大豆からできており、優しい味わいで親しまれている豆乳。
たんぱく質や不飽和脂肪酸、イソフラボンなど、健康や身体によい成分がたくさん含まれており、ダイエットや老化予防としても注目を浴びていますね。
そのまま飲んでもよいですし、お料理やコーヒー、ココアなどの飲み物と混ぜて飲むこともでき、簡単に摂取しやすい飲み物です。
茹でたり潰したり、ペースト状にする必要がないので、離乳食にも取り入れやすそうですよね♪
栄養たっぷりなので、赤ちゃんにも飲ませようか迷っているお母さんも少なくありません。
しかし、実際に赤ちゃんに飲ませようかなと思っても、色々な不安や疑問が出てきます。
「赤ちゃんはいつから豆乳を飲んでもいいの?」
「赤ちゃんに豆乳を飲ませる時に気を付けることはある?」
「豆乳を使った離乳食のレシピが知りたい!」
などのモヤモヤを解消して、安心して赤ちゃんに豆乳を飲ませていきましょう。
また、豆乳にも種類があり、赤ちゃんに向いているものやそうでないものがあります。
今回は、赤ちゃんと豆乳について下記の内容で詳しくみていきましょう。
・赤ちゃんが豆乳を飲むことができる時期
・豆乳を飲ませる時の5つの注意点
・ゴックン期のおすすめレシピ
・モグモグ期のおすすめレシピ
・カミカミ期のおすすめレシピ
・パクパク期のおすすめレシピ
離乳食の進め方や、作り方、豆乳を取り入れようか悩んでいるお母さんの参考になれば嬉しいです♪
目次
赤ちゃんは豆乳をいつから飲んでも大丈夫なの?
豆乳は、離乳食期の赤ちゃんにとっても、優しい味わいなので比較的飲みやすい飲み物です。
大豆が使われているので、大豆アレルギーの心配はありますが、基本的には、離乳食初期の「ゴックン期」から、少しずつ飲ませてあげても大丈夫です。
のちほどご紹介しますが、大豆のみで作られている無調整豆乳を飲ませるようにします。
料理やデザートを作るときの材料としても大活躍してくれますし、牛乳の代用にもなります。
乳アレルギーの赤ちゃんにも、豆乳で代用できるお料理が多いので、とても便利です。
離乳食のレシピの幅が増え、しかも栄養もたっぷり摂ることができるので、離乳食に向いた食材のひとつと言えるでしょう。
初めのうちは、必ず加熱をして、離乳食初期の赤ちゃんにとっては濃い味なので、水で2倍に薄めてからスプーン1~2杯から始めてみましょう。
赤ちゃんに豆乳を飲ませる時に気を付けてほしい5つのこと
豆乳の選び方に気を付ける
豆乳には、無調整豆乳と調整豆乳、豆乳飲料の3種類があり、大豆の含有量やカロリー、添加物などの、栄養成分などが違います。
無調整豆乳とは、大豆と水だけで作られており、原材料は大豆のみになっています。
調整豆乳は、大豆が6%以上含まれており、砂糖や塩、油や添加物が加えられています。
そのため、無調整豆乳よりは調整豆乳のほうが飲みやすいと言われています。
最後の豆乳飲料は、大豆が2%以上含まれたもので、調整豆乳にプラスして、果汁やコーヒーなどが加えられています。
赤ちゃんには、基本的には添加物や調味料はあまり与えないので、豆乳を選ぶ際には、必ず無調整豆乳を選ぶようにしましょう。
大豆アレルギー
豆乳には、大豆が含まれているので、納豆や枝豆、味噌や豆腐、醤油などでアレルギー反応がある場合には、大豆によるアレルギーの可能性もあるので、離乳食期には食べさせるのを控えましょう。
初めて大豆を赤ちゃんに食べさせるときには、病院が空いている平日の午前中に、まず一口だけ食べさせ、1日赤ちゃんの様子をみておくようします。
アレルギーの症状が現れたときには、早めにかかりつけ医に相談してください。
アレルギーの症状としては、早い場合には、食べてから数分~2時間くらいで症状が現れ、かゆみや口の周りの腫れ、蕁麻疹、嘔吐や鼻水、呼吸器の異常などがあり、重度の場合には意識障害や血圧低下、アナフィラキシーショックを引き起こす場合があります。
大豆に含まれているたんぱく質が原因でアレルギー反応を起こします。
しかし、大豆アレルギーだからと言って、他の豆類でアレルギーが出る場合は少ないので、医師の指導のもと離乳食のメニューなどを話し合っていきましょう。
加熱すること
豆乳は、製造の段階で、加熱、殺菌されており、そのまま飲ませても安心ではありますが、念のため、1歳未満の赤ちゃんに与える時には、加熱してから飲ませるようにしましょう。
1歳以降はそのままでもOKです。
豆乳は沸騰すると、分離して湯葉が浮いていきます。
湯葉をとってあげて飲ませてもよいですし、弱火でゆっくりと温めることで、湯葉ができにくくなります。
賞味期限を守ること
基本的には、どの食品においても、賞味期限を守って赤ちゃんに食べさせるようにしましょう。
食中毒や細菌が繁殖しているものなどもあり、腹痛や嘔吐などの原因になりかねません。
豆乳は、賞味期限内であっても、開封後は2日以内に飲みきるようにしましょう。
封を切った瞬間から、菌が繁殖し始めています。
赤ちゃんに飲ませるものは、できれば、鮮度の高いうちに飲ませてあげるとよいですね。
冷凍するときは調理してからが良い
豆乳が余ってしまうこともよくあります。
そのときには冷凍保存で長期保存しておきたいですね。
しかし、豆乳は、冷凍すると成分が分離してしまい、美味しくなくなってしまいます。
豆乳を冷凍する場合には、一度調理してから、氷冷器などで冷凍保存することをおすすめします。
ホワイトソースやポタージュなどにして、冷凍保存しておくと、毎日の離乳食作りのときに活躍してくれますよ♪
ゴックン期(生後5~6か月頃)のおすすめレシピ
いちご豆乳煮
<材料>
・いちご 50g
・無調整豆乳 大さじ2
・熱湯 大さじ1.5
<作り方>
1.いちごは洗ってからへたを取り除き、つぶしておきます。
2.小さめの鍋に、いちごと豆乳、熱湯をいれて、ひと煮立ちさせたら出来上がりです。
3.氷冷器にいれて、冷凍保存もできます。
じゃがいもの豆乳ポタージュ
<材料>
・じゃがいも 1個
・玉ねぎ 4分の1個
・水 50㏄
・無調整豆乳 150㏄
<作り方>
1.じゃがいもと玉ねぎは皮をむいて、水50㏄を入れた鍋にいれ、やわらかくなるまで茹でます。
2.野菜に火が通ったら、豆乳を加え、弱火で沸騰しないように3分加熱します。
3.火をとめて粗熱をとったら、ブレンダーにいれてなめらかにし、出来上がりです。
モグモグ期(生後7~8ヶ月頃)のおすすめレシピ
豆乳プリン
<材料>
・片栗粉 大さじ1
・水 大さじ2
・豆乳 150㏄
・砂糖 少々
<作り方>
1.豆乳を電子レンジにいれて、500wで2分ほど加熱します。
2.1に水溶き片栗粉、砂糖をいれて、かきまぜ、再度電子レンジで1分加熱します。
3.粗熱が取れたら、プリンカップなどの容器にいれて、冷蔵庫で冷やし固めて完成です。
鮭と野菜の豆乳スープ
<材料>
・生鮭 10g
・大根 10g
・にんじん 10g
・さつまいも 10g
・ほうれん草(葉) 5g
・豆乳 50ml
・だし 300ml
<作り方>
1.大根とにんじん、さつまいもは皮をむいて5㎜角に切り、さつまいもは水につけておきます。
2.ほうれん草の葉の部分はやわらかくなるまでさっとゆで、みじん切りにします。
3.鮭は骨と皮を取り除いておきます(刺身用でもOK)。
4.鍋にだしと、野菜をいれて、野菜がやわらかくなったら、鮭をいれます。
5.鮭に火が摂ったら、具材を取り出し、鮭を小さくほぐします。
6.煮汁の量を50mlにし、豆乳と、具材を戻し入れ、弱火で3分加熱します。
7.器に盛ったら出来上がりです。
バナナの豆乳煮
<材料>
・完熟バナナ 8分の1本
・豆乳 大さじ2
<作り方>
1.バナナの皮をむき、フォークでつぶします。
2.耐熱容器に、バナナと豆乳をいれて、600wの電子レンジで30秒加熱します。
3.取り出してよく混ぜ合わせたら出来上がりです。
カミカミ期(生後9~11ヶ月頃)のおすすめレシピ
豆乳フレンチトースト
<材料>
・食パン 6枚切り1枚
・卵 20g
・無調整豆乳 30㏄
・砂糖 少量
・サラダ油 少量
<作り方>
1.食パンは耳を切り取って、16等分にします。
2.溶き卵と豆乳と砂糖を混ぜ合わせます。
3.1の食パンの2に浸して、冷蔵庫で30分寝かせます。
4.熱したフライパンに油をひき、食パンを並べ、蓋をします。
5.弱火で3~5分程焼き、ひっくり返して3分焼きます。
6.しっかりと泣かんで火が通ったら出来上がりです。
豆乳シチュー
<材料>
・玉ねぎ 40g
・じゃがいも 30g
・にんじん 10g
・水 100㏄
・豆乳 100㏄
・米粉 10g
・ベビー用粉末だし 小さじ1
<作り方>
1.野菜を1㎝角に切り、やわらかくなるまで茹でておきます。
2.鍋に、野菜と水、豆乳、米粉をいれて、よく混ぜ合わせてから、中火で加熱します。
3.ゆっくりかき混ぜながら加熱し、5分ほどでとろみがついてきたら出来上がりです。
パクパク期(1歳~1歳半頃)のおすすめレシピ
さつまいものパウンドケーキ
<材料>
・さつまいも 150g
・薄力粉 100g
・ベーキングパウダー 6g
・豆乳 100ml
<作り方>
1.さつまいもはさっと洗ってホイルを巻き、トースターで焼きます。
2.皮をむき、ボウルに入れて、スプーンでつぶしてなめらかにします。
3.オーブンを180度に予熱しておきましょう。
4.小麦粉とベーキングパウダーを2のボウルにふるい入れて、混ぜ合わせます。
5.豆乳を少しずつ加えながら混ぜ合わせていきます。
6.パウンドケーキ用の型にシートを敷き、生地を流しいれます。
7.オーブンで30分焼いたら出来上がりです。
リンゴのパンケーキ
<材料>
・りんご 80g
・卵 1個
・小麦粉 80g
・ベーキングパウダー 3g
・豆乳 20㏄
<作り方>
1.リンゴはすりおろして、卵と豆乳と混ぜ合わせます。
2.1のボウルに小麦粉とベーキングパウダーをいれ、よく混ぜ合わせます。
3.テフロン加工のフライパンを熱して、濡らしたナプキンにジュ―っと5秒ほどのせます。
4.2の生地を流し込み、弱火で焼きます。表面にぽこぽこ穴ができ始めたらひっくり返します。
5.ひっくり返して1分ほど焼いたら出来上がりです。
まとめ
大豆からできた豆乳は、栄養もたっぷりと含まれており、調理加工もしやすいので、離乳食に向いている食材です。
しかし、賞味期限や、大豆アレルギーなど注意点もあるので、赤ちゃんの様子を見ながら飲ませる量を調節してみましょう。
おやつやご飯にも使うことができるので、レシピの幅も広がりますよ♪