豆苗は、シャキシャキとした食感と甘さがおいしく、食べた後、成長するのを待って、もう一度楽しむことができるお得な食材です。
豆苗はえんどうの若葉で、元は中国の高級食材として食べられていました。
β-カロテンを豊富に含んだ食材で、そのほかにもビタミンE、葉酸、ビタミンCも豊富に含まれていて、値段も安いのでとても助かる食材ですね。
昔からある食材ではないので、保存方法や食べ方がわからない人も多いのではないでしょうか?
ここでは、そんな方のために豆苗の正しい保存方法、消費期限、おすすめのメニューを紹介します。
ぜひ、参考にしてくださいね♪
目次
豆苗はどのくらい日持ちする?賞味期限は10日!
豆苗は、正しい方法で保存すると10日は保存が可能です。
長持ちさせるためにも、新鮮な豆苗を選ぶのが大切。
旬の時期は3~5月と春の時期で、おいしく食べることができます。
豆苗を選ぶときは、葉の緑色が濃いものを選びましょう。
葉が黄色に変色しているものは、劣化しているので避けましょう。
根付きとカットしたものが売っていますが、根付きのものが長く持ちますし、2度目の収穫があるので断然お得。
根付きのものは、茎が伸びすぎているものは成長しすぎの可能性があります。
カットしたものは、切り口が茶色く変色していないものを選びましょう。
豆苗の保存方法!
豆苗は、乾燥に弱いので乾燥させないように保存するのが大切。
冷蔵でも冷凍でも保存できる豆苗の、正しい保存方法を紹介します。
豆苗の正しい冷凍保存方法
豆苗は冷凍保存が可能で、冷凍保存のほうが長く保存することができるのでおすすめ。
冷凍するときは根元からカットして、冷凍用の保存袋に入れて保存します。
使うときは、凍ったまま料理に使うことができるので便利。
豆苗は冷凍で1ヶ月の保存が可能です。
豆苗の正しい冷蔵保存方法
豆苗を冷蔵庫で保存するときは、2つの方法があります。
1つ目は、根付きの豆苗を購入したパッケージのまま保存する方法です。
葉がつぶれてしまわないように、パックを立てて保存します。
根が乾かないように水を足しながら保存します。
もうひとつは、根元からカットして保存容器にいれ、豆苗が隠れるくらいのひたひたの水を入れて蓋をして保存します。
水は3日に1回取り替えてください。
この方法だと、保存しながら次の豆苗を育てることができるので便利ですね。
温度が下がらないように、野菜室で保存してください。
豆苗は、冷蔵で10日間保存することが可能です。
ワンポイントアドバイス
豆苗は切り落とした根元を水に浸しておくと、新たな豆苗が成長して、2週間くらいで再収穫が可能なお得な野菜です。
豆苗を購入するなら、根付きのものを購入して再収穫がするのが絶対おすすめ!
再び育てるときは、カットするときに注意が必要。
根元ギリギリをカットしないで、芽を残してカットしてください。
育てるときは、外ではなくて日当たりのよい室内で栽培してください。
水の交換は1日1回が目安です。
また、3回目も栽培したいと思うかもしれないですが、茎が細くなって食べられる部分がすくなくなりますし、衛生的な面から考えても2回でやめておくのがいいでしょう。
冷凍しておいた豆苗を使った5のメニュー
冷凍した豆苗は、凍ったまま炒め物やスープに調理することができます。
おすすめの冷凍豆苗を使ったメニューを紹介します。
豚肉と豆苗の炒め物
さっとできる簡単おかず。
にんにくが効いた炒め物です。
【材料】
豚こま肉 150g
にんにく 1/2かけ
もやし 1/2袋
冷凍豆苗 1袋分
ごま油 大さじ1
薄口醤油 大さじ1
酒 小さじ1
こしょう 適量
塩 少々
① 豆苗は半分の長さに切って保存したものを、凍ったまま使います。
② にんにくはみじん切りします。
③ フライパンにごま油を入れて、にんにくをいためて香りが出たら豚肉を入れます。
塩コショウで味付けします。
④ 豚肉の色が変わったら、もやしをいためて、豆苗を入れます。
⑤ 醤油、酒を入れて手早く炒めて出来上がり。
豆苗とザーサイのスープ
塩漬けのザーサイを使うので味付けが不要です。
ボリュームがあるので食べ応えがありますね。
【材料】
塩漬けザーサイ 100g
豚こま 100g
冷凍豆苗 1袋
水 800cc
★ 酒 おさじ1
★ 醤油 大さじ1/2
片栗粉 大さじ1/2
油 大さじ1
① ザーサイの塩漬けは細切りにして、★をもみこみ、下味をつけ片栗粉をまぶします。
② 豆苗は5~6cmにざく切りして冷凍したものを使います。
③ 鍋に油をひいて、豚肉を炒めます。
色が変わったら水を加えてください。
④ 沸騰したらアクを取りザーサイと豆苗を加えます。
⑤ 煮立ったら出来上がりです。
ほうれん草と豆苗のおひたし
栄養もあるしとっても簡単なおひたし、えびやツナを加えてもいいですね。
1品加えたいときにおすすめです。
【材料】
冷凍豆苗 1パック
ほうれん草 1/2束
しらす 適量
すりごま 小さじ1
かつおぶし お好み
だし醤油 適量
① 冷凍した豆苗とほうれん草をゆで、よくしぼってから食べやすく切ります。
② ①に知らすとすりごま、かつお節を加えて、だし醤油を混ぜて出来上がり。
豆苗の卵焼き
ボリュームが合って、食感が嬉しい卵焼き。
お弁当にもおすすめです。
【材料】
卵 2個
豆苗 1/4束
干しえび 大匙1
鶏がらスープの素 小さじ1/2
醤油 少々
水 大さじ1.5
ごま油 適量
① 卵を溶いて、細かく切って冷凍した豆苗と干しえび、鶏がらスープの素、醤油を入れてよく混ぜます。
② 卵焼き用フライパンにごま油を引いて、①を半量入れてクルクル巻きます。
③ 残りの半量を入れて、同じように巻きます。
④ 焼きあがったら出来上がり。
豆苗のクリームパスタ
【材料】
パスタ 2束
玉ねぎ 1/2個
しめじ 1パック
ウインナー 5本
豆苗 1パック
バター 大さじ2
おろしにんにく 小さじ2
水 500cc
コンソメ 2個
牛乳 200cc
醤油 小さじ1/2
とろけるチーズ ひとつかみ
粗挽きこしょう 適量
パセリ 適量
① 豆苗はざく切りにして冷凍したものを使います。
② 玉ねぎは薄くスライス、しめじは石づきを切ってほぐします。
ウインナーは斜めに半分。
③ 鍋にバターを入れて熱し、にんにくを入れます。
香りが出たら、玉ねぎ、ウインナーしめじを入れて炒めます。
④ 玉ねぎがしんなりしてウインナーがパリッとしたら水を入れて、沸騰したらコンソメを入れます。
⑤ 蓋をして煮込みます。
⑥ パスタをゆでます。
規定時間より1分早めに上げます。
パスタが茹で上がる3分前に豆苗を入れて1分湯がきます。
⑦ スープの鍋に、牛乳と醤油を加えて弱火にします。
とろけるチーズを入れて混ぜます。
⑧ パスタを湯切りして、スープの鍋に入れて絡めて、仕上げにブラックペッパーと塩を振って出来上がりにパセリを振ります。
豆苗の作り置きメニュー
豆苗のメニューをあまり知らない方のために、便利な作り置きメニューを紹介します。
豆苗のナムル
作り置きしておくと、1品ほしいときにとっても便利です。
【材料】
豆苗 1袋
塩 小さじ1/2
粒こしょう 少々
味の素 少々
ごま油 小さじ1
いりごま 適量
① 豆苗はさっとゆでて、しっかり水切りします。
② 豆苗の粗熱が取れたら、調味料とよく混ぜ合わせて、冷蔵庫において味をなじませて出来上がり。
豚肉の豆苗巻き
シャキシャキの食感がおいしい豆苗巻き。
色々なものにまいて食べられる豆苗ですが、オーソドックスな豚肉まきです。
【材料】
豆苗 1袋
豚肉ロース 6枚
塩コショウ 少々
ごま油 適量
みりん 大さじ3
濃い口醤油 大さじ3
山椒 適量
① 豚ロースに塩コショウして下味をつけます。
豆苗は3等分にします。
② 豆苗を6つに分けて、豚ロースできつく巻いていきます。
③ フライパンにごま油を引いて、巻き終わりを下にして焼き、醤油を加えて煮詰めながら、コロコロと転がして全体を焼きます。
④ 山椒を振りかけて出来上がり。
豆苗のサラダ
値段も安い節約レシピです。
切ってあえるだけなのに箸が止まらないメニュー。
【材料】
豆苗 1袋
ツナ缶 1缶
塩昆布 適量
鶏がらスープの素 小さじ1
ごま油 大さじ1
ごま 適量
塩 少々
① 豆苗は根を切り離し、3等分に切ってよく水を切ります。
② 豆苗とすべての材料を合わせて混ぜ合わせます。
まとめ
豆苗は値段も安くておいしい野菜ですが、再収穫できるのがなんといってもうれしいですよね。
乾燥に弱い野菜なので、保存するときは乾燥しないように水分を補給しながら保存するのがポイント。
長期間使わないときは、冷凍保存してください。
凍ったまま料理に使うことができるので、とても便利です。
炒め物、スープなどおすすめのメニューも紹介していますので、参考にしてください。