妊娠中の通勤が辛い!影響や流産リスクと妊婦の通勤を楽にする4つの方法

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妊婦さんの通勤は、妊娠前よりずっと気をつかうところが多いですね。

通勤時に危ないことはないか、気分が悪くなったらどうしよう…などなど。

特に、つわりの激しい時期は不安も大きいものです。

心配なことがたくさんあるという人も、いるのではないでしょうか。

赤ちゃんとご自身の安全のために、気がかりなことはできるだけ減らしたいですね。

そこで、妊婦さんが職場に通勤するときに知っておきたい4つのことをまとめてみました。

目次

通勤時の満員電車には心配がいっぱい

妊婦さんの通勤で不安の大きい要素と言えば、やはり満員電車。

身動きが取れないほどギュウギュウの車内では、危険なことも多いですね。

考えられるトラブルの大きなものはこの辺り。

  • 気分が悪くなってしまう
  • めまいや立ちくらみ

妊婦さんはホルモンの乱れも激しいもの。

ですから、思わぬところで問題に見舞われることも多いのです。

上の項目から順番に、対処法をご紹介して行きます。

通勤電車の中で気分が悪くなるのを予防するには?

妊娠5週目~16週目程度までは、特につわりが心配な時期。

今までは気にならなかったような、ちょっとしたことでも気分の悪さが襲って来ますよね。

つわりで起こる気持ち悪さを、完全に予防することは難しいものです。

けれど、できるだけつわりを抑えるための工夫はできますよ。

代表的なものはこちら。

  • においよけのマスクをする
  • のぼせやすい人は防寒具をはずす
  • 首元を冷やせるグッズをつかう
  • 水筒やペットボトルを持つ
  • 飴やクッキーなどの小さなお菓子を持つ

この5点を意識してください。

満員電車には、とにかくたくさんの人が乗っています。

色々なにおいが感じられて、気分が悪くなってしまうことも多いですよね。

それを避けるために、マスクをしておくことがオススメ。

完全にとは行きませんが、ある程度においよけをすることができます。

寒い時期の暖房でボーっとしてしまいやすい人は、防寒具をはずして。

全部ではなく、マフラーなど一部だけでも大分効果を感じられます。

それでも暑いという人は、ネッククーラーなど首元を冷やせるグッズをつかってみては。

首のまわりには大きな血管が走っていますので、ここを冷やすとスッキリします。

ホルモンの影響で、唾液が多くなる妊婦さんもいますね。

口の中が気持ち悪く感じて、吐き気をもよおしてしまうこともあります。

お水や炭酸水など口の中がスッキリする水分をバッグに持っておきましょう。

おなかがすくと気持ちが悪くなる人は、お菓子を持っていると便利。

サッと口に入れられるよう、小さなものを持ち歩きましょう。

めまいや立ちくらみが心配な人の対策法は?

貧血などでめまいや立ちくらみがしやすい妊婦さんは、特に注意が必要。

満員電車内は酸素が薄いですから、クラッとしやすいのです。

対処療法的なものですが、以下のところを気をつけてみてください。

  • 靴をフラットなものに変える
  • 混雑する時間を避ける

めまいや立ちくらみが起きたとき、一番怖いのは転倒してしまうこと。

靴をヒールのないもの、あっても低いものに変えておきましょう。

バランスを崩したときに、姿勢を立てなおしやすくなります。

ただ、ヒールに慣れていて、フラットシューズより歩きやすいといった人もいますよね。

そうした場合は一概にフラットシューズに変えた方が良いとも言い切れません。

ご自身の歩きやすさを第一に、状況に合わせて靴を選びましょう。

また、やはり何よりも有効なのは混雑時を避けること。

できれば、1~2本電車を早めるか遅らせて対応したいですね。

座って通勤できれば、転んでしまう危険性を大きく減らせます。

どうしても満員電車を避けられない場合は、手すりなどで体を支えましょう。

マタニティマークや通勤緩和はぜひ利用して

会社に通勤緩和のフレックス制度がある人は、ぜひ申請してください。

ラッシュアワーを避けて30分~1時間程度、始業の時間をずらすことができます。

こうすることで、通勤電車でも体を休めることが可能に!

心身の負担を、軽くすることにつながります。

通勤緩和制度がない会社にお勤めの場合は、まず上司に相談を。

通勤や退勤の時間について話し合っておきましょう。

医師から発行される「母性健康管理指導事項連絡カード」の利用も視野に入れてみてください。

職場へご自身の体調などをスムーズに伝えることができます。

また、通勤時には「マタニティマーク」を忘れずにつけて。

マタニティマークをつけていると、「席を譲れ」と言っているみたいでつけづらい…。

という妊婦さんもいますが、万一のときにおなかの赤ちゃんのことを伝えられないと大変です。

妊娠を知らせることで、体調不良時に周囲の人に助けてもらいやすくなります。

ときには、社会に頼ることも必要。

おなかの赤ちゃんのことを優先的に考えて、使える制度は積極的に利用しましょう。

通勤中の服装で注意しておきたいこと

妊娠中の通勤では、服装にも気をつけておきたいですね。

  • 体を締めつけない洋服
  • 妊婦さん用の下着
  • 温度調節用の小物や羽織りもの

この3つを用意しておくといいですよ。

あまりタイトな服やキツイ下着は、気分の悪さを促進することにつながります。

できるだけ締めつけの少ないものを選んで着るようにしましょう。

また、ホルモンバランスの影響から体温のコントロールが難しい人は持ち物で対策を。

あたたかいソックスや、カーディガンなどで温度調節をはかってください。

羽織ものは周囲に引っかかってしまうと危ないので、できるだけ短めの丈を選びましょう。

対処方法を知っておけば妊婦さんの通勤はずっと楽に

妊婦さんの通勤では、体調不良やケガに対する対策をしっかりと取る必要があります。

上記でお話したような対処法を取っておくことで、大分楽になりますよ。

精神的にゆとりを持つことにもつながりますから、ぜひ実践してみてください。

おなかの赤ちゃんとご自身の安全のために、苦痛を感じない通勤スタイルを目指したいですね。