。
鶏も冬瓜も柔らかくてトロトロです。
【材料】
冷凍冬瓜 1/2個分
手羽先 12本
★ だし汁 3カップ
★ 酒50ml
★ 醤油 大さじ3
★ みりん 大さじ2
★ 砂糖 小さじ2
水溶き片栗粉 適量
① 冬瓜は皮をむいて種と綿を取って、食べやすい大きさに切り冷凍したものを使います。
② 鍋にたっぷりの水を入れてわかし、冬瓜を2~3分下ゆでしてザルにとり水気をきります。
③ ★の材料を煮立てて、鶏肉と冬瓜を入れて煮ます。
煮立ったらアクを取って弱火にして15~20分ほど煮込みます。
④ 材料が柔らかくなって味がしみこんだら、水溶き片栗粉を入れてとろみをつけて出来上がり。
冬瓜のスープ
トロトロに煮込んだ冬瓜のスープです。
あんかけと絡んでおいしい仕上がりです。
【材料】
冷凍冬瓜 1/4個
鶏ひき肉 150g
小がすりおろし 少々
だし汁 800cc
だし醤油 大さじ4
酒 大さじ1
水溶き片栗粉 大さじ1
① 冬瓜は皮をむいて種と綿を取り一口大に切ったものを、凍ったまま使います。
② 鍋に冬瓜、鶏ひき肉、だし汁を入れて火にかけます。
沸騰したら中火にして、アクを取ります。
③ アクを取ったら、だし醤油、酒、しょうがを加えて、冬瓜に火が通るまで煮込みます。
④ 塩コショウで味を調整して、水溶き片栗粉を入れてとろみをつけて出来上がり。
冬瓜ステーキ
冬瓜なのにステーキ!ソースがおいしいおすすめのメニューです。
【材料】
冷凍冬瓜スライス 6枚
豚桃薄切り 6枚
塩 適量
こしょう 適量
小麦粉 適量
万能ねぎ 少々
★ バルサミコ酢 大さじ2、酒大さじ2、みりん大さじ2、蜂蜜大さじ1、醤油大さじ1
① とうがんは種と綿を取り、皮をむいて薄くスライスして冷凍したものを使います。
② 冬瓜を解凍し、下ゆでして冷水に取りザルにあげて水分を切ります。
③ 豚肉を広げて両面に塩コショウを振ります。
冬瓜に豚肉を巻きます。
軽く小麦粉を振ります。
④ 豚肉のまき終わりを下にして焼き、裏返して全体を焼きます。
⑤ ★の調味料を加えて、絡めながら煮詰めます。
照りが出たら、万能ネギを散らしてできあがり。
冬瓜のカレー炒め
カレー風味がとてもあう冬瓜のカレーいためです。
【材料】
冷凍冬瓜 1/4個
鶏胸肉 1/2枚
たけのこ 1/6
酒大さじ1/2
醤油 大さじ1
カレー粉 大さじ2
① 冬瓜は皮をむいて、イチョウ切りにして冷凍したものを使います。
② たけのこもイチョウ切り、胸肉はゆでて火を通し手で裂いておきます。
③ フライパンにサラダ油をひいて、すべての材料を入れて炒めます。
冬瓜がしんなりしたら、調味料をすべて加えて、いためて調味して出来上がり。
冬瓜の作り置きメニュー
ダイエットにもおすすめの冬瓜。
作り置きしとくと、お腹すいたときに食べられる低カロリー食となるのでいいですよね。
おすすめの冬瓜の作り置きメニューを紹介します。
冷たい冬瓜の煮物
夏にぴったりの常備菜。
冷蔵庫で冷やして食べてください。
【材料】
冬瓜 1/4個
水 400cc
出しの素 小さじ1
醤油 小さじ1
塩 小さじ1/2
ハリしょうが ひとかけ
① 冬瓜は皮を厚めにむいて、種と綿を取り出し、一口大に切ります。
② 冬瓜がひたひたに浸かるくらい水を入れて、調味料を入れて火にかけます。
③ 冬瓜が柔らかくなったら、粗熱をとって冷蔵庫で冷やします。
④ 食べるときにハリしょうがをのせてできあがり。
冬瓜の皮のきんぴら
冬瓜の皮はいつもすててしまいますが、きんぴらにするとおいしい常備菜になります。
【材料】
冬瓜の皮 150g
にんじん 50g
唐辛子 1本
ごま 少々
酒 小さじ1
砂糖 小さじ1
鶏がらスープの素 小さじ1
醤油 小さじ1/2
ごま油 少々
サラダ油少々
① 冬瓜の皮を厚めに切って、細切りにします。
② にんじんも細切りにして。
唐辛子は種を取ります。
③ フライパンに油をいれて唐辛子を加えて炒めます。
④ 中火で冬瓜の皮を入れて3分炒め、にんじんを加えます。
⑤ にんじんに火が通ったら、酒、砂糖、鶏がらスープのもとを入れて、あわせます。
⑥ 醤油とごまをいれ、ごま油をまわしいれて出来上がり。
まとめ
夏が旬の冬瓜の保存方法、おすすめのメニューなどを紹介しました。
夏の時期にしか見ることがないので、丸々一個買って冷凍保存や常温保存がおすすめ。
水分が多い野菜なので、乾燥に注意して保存してください。
ダイエットにもおすすめの冬瓜を、おいしく食べてくださいね。