お腹に赤ちゃんがやってきた喜びもつかの間。
多くのママさんを悩ませてきた「つわり」。
ほとんどのひとが避けて通ることのできないつわりですが、
「できることならなるべくつらい思いをしたくない!」
ですよね(笑)
そこで今回は、つら~い時期を乗り越えるための、つわり軽減方法をご紹介します。
目次
先輩ママ100人に聞いた!つわりの種類と対策法
ひとくちに「つわり」といえども、その種類は様々。
・吐きづわり
・食べづわり
・においづわり
・眠りづわり
・よだれづわり
このあたりが良く耳にする、ポピュラーなつわりの種類ですね。
これらはひとによって出る症状も違ってきます。
そこで100人の先輩ママさんに協力していただき、どういったつわりの症状があったかアンケートを取りました。
その結果がこちら。
なかでも圧倒的に多かったのが「嘔気・吐きづわり」があったママさんです。
なんとなく吐き気がある程度の方から、日に何度も嘔吐してしまうという方まで症状の程度も様々。
ほぼ同等数の「食べづわり」と「においづわり」はその症状が吐き気や嘔吐と繋がるケースが多く、単体で起こるというよりも吐きづわりと併発している方がほとんどでした。
全体のわずか1パーセントでしたが、「つわりがなかった」というママさんも。
くぅ~っ。うらやましいです!
さて今度は、そんなつわりを乗り越えた先輩ママさんたちのつわり対策法を伺ってみました。
安静に勝る物はなし、といったところでしょうか。
やはり「寝ていた・休んでいた」ママさんが多いですね。
そして次に多かったのが「夫や家族に頼る」でした。
食事の準備や、掃除・洗濯などの家事を旦那さんに変わってもらったり、実家や義実家のご両親に手伝ってもらう、また実家付近に住んでいる方はお家に帰り療養していたようです。
身近に頼れるひとがいると、下がってしまいがちな気持ちもぐっと楽になりますね。
「ただひたすら耐える」といった猛者もいらっしゃいました!
なんという精神力……母は強し、ですね。
つわりの軽減方法9選
先輩ママさんたちも試行錯誤を重ねてきたつわり対策。
つらい時期を乗り越えるためのコツ、つわりの軽減方法を厳選して紹介しちゃいます!
「水分補給はこまめに」
脱水症状を引き起こさないためにももちろんですが、水分によって口の中をすっきりさせることで気持ち悪さがいくらか楽になります。
アルコールは禁止。カフェインやハト麦を含むものを避けた方が良いでしょう。
スポーツドリンクは嘔吐や汗などによって不足した要素も補ってくれるのでおすすめです。
炭酸水やジンジャエールは、吐き気を和らげてくれる飲み物として有名ですね。
糖分のとりすぎに気を付けながら、飲みやすいものをみつけて積極的に水分補給をしましょう。
「食事は少しずつ」
特に妊娠初期は、ホルモンバランスの急激な変化により胃腸の働きが弱っている時期でもあります。
それによっておこる胃のむかつきや胸やけのような不快感、吐き気もつわりの一種です。
食事は、弱っている胃腸に負担をかけないように小分けにすると良いでしょう。
「一日三食」にこだわる必要はありません。
サンドイッチやおにぎりなどを一口サイズに作っておくとより食べやすいですよ。
また、あたたかいものはにおいが立ちますので、冷ましてから食べるのも良いですね。
「すぐに口に入れらるものを常備しておく」
食べづわりのように、空腹感が吐き気を催す場合があります。
寝起きの枕元、出かけのカバンの中などにポンと口に入れられるものを用意しておくと良いでしょう。
特に寝起きの空腹が吐き気を呼ぶというひとも多くいます。
小さく握ったおにぎりや、クッキーなどを枕元に置いておいて、起き抜けにすぐ口にできるようにするのもありです。
また、出先でのつわり対策には小さなおにぎりやサンドイッチなどの空腹予防のほかに、アメやガムなどで口の中の気持ち悪さを緩和できます。
妊娠中は虫歯になりやすいので、アメ・チューイングキャンディなどの食べすぎには注意しましょう。
「食べられるものだけ食べる」
妊娠初期のつわりでは、食事の栄養バランスを心配しすぎる必要はありません。
この時期の赤ちゃんはお母さんのおなかの中にある栄養で育ちますから、つわりで食生活が乱れてしまっても赤ちゃんに影響はありませんよ。
食べられるときに、食べられるものを、食べられるだけ。
を心がけるのが大事です。
ママさん自身が栄養失調になってしまわないよう、食べられるものから栄養を補給するようにしましょう。
「とにかく楽にする」
気持ち悪くなったら我慢せずに吐く。
しんどい時は横になる。
締め付けのあるものを身に着けない。
など、とにかく楽にしてなるべく身をいたわりましょう。
体調が悪くてこれまでやってきたことができなくなることから「なにかしなくては」と気にしてしまいがちですが、無理は禁物ですよ。
体も不安定な時期ですから、できるだけゆったり過ごすよう心掛けましょう。
「ビタミンB6を摂る」
つわりのための薬やサプリメントがないというのが現状のなか、対つわりに最強と言われているのがビタミンB6です。
妊娠悪阻などつわり症状の酷いママさんへ点滴をする際に用いられることもあります。
玄米、ブロッコリー、バナナなどの食品をはじめ、サプリメントからなど効率よく摂取して、つわりの緩和に役立てましょう。
ただし、サプリメントを摂るときにはビタミンAなど妊娠中の過剰摂取が問題となるものが含まれていないかしっかり確認しましょう。
「アロマを使ってつわり軽減」
つわり時期の妊娠初期は、身体に刺激の強いアロママッサージではなく芳香浴をしましょう。
アロマディフューザーやポット、お湯を入れたマグカップにオイルを垂らすなどの方法もあるようですよ。
マスクにオイルを垂らすことで、外出の際のにおい対策にもなります。
レモンやグレープフルーツ、ベルガモットなどの柑橘系の香りは特に気分をすっきりさせてくれると人気です。
子宮収縮を促すなど、妊娠中に好ましくない効果のある香りもありますので、よく吟味したうえで上手に取り入れてみてください。
「ハーブティーで気分転換」
良い香りですっきりさせてくれるハーブティーを利用するのも良いですね。
ホットで飲むことで体を温めてくれるため、冷え対策にもなります。
吐き気を緩和してくれる効果のあるジンジャーや、酸味のあるローズヒップやオレンジピールなどがママさんたちに人気のよう。
妊婦さん専用にブレンドされたハーブティーもありますよ。
店員さんやお医者さんと相談しながら、妊娠中に飲んでよいもの、また自分に合った味と香りのものを選びましょう。
「ツボ押しマッサージ」
つわりの気持ち悪さを緩和するのには、ツボ押しマッサージをするのも効果的です。
ツボの場所を覚えておくと、ふとした時に試せるので良いですよ。
「痛気持ちいい」程度に押すのがコツです。
なかでも有名なツボをご紹介するので、ぜひ試してみてくださいね。
・内関
手首の境目方指を三本置いた場所にあるツボ。
消化器系の不調に効果があり、胃のむかつきや吐き気、食欲不振などを緩和してくれます。
・足の三里
膝の皿から指四本分下、脚の外側にあるツボ。
吐き気や嘔吐に効果があり、吐きたくてもはけない際にここを押すとスムーズに吐けるという説も。
・裏内庭
足指を折り曲げて、人差し指がくっついた場所にある足裏のツボ。
食欲不振、便秘、下痢などに効果があります。
しかし、足裏はツボが多くあり、妊娠初期には胎児に影響を与える可能性のあるツボもあります。
足ツボをマッサージする際には十分注意しましょう。
おわりに
様々なつわり軽減法をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
わたしの場合は、寝る際に「シムスの体勢」をとったり、何か他のことに熱中すると気持ち悪さを忘れていました。
ママさんを悩ませるつら~いつわりを乗り切るため、ぜひ試してみてくださいね!